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爆笑問題・太田、人格形成が行われた5歳の時のエピソードを語る「俺は汚れてる」

2015.09.23 (Wed)
2015年9月22日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週火 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、人格形成が行われたという、5歳の時のエピソードについて語っていた。

しごとのはなし

太田光:僕が5歳くらいの時で、隣のマサ君っていうのが、3歳くらいですね。

田中裕二:うん。

太田光:僕は、マサ君のお姉ちゃんのユリちゃんっていうのが好きだった。僕の1個年上で、頭が良くて、ピアノが上手で。綺麗でね。本当に熟女でした。

田中裕二:熟女じゃねぇだろ。

太田光:僕から見たらね。

田中裕二:その子も、5~6歳なんだろ。

太田光:そうです。それで、よく近所だったから、親同士も仲良いし、家に遊びに行って、親も居間にいて、子供同士は怪獣で遊ぶ、みたいな。

田中裕二:うん。

太田光:マサ君、この子はいい子なんですよ。その子がある日、ウルトラセブンの飛んでる形の手のひらサイズのスゲェカッコイイの持ってるんですよ。

田中裕二:それは珍しいね。

太田光:「あれ?コイツ、何?」って思うわけですよ。僕が5歳くらいで。「いつ、コイツ手に入れたんだ?こんなの、買ってもらったんだ」って思って。俺、スゲェ悔しくって。

田中裕二:ビニール人形?

太田光:ビニール人形ですよ。でも、飛んでる形ですよ。

田中裕二:それを、手で一生懸命飛ばす形にしたって…

太田光:あの形にはならないんですよ。でも、それでこっちは我慢してるわけじゃない、こっちは。

田中裕二:肘曲がっててね(笑)

太田光:それで飛んでます、みたいな。

田中裕二:脚だって、揃わないから。

太田光:立ってる形の脚で飛んでるんだから。それがさ、綺麗なフォルムで飛んでるんですよ。「マサ君、スゲェ」って思って。「マサ君、それどうしたの?」って言ったら、マサ君のお母さんが、「児童公園でね、マサ君、帰ろうって言っても、トンネルから出てこないのよ」って。

田中裕二:うん。

太田光:児童公園には、凄いデッカイ滑り台があって、その中がトンネルになってんの。

田中裕二:うん、あるよね。

太田光:「トンネルから出て来ないのよ、マサ君。『どうしたの?』って言うと、じーっとトンネルの中で立ってるの」って。見たら、そこにそのセブンの人形が落ちてたんだって。

田中裕二:ああ。

太田光:「この子がね、それ欲しいの分かるのよ。だけどね、どうするか迷ってるのよ。だから私は、それは誰かが捨てちゃったもんだから、『もらっちゃいなさい』って」と。

田中裕二:ふふ(笑)捨てたのかな?(笑)

太田光:今から考えればおかしいなって思うんだけどね。誰かが忘れてったのかなって。

田中裕二:捨ててはないよね(笑)

太田光:「『捨てたのだから、もらっちゃいなさい』って言ったら、嬉しそうに持ってきたの、マサ君が」って、息子自慢みたいな感じで。今から考えれば、「お前の言ってることおかしい」って言えるけど。

田中裕二:ふふ(笑)

太田光:その当時は、マサ君、純粋だなって。

田中裕二:普通だったら、何も言わずにパーって持ってきて、「やった、儲かった、儲かった」ってなるはずを。

太田光:うん。俺はその時、「俺だったら…」って考えて。「俺だったら、絶対、誰にも言わずに黙ってかっぱらって、自分のものにして、そのことは誰にも言わないだろうな」って思って。

田中裕二:うん。

太田光:その当時、5歳ですよ。その時に、「俺は汚れてる」って思って。

田中裕二:はっはっはっ(笑)凄いな(笑)

太田光:俺、そっから眠れなくなったんだから。そこからですよ、俺の苦悩が始まったのが。

田中裕二:ええ?

太田光:汚れてしまった悲しみに、今日も小雪が降り積もる。

田中裕二:なんですか(笑)

太田光:その時、「俺は汚れてる」って思った。

田中裕二:ああ、そう。

太田光:俺はなんて汚れてしまったんだった。ウチのおふくろはよく言ったんですよ。俺がワガママ言う時に、「光はホント小さい時は可愛かったのに、憎らしくなって」って。

田中裕二:みんなそうなるからね。

太田光:俺は、本当にそのとおりなんだって思ったよ。それは、未だに覚えてますよ。あのショック。

田中裕二:ああ。

太田光:今、考えれば、マサ君の方がおかしい。

田中裕二:いや、マサ君のお母さんね。マサ君は良いよ。

太田光:おかしいと思うけど。おそらく、忘れてっただけだからね。

田中裕二:お母さんとしては、欲しいんだけど、拾って良いものかどうか迷ってるマサ君が可愛くて、もうその感動があったから、「それなら貰って良いのよ。あなた、良い子だから。迷ったってことでご褒美よ」って。

太田光:マサ君は今頃、大泥棒になってるから(笑)

田中裕二:なってねぇよ(笑)

太田光:でも、俺はそこで改心したから。「そういう自分を消さなきゃいけない」って思って。

田中裕二:思ったの?(笑)

太田光:自分は、魂が汚れてるって思って。

田中裕二:それで改心したの?しなかったでしょ?結局。

太田光:いや、結局、その時に思ったのは「俺はもともと綺麗な人間じゃないんだから、綺麗な行動をするように、頭で考えてやらなきゃいけないな」って思って。

田中裕二:スゲェなお前。そんな子供いる?(笑)小学校行く前に、そんなこと思うの?

太田光:そうだよ。だから、「世の中には2通りの人間がいて。もともと、魂の綺麗な人と、汚れた人間がいる」って。未だに思ってるの。

田中裕二:思うんだ?

太田光:思ってるの。俺は、一番汚い人間だから。「こういう場合は、こういう行動をとる」ってことを常に意識しておかないと、汚れてしまうっていう。だから、反射的な行動はヤバイって思ってるから、常に意識をするようにしてるっていう。

田中裕二:意識をして、発言して怒られたり、人を傷つけてまた落ち込んだりみたいなことがあるわけでしょ?

太田光:そうしないと、自分はどんどん汚い人間、ウジ虫っていうか…ウジ虫には申し訳ないよ。俺の方が汚いからね。

田中裕二:ふふ(笑)

太田光:太田ムシ。おしりかじり虫ですよ。

田中裕二:懐かしいな(笑)でも、スゲェな。5歳くらいでね。

太田光:その時ですよ。僕の人格形成が行われたのが。

田中裕二:その時だね。その事件がきっかけだったんだね。

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タグ : 爆笑問題,太田光,田中裕二,

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