ビートたけし、高校球児だった石橋貴明と神宮球場で偶然居合わせていた「漫才に行き詰まり、仕事をサボって…」
2015.07.22 (Wed)
2015年7月21日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週火 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の田中裕二が、78年にビートたけしが漫才に行き詰まりを感じて、偶然観に行った神宮球場での高校野球で、とんねるず・石橋貴明と居合わせていたと語っていた。

田中裕二:この間、たけしさんの記事が、スポーツ新聞に載ってて。たけしさんが今度、高校野球の100年記念特番みたいなのをやるって記事が載ってたんですよ。
太田光:うん。
田中裕二:それが、ABC、朝日放送が放送するってことになってて。それにたけしさんが、特番をやるって記事で。そこに内容が書いてて。面白そうだなって思ったから、たけしさんにあった時に、その話をして。
太田光:うん。
田中裕二:「今度、高校野球の特番やるんですね?」「ああ、そうなんだよ」って。そこで、凄い話があってね。それは、新聞にも書いてあったから、言って良いと思うんだけど…オンエアはまだ8月なんで、ちょっと先なんだけど。
太田光:うん。
田中裕二:たけしさんが、歴代の気になる高校球児について話をしてて。3人くらい挙げてるんですよ。
太田光:江川?
田中裕二:江川とか、清原とか、そういう人じゃないんですよ。言ってみれば、あまり知らない人。
太田光:ああ、たけしさんは詳しいだろうしなぁ。
田中裕二:それで、たけしさんが1人挙げてる人でね、早実の1年生で、王貞治2世って言われた選手がいるんですって。
太田光:いつ?
田中裕二:1978年。
太田光:78年か…
田中裕二:俺らが中1とかで。
太田光:え?早実?荒木大輔…
田中裕二:荒木は、80年の時の1年生。だから、荒木の2個上くらい。荒木はまだ入学する前ですよ。
太田光:ああ。
田中裕二:王2世って言われた、阿部(淳一)選手をたけしさんは挙げていて。その人はなんで挙げたかっていうと、東京の神宮球場で行われた地方予選(東東京大会決勝)で。
太田光:地方予選か。
田中裕二:当時、まだ漫才ブーム前夜ですよ。これから漫才ブームがくるって時で。
太田光:そうだね、78年って言ったらね。
田中裕二:80年が漫才ブームですから。
太田光:直前だね。
田中裕二:だから、まだ全然世の中の人は、ビートたけしも知らない、ツービートもそんなに知らない。
太田光:B&Bも知らない。
田中裕二:そう。その時に、たけしさんはすでに30歳頃で、漫才に行き詰まってたんだって。
太田光:ああ。
田中裕二:漫才ブームの前にね。もう、イヤになっちゃったんだって。
太田光:うん。
田中裕二:イヤになって、仕事をサボって神宮球場に行って。そこでちょうど、高校野球の地区大会をやってて、決勝だったんだって。それでフラっと野球でも観ようって思って。
太田光:うん。
田中裕二:そしたら、その試合で、早実だとか帝京のどっちを応援するとかはなかったんだけどね。それをたけしさんが観てたら、途中で1年生の代打が出てきて。
太田光:代打・阿部?
田中裕二:そう。それが阿部選手で。出てきて、3ランホームランを打ったんだって。その打球が凄いんだって。弾丸ライナーみたいで。それをたけしさんが観てビックリして、「これは凄い選手が現れた」と。
太田光:うん。
田中裕二:その試合は負けちゃったのかも知れなくて、甲子園は行けなかったのかも知れないけど、「来年、再来年はとんでもないことになるな」って思ってて、「そういえば…」って思って、次の年に観たら、早実にその選手の名前がなくて。
太田光:うん。
田中裕二:それで、何年か後にまた思いだして、「どうしたんだ?阿部って凄い選手がいたろ」って言ったら、高1の冬に、交通事故で亡くなってるんだよ。
太田光:ええっ?!
田中裕二:王貞治2世って言われてた選手が、亡くなってるんだよ。それで凄いガッカリして。そんな話を何かの時にしたら、その試合に、同じ球場に帝京側の応援席にいた人がいるんですよ。
太田光:ちょっと待って…
田中裕二:1978年。帝京の応援席で応援していた少年がいるんですよ。
太田光:石橋貴明?
田中裕二:石橋貴明なんだよ。凄くない?なんかもう、ワクワクするんだよね。
太田光:ああ、そう。在校生で?
田中裕二:在校生で。野球部で、先輩が戦ってるのを応援してて。貴明さんは、提供側で応援してたんだよね。タカさんは、2年だったと思うけど。だから、タカさんも絶対に覚えてると思うんだよ、早実の阿部選手。
太田光:ああ、そう。それはなんで分かったわけ?
田中裕二:それは、たけしさんが後にそんな話をしてたら、貴明さんが「俺も知ってます」ってなったんじゃないかな。
太田光:へぇ。
田中裕二:「貴明、あの試合にいたんだよ」って。だから、その時の神宮には、たけしさんと貴明さんが、全然立場が違うんだけどさ、いたわけよ。
太田光:たけしさんは、そのホームランを見て、「オイラも、もう一回頑張ろう」って?
田中裕二:それは分からないけどね。
太田光:野球って、そういうことがあるね。
【関連記事】
爆笑問題・太田、ビートたけしが衰えを感じて漫才を辞めたことに言及「俺はビートたけしの行かない道を行く」
ビートたけし、映画監督となるきっかけとなった一言「俺だったら同じスケジュールで、1本くらい映画撮れる」
爆笑問題・太田、ビートたけしも輩出した浅草の演芸に関する高田文夫の意見に驚き「とっくに途絶えてた」

田中裕二:この間、たけしさんの記事が、スポーツ新聞に載ってて。たけしさんが今度、高校野球の100年記念特番みたいなのをやるって記事が載ってたんですよ。
太田光:うん。
田中裕二:それが、ABC、朝日放送が放送するってことになってて。それにたけしさんが、特番をやるって記事で。そこに内容が書いてて。面白そうだなって思ったから、たけしさんにあった時に、その話をして。
太田光:うん。
田中裕二:「今度、高校野球の特番やるんですね?」「ああ、そうなんだよ」って。そこで、凄い話があってね。それは、新聞にも書いてあったから、言って良いと思うんだけど…オンエアはまだ8月なんで、ちょっと先なんだけど。
太田光:うん。
田中裕二:たけしさんが、歴代の気になる高校球児について話をしてて。3人くらい挙げてるんですよ。
太田光:江川?
田中裕二:江川とか、清原とか、そういう人じゃないんですよ。言ってみれば、あまり知らない人。
太田光:ああ、たけしさんは詳しいだろうしなぁ。
田中裕二:それで、たけしさんが1人挙げてる人でね、早実の1年生で、王貞治2世って言われた選手がいるんですって。
太田光:いつ?
田中裕二:1978年。
太田光:78年か…
田中裕二:俺らが中1とかで。
太田光:え?早実?荒木大輔…
田中裕二:荒木は、80年の時の1年生。だから、荒木の2個上くらい。荒木はまだ入学する前ですよ。
太田光:ああ。
田中裕二:王2世って言われた、阿部(淳一)選手をたけしさんは挙げていて。その人はなんで挙げたかっていうと、東京の神宮球場で行われた地方予選(東東京大会決勝)で。
太田光:地方予選か。
田中裕二:当時、まだ漫才ブーム前夜ですよ。これから漫才ブームがくるって時で。
太田光:そうだね、78年って言ったらね。
田中裕二:80年が漫才ブームですから。
太田光:直前だね。
田中裕二:だから、まだ全然世の中の人は、ビートたけしも知らない、ツービートもそんなに知らない。
太田光:B&Bも知らない。
田中裕二:そう。その時に、たけしさんはすでに30歳頃で、漫才に行き詰まってたんだって。
太田光:ああ。
田中裕二:漫才ブームの前にね。もう、イヤになっちゃったんだって。
太田光:うん。
田中裕二:イヤになって、仕事をサボって神宮球場に行って。そこでちょうど、高校野球の地区大会をやってて、決勝だったんだって。それでフラっと野球でも観ようって思って。
太田光:うん。
田中裕二:そしたら、その試合で、早実だとか帝京のどっちを応援するとかはなかったんだけどね。それをたけしさんが観てたら、途中で1年生の代打が出てきて。
太田光:代打・阿部?
田中裕二:そう。それが阿部選手で。出てきて、3ランホームランを打ったんだって。その打球が凄いんだって。弾丸ライナーみたいで。それをたけしさんが観てビックリして、「これは凄い選手が現れた」と。
太田光:うん。
田中裕二:その試合は負けちゃったのかも知れなくて、甲子園は行けなかったのかも知れないけど、「来年、再来年はとんでもないことになるな」って思ってて、「そういえば…」って思って、次の年に観たら、早実にその選手の名前がなくて。
太田光:うん。
田中裕二:それで、何年か後にまた思いだして、「どうしたんだ?阿部って凄い選手がいたろ」って言ったら、高1の冬に、交通事故で亡くなってるんだよ。
太田光:ええっ?!
田中裕二:王貞治2世って言われてた選手が、亡くなってるんだよ。それで凄いガッカリして。そんな話を何かの時にしたら、その試合に、同じ球場に帝京側の応援席にいた人がいるんですよ。
太田光:ちょっと待って…
田中裕二:1978年。帝京の応援席で応援していた少年がいるんですよ。
太田光:石橋貴明?
田中裕二:石橋貴明なんだよ。凄くない?なんかもう、ワクワクするんだよね。
太田光:ああ、そう。在校生で?
田中裕二:在校生で。野球部で、先輩が戦ってるのを応援してて。貴明さんは、提供側で応援してたんだよね。タカさんは、2年だったと思うけど。だから、タカさんも絶対に覚えてると思うんだよ、早実の阿部選手。
太田光:ああ、そう。それはなんで分かったわけ?
田中裕二:それは、たけしさんが後にそんな話をしてたら、貴明さんが「俺も知ってます」ってなったんじゃないかな。
太田光:へぇ。
田中裕二:「貴明、あの試合にいたんだよ」って。だから、その時の神宮には、たけしさんと貴明さんが、全然立場が違うんだけどさ、いたわけよ。
太田光:たけしさんは、そのホームランを見て、「オイラも、もう一回頑張ろう」って?
田中裕二:それは分からないけどね。
太田光:野球って、そういうことがあるね。
【関連記事】
爆笑問題・太田、ビートたけしが衰えを感じて漫才を辞めたことに言及「俺はビートたけしの行かない道を行く」
ビートたけし、映画監督となるきっかけとなった一言「俺だったら同じスケジュールで、1本くらい映画撮れる」
爆笑問題・太田、ビートたけしも輩出した浅草の演芸に関する高田文夫の意見に驚き「とっくに途絶えてた」
同番組の過去記事
| トップページへ |