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あだち充『タッチ』で、和也の突然の死に編集長が反対したため編集者がとった方法「原稿を置いて、2日間行方不明に」
2015.07.20 (Mon)
2015年7月19日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題の日曜サンデー』(毎週日 13:00-17:00)にて、少年漫画誌の特集が行われ、その中で、週刊少年サンデー編集長である市原武法が、あだち充『タッチ』で上杉和也が突如交通事故で死亡するストーリーに関して、当時の編集長が反対したため、あだち充の担当の編集者がとった方法について明かしていた。
タッチ もうひとつのラストシーン


太田光:あだち充先生の作品とかにも、口出しするの?
週刊少年サンデー編集長・市原武法:本当に、作家さんのタイプにもよるので、色々な方がいらっしゃるんですけど。
太田光:ああ。
市原武法:あだち先生は、ストーリーに興味がないので。
太田光:ああ、そう(笑)
市原武法:セリフとか、演出とかであったりは、編集者ごときが手を出すものではないので。
太田光:ああ。
市原武法:あだち先生のネームって、設計図があるんですけど。ネームが上がってから口出しするなんてことはありえないので、その前が勝負ですね。
田中裕二:その前ですか。
太田光:どんだけ打ち合わせで詰めれるかっていう。
市原武法:そうです。そこでの一言です。話し合うのが嫌いなので、あだち先生は。
田中裕二:ああ。
太田光:なんか、出てこない感じするもんね、あだち先生ってね。
田中裕二:たまに母校が甲子園に行くと、応援席にいるときがあるんですけど。
市原武法:そうです(笑)…本当に、一言だけです。一言で勝負が決しますね。
田中裕二:それこそ、『タッチ』で言ったら、連載をやってて、俺もそのかっちゃん(上杉和也)が死ぬっていうの、マンガの歴史の中でも最大の一つでしょ。
太田光:あだち先生のあの雰囲気のマンガで、あれはないよな。『あしたのジョー』で死ぬとかなら分かるけど。
田中裕二:力石が死ぬのとかはまだ分かるけど。それでもショックだったんだけど。かっちゃんが死ぬっていうのは、もうあり得なかったわけ。その前のあだち充さんのマンガも読んでるし。全体的に、ラブコメ的で面白かったり、楽しかったりすることが多いから。
太田光:古代進が死ぬなら分かるんだよ。
田中裕二:生きるか死ぬかやってるからね。でも、あの時、いわゆる担当の人とあだち先生は、どういう感じだったんですか?
市原武法:アレは、僕の恩師が担当してたんですけど。実はアレは、『タッチ』が始まる前から決まっていたんですね。
太田光:ああ、そうなの?
市原武法:当時の編集長は知らなくて。亡くなる前回の引きのところで、「亡くなってるんじゃないのか」って引きなんですけどね。
太田光:うん。
市原武法:編集長から、「まさかこれ、死んでるんじゃねぇだろうな?」と。
田中裕二:はっはっはっ(笑)編集長、全く知らなくて、俺らと一緒だったんだ(笑)
太田光:俺らと同じ目線で(笑)
田中裕二:医者が言うのよ、「お気の毒でした」って(笑)
太田光:「また、あだち先生のことだから」って思ったよな(笑)
田中裕二:なんかの誤解とか、イヌがどうとかって話になるのかなってね(笑)
市原武法:なので、編集長が「もし死んでるんだったら、載せねぇからな」って言われてて。なので、「死んでるわけないじゃないですか」と編集者は言って、それであだち先生の原稿が上がって、校了紙っていって、編集者がチェックする紙があるんですけど、それを編集長の机の上に置いて、2日間いなくなったらしいです(笑)
太田光:はっはっはっ(笑)
市原武法:直せないように(笑)
太田光:編集長も「死んでんじゃねぇかよ!」って(笑)
田中裕二:そんなことあったんだ、聞いて良かった(笑)
太田光:凄いねぇ(笑)
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太田光:ああ。
市原武法:あだち先生は、ストーリーに興味がないので。
太田光:ああ、そう(笑)
市原武法:セリフとか、演出とかであったりは、編集者ごときが手を出すものではないので。
太田光:ああ。
市原武法:あだち先生のネームって、設計図があるんですけど。ネームが上がってから口出しするなんてことはありえないので、その前が勝負ですね。
田中裕二:その前ですか。
太田光:どんだけ打ち合わせで詰めれるかっていう。
市原武法:そうです。そこでの一言です。話し合うのが嫌いなので、あだち先生は。
田中裕二:ああ。
太田光:なんか、出てこない感じするもんね、あだち先生ってね。
田中裕二:たまに母校が甲子園に行くと、応援席にいるときがあるんですけど。
市原武法:そうです(笑)…本当に、一言だけです。一言で勝負が決しますね。
田中裕二:それこそ、『タッチ』で言ったら、連載をやってて、俺もそのかっちゃん(上杉和也)が死ぬっていうの、マンガの歴史の中でも最大の一つでしょ。
太田光:あだち先生のあの雰囲気のマンガで、あれはないよな。『あしたのジョー』で死ぬとかなら分かるけど。
田中裕二:力石が死ぬのとかはまだ分かるけど。それでもショックだったんだけど。かっちゃんが死ぬっていうのは、もうあり得なかったわけ。その前のあだち充さんのマンガも読んでるし。全体的に、ラブコメ的で面白かったり、楽しかったりすることが多いから。
太田光:古代進が死ぬなら分かるんだよ。
田中裕二:生きるか死ぬかやってるからね。でも、あの時、いわゆる担当の人とあだち先生は、どういう感じだったんですか?
市原武法:アレは、僕の恩師が担当してたんですけど。実はアレは、『タッチ』が始まる前から決まっていたんですね。
太田光:ああ、そうなの?
市原武法:当時の編集長は知らなくて。亡くなる前回の引きのところで、「亡くなってるんじゃないのか」って引きなんですけどね。
太田光:うん。
市原武法:編集長から、「まさかこれ、死んでるんじゃねぇだろうな?」と。
田中裕二:はっはっはっ(笑)編集長、全く知らなくて、俺らと一緒だったんだ(笑)
太田光:俺らと同じ目線で(笑)
田中裕二:医者が言うのよ、「お気の毒でした」って(笑)
太田光:「また、あだち先生のことだから」って思ったよな(笑)
田中裕二:なんかの誤解とか、イヌがどうとかって話になるのかなってね(笑)
市原武法:なので、編集長が「もし死んでるんだったら、載せねぇからな」って言われてて。なので、「死んでるわけないじゃないですか」と編集者は言って、それであだち先生の原稿が上がって、校了紙っていって、編集者がチェックする紙があるんですけど、それを編集長の机の上に置いて、2日間いなくなったらしいです(笑)
太田光:はっはっはっ(笑)
市原武法:直せないように(笑)
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