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爆笑問題・太田 「事業仕分けへの批判に対する疑問」
2009.11.30 (Mon)
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この批判に対して、爆笑問題・太田光は疑問を呈していた。「ノーベル賞の受賞者が、大挙して『知的財産だから…(予算を削るべきではない)』って言うのは、俺はどうかと思う。ああいう人たちは、『金が無ければ何もできないのか?それでノーベル賞か?』って思っちゃうのよ」
「蓮舫がさ、『スーパーコンピューターが2位じゃダメですか?』って言ったことに対してさ、都知事やなんかが『1位じゃないきゃダメなんだ』ってやたらに言ってた。だけど、そんなことないよな。金が無いんだから、そんなの2位だろうが3位だろうが、それで『(何とか)絞ろう』っていうのが事業仕分けなんだよ」
「ましてや、ノーベル賞受賞者たちが、ああして圧力を掛けて首相にまで直談判しに行くのはね…鳩山も鳩山で、ああしてブレを見せてしまっていた。科学者として、あれはやるべきではないと思う」さらに、以下のように太田は語っていた。
「費用対効果っていうのは、そもそも科学的なことだろう。それを削っていこうっていうのは、科学的なことなんじゃないの?それに、科学者たちは目に見えないことを数値化していくっていうのが基本なんじゃないだろうか。逆に言えば、そうした漠然としたものを否定する立場にいるんじゃないか」
「そういうことを考えるとね、今回の仕分け作業は科学的な研究と繋がっている部分はある(漠然としたものを数値化、理論・体系化する、という点で)。それを分かるべきではないか、と思う。それにね、"知的財産"っていうのなら、それは頭の中でのことであって、金じゃないよ」
「たしかにね、映画でたとえれば、金をかけた方が良い映画ができるっていうのは分かるよ。ハリウッドなんか、その最たる例じゃないですか。でもね、そうじゃないよ。予算がない中でも、見事に作られた映画っていっぱいある」
「それをね、科学者たちが『金がなければ良い研究はできない(映画の例では、良い映画は撮れない)』ってしちゃったらね、この国は終わってしまうよ。夢も何にもなくなってしまうよ。ノーベル賞受賞者たちが、そんなことを言い出してしまったらダメだよ」
「スーパーコンピューター開発の金の使い方って、尋常じゃないワケですからね。そこで『歴史の法廷に立つことができるか』なんて言うヤツもいたけど、そいつこそ歴史の法廷に立つべきだよ(逼迫した財政の中で、対費用効果の少ない研究に税金をつぎ込むことは、果たして正しいことか、という意味か)」と語っていた。
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