博多大吉、中学時代のアダ名「捕虜」が付けられたきっかけ「バスケシューズをくれた先輩」
2015.05.04 (Mon)
2015年4月29日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『たまむすび』(毎週月-金 13:00-15:30)にて、お笑いコンビ・博多華丸・大吉の博多大吉が、テレビ朝日系の番組『アメトーーク』で、中学時代イケてない芸人として出演した際、アダ名を「捕虜」と付けられたと披露したが、そのアダ名が付けられるきっかけとなったエピソードについて語っていた。
わたしと野菜のおいしい関係―知って、作って、食べて

赤江珠緒:先生の幼少の頃の不憫なお話は、凄くファンが多いと。
博多大吉:赤江さん以外。
赤江珠緒:いやいや(笑)もうこの話をぜひ、先生一つ。
博多大吉:本当ですか?…もう、ラジオで話していると思いますけど。僕、中学の時に、バスケ部に入ったんですよ。強豪のバスケ部で、3年間ずっと補欠で、水汲みだったんですよ。その時についたあだ名が、「捕虜」という話は『アメトーーク』でやらせてもらったんですけど。
赤江珠緒:はい。
博多大吉:「なんで辞めなかったの?」という話があって。実は、1個上のバスケ部のキャプテンから、僕シューズをもらったんですよ。
赤江珠緒:ほう。
博多大吉:1年生がワーと入って、100人単位で入って。練習がきつくて。
赤江珠緒:100人?結構、強豪チームだったんですね。
博多大吉:そうそう。ベビーブームで人数が多かったから、いっぱい入って。わざと練習を厳しくするんですよ。
赤江珠緒:うんうん。
博多大吉:そこからどんどん減らしていって、最後まで残ったのが8人くらいだったんですかね。
赤江珠緒:減りましたね。
博多大吉:その中の8人に、僕一人残ったんですよ。
赤江珠緒:よく残りましたね、先生。
博多大吉:なんで残ったかというと、早い段階で1個上の、後にキャプテンとなる人から、「シューズをあげる」と言われたんですよ。
赤江珠緒:なんで?「俺の後継者だ」みたいな感じで?
博多大吉:見た目はそうじゃないですか。
赤江珠緒:それか、ものすごい何かが不憫な感じがして(笑)
博多大吉:体育館シューズを、必ず買わされるでしょ。でも、体育館シューズだけでは戦えない時が来るんですよ。
赤江珠緒:そうですね。キュッと止まらないといけないとか、バスケは激しいですからね。
博多大吉:バスケットのシューズを買わないといけないんですけど、当時、田舎でまたABCマートとかそういう安い靴流通センターとかもない時代だったので、バスケットのシューズは、顧問の先生を通してメーカーさんから取り寄せるスタイルで。
赤江珠緒:ああ。
博多大吉:今考えたら、あれで顧問の先生、マージンを抜いているんじゃないかなと思うような(笑)
赤江珠緒:人聞きの悪いことを(笑)
博多大吉:最低、安くても1万円くらいしたんですよ。
赤江珠緒:そうやって部活全体で買ったりしていましたね。
博多大吉:それで家に帰って、「ウチには、Tシャツとか、バスケットソックスとか、ましてやシューズなんか買うお金はないよ」と親から言われていて。それで、辞めるヤツがどんどん出て来て。みんな辞めていく時に、その人に訊かれたんですよ。「お前、辞めるのか?」と。
赤江珠緒:はい。
博多大吉:「多分、僕、辞めます。なぜならシャツとかシューズが買えないから」と。「親からのストップがかかっているので」みたいなことを僕は言ったと思うんですよ。
赤江珠緒:理由としては、それを言えばスムーズに辞めようと思えば辞められるという。
博多大吉:それで、本当に練習もきつかったし、もう辞めて良いやと思ったんですけど。それを聞いた先輩が、「そんなこと言うな」と。「俺のシューズ、どうせ買い換えるから、お前にあげるよ」と、僕もらったんですよ。
赤江珠緒:ああ。すごく良い話ですよ。
博多大吉:その人は、後のキャプテンですから、練習熱心で、裕福な家庭の人だったのじゃないかな、今思えば。
赤江珠緒:うん。
博多大吉:シューズをコロコロ買い換えている人で。もらったシューズで、僕3年間を過ごすという、またミラクルも起こすんですけど。
赤江珠緒:はい。
博多大吉:補欠だから、そんなに動く用事がないから。
赤江珠緒:ははは(笑)凄い良い話ですね。代々受け継いでいく物もあるという中で。でも、かたやキャプテンで、かたや捕虜と呼ばれているという(笑)
博多大吉:イチローさんが、「バットやグローブ、ボール。そういうものに愛情を注がない選手は、一流のプレーヤーにはならない」という言葉は、おっしゃる通りだと思いますけど、注いだってならない時はならないのだというのを、まず新入部員には伝えたいです。
赤江珠緒:なるほど。
博多大吉:これ、結構良いエピソードでしょ?
赤江珠緒:うん。
博多大吉:このエピソード、ずっと喋りたかったんですけど、大したオチも正直ないし、長くもなるから、あまりどこでも言わなかったんですけど。僕の2個上のバスケ部のキャプテンが、我が町の市長になって。
赤江珠緒:はい。
博多大吉:その市長が、そのバスケットシューズをくれた先輩を呼び寄せたんですよ。というのも、その先輩は卒業後、すぐに公務員をやっていて。ずっと行政に携わっていた人で、隣町の。
赤江珠緒:はい。
博多大吉:その人をサポート役として、地元に呼び寄せて。そこで僕、何十年ぶりかに再会したんですよ。
赤江珠緒:へぇ。
博多大吉:その時に、「今の自分があるのは先輩達のおかげです。なぜなら僕は『アメトーーク』という番組で、中学のあだ名が捕虜とか焼却炉の魔術師とか。こういう言葉で世に僕は出られたという自負があるので」と。
赤江珠緒:ええ。
博多大吉:「何でこの言葉生まれたかというと、古賀中学校のバスケットボール部に所属していたから。なんで所属できたかというと、あの時、先輩が僕にシューズをくれたからです」と。
赤江珠緒:世話を焼いてくれたからだと。
博多大吉:そしたら、その先輩は「え?そんなことあった?」と。
赤江珠緒:ええっ!?
博多大吉:覚えていなかったです。
赤江珠緒:角度変わると、思い出は違うのかな、比重が変わってくるのかな。
博多大吉:立場によって、見えている景色は本当に違うのだな、と。
赤江珠緒:違うんだね(笑)
博多大吉:キャプテンが見ている景色と、補欠が見ている景色は。多分、カラーと白黒くらい違うんじゃないかな(笑)
赤江珠緒:ふふ(笑)先生k,良いエピソードをありがとうございます。
博多大吉:いやいや、とんでもない。
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博多大吉:赤江さん以外。
赤江珠緒:いやいや(笑)もうこの話をぜひ、先生一つ。
博多大吉:本当ですか?…もう、ラジオで話していると思いますけど。僕、中学の時に、バスケ部に入ったんですよ。強豪のバスケ部で、3年間ずっと補欠で、水汲みだったんですよ。その時についたあだ名が、「捕虜」という話は『アメトーーク』でやらせてもらったんですけど。
赤江珠緒:はい。
博多大吉:「なんで辞めなかったの?」という話があって。実は、1個上のバスケ部のキャプテンから、僕シューズをもらったんですよ。
赤江珠緒:ほう。
博多大吉:1年生がワーと入って、100人単位で入って。練習がきつくて。
赤江珠緒:100人?結構、強豪チームだったんですね。
博多大吉:そうそう。ベビーブームで人数が多かったから、いっぱい入って。わざと練習を厳しくするんですよ。
赤江珠緒:うんうん。
博多大吉:そこからどんどん減らしていって、最後まで残ったのが8人くらいだったんですかね。
赤江珠緒:減りましたね。
博多大吉:その中の8人に、僕一人残ったんですよ。
赤江珠緒:よく残りましたね、先生。
博多大吉:なんで残ったかというと、早い段階で1個上の、後にキャプテンとなる人から、「シューズをあげる」と言われたんですよ。
赤江珠緒:なんで?「俺の後継者だ」みたいな感じで?
博多大吉:見た目はそうじゃないですか。
赤江珠緒:それか、ものすごい何かが不憫な感じがして(笑)
博多大吉:体育館シューズを、必ず買わされるでしょ。でも、体育館シューズだけでは戦えない時が来るんですよ。
赤江珠緒:そうですね。キュッと止まらないといけないとか、バスケは激しいですからね。
博多大吉:バスケットのシューズを買わないといけないんですけど、当時、田舎でまたABCマートとかそういう安い靴流通センターとかもない時代だったので、バスケットのシューズは、顧問の先生を通してメーカーさんから取り寄せるスタイルで。
赤江珠緒:ああ。
博多大吉:今考えたら、あれで顧問の先生、マージンを抜いているんじゃないかなと思うような(笑)
赤江珠緒:人聞きの悪いことを(笑)
博多大吉:最低、安くても1万円くらいしたんですよ。
赤江珠緒:そうやって部活全体で買ったりしていましたね。
博多大吉:それで家に帰って、「ウチには、Tシャツとか、バスケットソックスとか、ましてやシューズなんか買うお金はないよ」と親から言われていて。それで、辞めるヤツがどんどん出て来て。みんな辞めていく時に、その人に訊かれたんですよ。「お前、辞めるのか?」と。
赤江珠緒:はい。
博多大吉:「多分、僕、辞めます。なぜならシャツとかシューズが買えないから」と。「親からのストップがかかっているので」みたいなことを僕は言ったと思うんですよ。
赤江珠緒:理由としては、それを言えばスムーズに辞めようと思えば辞められるという。
博多大吉:それで、本当に練習もきつかったし、もう辞めて良いやと思ったんですけど。それを聞いた先輩が、「そんなこと言うな」と。「俺のシューズ、どうせ買い換えるから、お前にあげるよ」と、僕もらったんですよ。
赤江珠緒:ああ。すごく良い話ですよ。
博多大吉:その人は、後のキャプテンですから、練習熱心で、裕福な家庭の人だったのじゃないかな、今思えば。
赤江珠緒:うん。
博多大吉:シューズをコロコロ買い換えている人で。もらったシューズで、僕3年間を過ごすという、またミラクルも起こすんですけど。
赤江珠緒:はい。
博多大吉:補欠だから、そんなに動く用事がないから。
赤江珠緒:ははは(笑)凄い良い話ですね。代々受け継いでいく物もあるという中で。でも、かたやキャプテンで、かたや捕虜と呼ばれているという(笑)
博多大吉:イチローさんが、「バットやグローブ、ボール。そういうものに愛情を注がない選手は、一流のプレーヤーにはならない」という言葉は、おっしゃる通りだと思いますけど、注いだってならない時はならないのだというのを、まず新入部員には伝えたいです。
赤江珠緒:なるほど。
博多大吉:これ、結構良いエピソードでしょ?
赤江珠緒:うん。
博多大吉:このエピソード、ずっと喋りたかったんですけど、大したオチも正直ないし、長くもなるから、あまりどこでも言わなかったんですけど。僕の2個上のバスケ部のキャプテンが、我が町の市長になって。
赤江珠緒:はい。
博多大吉:その市長が、そのバスケットシューズをくれた先輩を呼び寄せたんですよ。というのも、その先輩は卒業後、すぐに公務員をやっていて。ずっと行政に携わっていた人で、隣町の。
赤江珠緒:はい。
博多大吉:その人をサポート役として、地元に呼び寄せて。そこで僕、何十年ぶりかに再会したんですよ。
赤江珠緒:へぇ。
博多大吉:その時に、「今の自分があるのは先輩達のおかげです。なぜなら僕は『アメトーーク』という番組で、中学のあだ名が捕虜とか焼却炉の魔術師とか。こういう言葉で世に僕は出られたという自負があるので」と。
赤江珠緒:ええ。
博多大吉:「何でこの言葉生まれたかというと、古賀中学校のバスケットボール部に所属していたから。なんで所属できたかというと、あの時、先輩が僕にシューズをくれたからです」と。
赤江珠緒:世話を焼いてくれたからだと。
博多大吉:そしたら、その先輩は「え?そんなことあった?」と。
赤江珠緒:ええっ!?
博多大吉:覚えていなかったです。
赤江珠緒:角度変わると、思い出は違うのかな、比重が変わってくるのかな。
博多大吉:立場によって、見えている景色は本当に違うのだな、と。
赤江珠緒:違うんだね(笑)
博多大吉:キャプテンが見ている景色と、補欠が見ている景色は。多分、カラーと白黒くらい違うんじゃないかな(笑)
赤江珠緒:ふふ(笑)先生k,良いエピソードをありがとうございます。
博多大吉:いやいや、とんでもない。
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