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ビートたけし、各テレビ局にいるという「たけし番」の存在「端折り過ぎた指示を翻訳する役目」

2015.04.11 (Sat)
2015年4月10日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『たまむすび』(毎週月-金 13:00-15:30)にて、オフィス北野代表取締役社長・森昌行が出演し、各テレビ局にいるという「たけし番」と呼ばれる役目の人々について語っていた。

〈COLEZO!〉Singin’LoudII

玉袋筋太郎:殿は、テレビのバラエティの王様だけど、映画の現場にきたら、殿だって、新参者ですから。

森昌行:いや(笑)

玉袋筋太郎:当時、森さんと一緒に現場にいるじゃないですか。殿が映画制作側と、何かありました?「協力してくれねぇんだよな」みたいな。

森昌行:たけしさんが仰ってること、イメージも含めてですけど、たけしさんって、端折るじゃないですか。テレビの打ち合わせでも。

玉袋筋太郎:はい、はい(笑)

森昌行:ほとんど指示代名詞で終わっちゃったりする。

玉袋筋太郎:ふふ(笑)

小林悠:どういうことですか?(笑)

森昌行:だから、各局に「たけし番」と呼ばれるような方々がいらっしゃるんだけど。

小林悠:へぇ。

森昌行:極端に言うと、「あれよぉ…こうだから、ああしといてくんねぇか」って。それで、「はい、わかりました」というような会話。

小林悠:凄い(笑)

森昌行:だから、そういう意味で言うと、私は付いてはいるんですけど、あとから「たけしさんが言った意味は、こういう意味だと思いますよ」って通訳しながら(笑)

玉袋筋太郎:はっはっはっ(笑)

森昌行:たけしさん自身も、意思の疎通が図れないことについては、苛立ちはありました。映画の専門用語も、当時、使ってなくて。今でこそ、クレーンアップだのドリーだのって、映像の技術用語を使いますけど、その当時は、「もうちょっと、こう、あの…」って。

小林悠:手でなんとなく(笑)

森昌行:ジェスチャーでやったり。そういう言葉を使い分けるっていう学習をしているわけではありませんから。映画小僧でもなかったし。

玉袋筋太郎:うん。

森昌行:もちろん、テレビのコントを演出したりとか、それは自分の世界観で、漫才のネタを作るように、番組を通して演出をすること自体は、決して難しいことではなかったと思いますけどね。技術的なことでは、随分…最初は、コミュニケーションがなかなかとれなかったというのはありましたね。

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タグ : ビートたけし,北野武,

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