オードリー若林、挨拶を求められるなどテンパった時のクセ「困ると春日の名前を出しちゃうんですよね」
2015.03.17 (Tue)
2015年3月16日放送のニッポン放送系のラジオ番組『バカリズムのオールナイトニッポンGOLD』(毎週月 22:00 - 24:00)にて、お笑い芸人・バカリズムが、オードリー・若林正恭に聞いたという、コンビ芸人が挨拶を求められるなど、困った時にしてしまうクセがあるということについて語っていた。
オードリーのオールナイトニッポン5周年記念 史上最大のショーパブ祭り

バカリズム:ちょっと前に、芸人さんがたくさん出るドラマみたいな番組の撮影があったんですよ。結構、バラバラで撮影を連日やって、最終的に、みんな一緒のシーンを最終日に撮るってことがあって。
その時に、(オードリー)若林さんと一緒にいたんですけど。他にも、知ってる芸人さんがいっぱいいて。僕はその中でも、若林さんと仲が良いから。空き時間でちょっと喋ったりしながら。撮影が進んでいくんですよ。
そしたら、順番に1人ずつオールアップになっていくわけですよ。オールアップっていうのは、そのドラマ自体の終了じゃなくて、役者さん単位の終了ってことで。それでまず、その現場で宮迫さんがオールアップだったんです。
「以上のカットで、宮迫さんオールアップです!」で盛り上がって。それで、花束をもらって、「ありがとうございます」みたいなのがあって。それで、ドラマの現場ではよくあるんですけど…僕、苦手なんですけど、一言を求められるんですよ。
そういうオールアップの瞬間じゃなくても、番組の打ち上げとかでも、なんか一言ずつ求められたりとか。意外と、僕、苦手なんですよ。苦手意識持ってる人も、結構いて。若林さんも、そうなんですよ。そういう話を以前、したことがあって。
「これ、一言あるタイプのヤツだ」って思って。芸人さんが集まってるからか、その部分もカメラ回ってたりして。「うわぁ…このタイプなんだ」って、その現場でなんとなく思ったはずなんですよ。
俺、(チュートリアル)徳井さんの隣にいたんですけど、「これ、一言あるタイプなんですね」ってアイコンタクトがあって。宮迫さんは、そこ、芸人としてもそうですけど、俳優さんとしても色んなドラマ出られてますから、そこは上手くやられてて。
撮影期間は結構あったけど、みんなちょこっとずつだったりするから、1人ずつのシーンの撮影ってそんなにないんですよ。宮迫さんは、「思い入れがないから…」みたいな感じで言って、上手いことその現場を盛り上げて、「ありがとうございました」って。
それで笑ってるけど、「ヤベェ、宮迫さんが上手いこと盛り上げた」って思ってて。これは、普通にちょっとした一言を言って、特に笑いとかじゃなくて、なんとなく「ありがとうございました」で終わってもらえれば、僕らもそこは一コメント・一笑いじゃなくて、一コメントで終われたんですけどね。
それで、次、誰なんだろうって思ったら、次が、若林さんだったんですよ。「以上を持ちまして、若林さん、オールアップです!」って言われて。「若林さんは、さぁどうするのかな?」って思ったんです。
若林さんは、ハッキリそれを拒絶したんです(笑)あの人、露骨にイヤ~な顔をして、「ありがとうございました」って言って、ハケようとしたんです。なかなかいくねぇって思って。俺らは「あくまでも宮迫さんは特例」ってことにしてくれれば、俺らもそっちについていくって思ったんだけど、そのスタッフさんが逃してくれなかったの(笑)
グイって、カメラで追われて、「何か一言」って言われて。その瞬間に、顔色がフワって変わったんですね。この目、見たことあるってその瞬間、思って。若林さんが、アカデミー賞の授賞式で、クソスベる直前の顔になったんですよ(笑)
本人も未だにトラウマになってる、あのクソスベった時の目になったんですよ(笑)ガラス球のような、死んだ魚のような目(笑)白目が一切ない。「うわぁ、若林さん、あの目になった」って思って。
何を言うのかなって思ったら、ちょっと間が空いて、春日さんの名前を出したんですよ。その場には春日さんいなかったんですけど、「ウチの春日は…」っていうことを言って。まあ、ちょっと苦しいけど、なんとか笑いが起こって。苦しいよ、だいぶ苦しいけどね。
若林さんが、ちょっとケチな性格な役だったんですよ。そのことがあったからか、「コンビで言うと、春日がそういうキャラでやってきたんですけど、まさか僕が…」っていう方向性のことを言って、「はははっ」って。
それで、なんか分からないけど、テンパってるからか、「すみませんでした」って最後、謝って(笑)真っ黒な目をして(笑)「いや、分かる。分かるぞ、若林さん」って思いながら(笑)
それで、その後に俺だったんですよ。徳井さんとかと、「どうしよう、どうしよう」って言いながら。俺はとりあえず、元気出していこうって思ったから、凄い大きな声で。とりあえず、元気あるねって思われたいから。逆に、俺は「このドラマに思い入れがある」ってスタンスで(笑)
実際、思い入れないっていうのもフリになってたから、ギリギリ、なんとか事なきを得て。それで楽屋に戻ったら、まだ目が真っ黒な若林さんが着替えててたんですよ(笑)「若林さん、しんどかったですよね」って言ったら、「俺は、アレだけは升野さんに見られたくなかったですよ」って言ってて(笑)
「たしかに、あのコメントって、流れ的にも言った方が良いんだけど、俺ら芸人って困りますよね」って。俳優さんとかは笑いとらなくて良いけど、なんか芸人って、一笑いないといけないって空気になる、と。「だから、一回、やめるってルールにしたら良いんですよね」って話をして。
思いついたヤツが言っちゃうからいけないんですよね。たとえば、宮迫さん。宮迫さんは、あなた、上手いこと言えましたよ、と(笑)だけど、全員がそのドラマの最後の一言で、上手いこと思いつくかどうか(笑)
そんなぶっ飛んだボケも言えない。いい感じのことを言わなきゃいけない。アレって、なかなか難しいんですよ。だから、芸人界のルールとして、あそこで笑いとっちゃいけないって決まりにしようって。
みんな苦手なんだけど、たまたま思いついた人は、笑いをとっちゃったりするから。その後の人がしんどい、みたいな。あと、宮迫さんみたいに慣れてて、どこの現場でもちゃんとやってこられた人は良いけど、俺らみたいな慣れてない人間は、大変だからって(笑)
それで、若林さんが言ってたんですけど、「テンパると春日の名前を出しちゃう」と。「コンビって、困った時って、相方の名前を出しちゃうんですよねぇ」って。「アレって、完全にテンパってる証拠なんですよ。どうしたら良いか分からなくて。出すつもりもなかったのに、思わず、春日の名前出しちゃいました」って。たしかに、そういうもんなんですねって話をしてて。
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その時に、(オードリー)若林さんと一緒にいたんですけど。他にも、知ってる芸人さんがいっぱいいて。僕はその中でも、若林さんと仲が良いから。空き時間でちょっと喋ったりしながら。撮影が進んでいくんですよ。
そしたら、順番に1人ずつオールアップになっていくわけですよ。オールアップっていうのは、そのドラマ自体の終了じゃなくて、役者さん単位の終了ってことで。それでまず、その現場で宮迫さんがオールアップだったんです。
「以上のカットで、宮迫さんオールアップです!」で盛り上がって。それで、花束をもらって、「ありがとうございます」みたいなのがあって。それで、ドラマの現場ではよくあるんですけど…僕、苦手なんですけど、一言を求められるんですよ。
そういうオールアップの瞬間じゃなくても、番組の打ち上げとかでも、なんか一言ずつ求められたりとか。意外と、僕、苦手なんですよ。苦手意識持ってる人も、結構いて。若林さんも、そうなんですよ。そういう話を以前、したことがあって。
「これ、一言あるタイプのヤツだ」って思って。芸人さんが集まってるからか、その部分もカメラ回ってたりして。「うわぁ…このタイプなんだ」って、その現場でなんとなく思ったはずなんですよ。
俺、(チュートリアル)徳井さんの隣にいたんですけど、「これ、一言あるタイプなんですね」ってアイコンタクトがあって。宮迫さんは、そこ、芸人としてもそうですけど、俳優さんとしても色んなドラマ出られてますから、そこは上手くやられてて。
撮影期間は結構あったけど、みんなちょこっとずつだったりするから、1人ずつのシーンの撮影ってそんなにないんですよ。宮迫さんは、「思い入れがないから…」みたいな感じで言って、上手いことその現場を盛り上げて、「ありがとうございました」って。
それで笑ってるけど、「ヤベェ、宮迫さんが上手いこと盛り上げた」って思ってて。これは、普通にちょっとした一言を言って、特に笑いとかじゃなくて、なんとなく「ありがとうございました」で終わってもらえれば、僕らもそこは一コメント・一笑いじゃなくて、一コメントで終われたんですけどね。
それで、次、誰なんだろうって思ったら、次が、若林さんだったんですよ。「以上を持ちまして、若林さん、オールアップです!」って言われて。「若林さんは、さぁどうするのかな?」って思ったんです。
若林さんは、ハッキリそれを拒絶したんです(笑)あの人、露骨にイヤ~な顔をして、「ありがとうございました」って言って、ハケようとしたんです。なかなかいくねぇって思って。俺らは「あくまでも宮迫さんは特例」ってことにしてくれれば、俺らもそっちについていくって思ったんだけど、そのスタッフさんが逃してくれなかったの(笑)
グイって、カメラで追われて、「何か一言」って言われて。その瞬間に、顔色がフワって変わったんですね。この目、見たことあるってその瞬間、思って。若林さんが、アカデミー賞の授賞式で、クソスベる直前の顔になったんですよ(笑)
本人も未だにトラウマになってる、あのクソスベった時の目になったんですよ(笑)ガラス球のような、死んだ魚のような目(笑)白目が一切ない。「うわぁ、若林さん、あの目になった」って思って。
何を言うのかなって思ったら、ちょっと間が空いて、春日さんの名前を出したんですよ。その場には春日さんいなかったんですけど、「ウチの春日は…」っていうことを言って。まあ、ちょっと苦しいけど、なんとか笑いが起こって。苦しいよ、だいぶ苦しいけどね。
若林さんが、ちょっとケチな性格な役だったんですよ。そのことがあったからか、「コンビで言うと、春日がそういうキャラでやってきたんですけど、まさか僕が…」っていう方向性のことを言って、「はははっ」って。
それで、なんか分からないけど、テンパってるからか、「すみませんでした」って最後、謝って(笑)真っ黒な目をして(笑)「いや、分かる。分かるぞ、若林さん」って思いながら(笑)
それで、その後に俺だったんですよ。徳井さんとかと、「どうしよう、どうしよう」って言いながら。俺はとりあえず、元気出していこうって思ったから、凄い大きな声で。とりあえず、元気あるねって思われたいから。逆に、俺は「このドラマに思い入れがある」ってスタンスで(笑)
実際、思い入れないっていうのもフリになってたから、ギリギリ、なんとか事なきを得て。それで楽屋に戻ったら、まだ目が真っ黒な若林さんが着替えててたんですよ(笑)「若林さん、しんどかったですよね」って言ったら、「俺は、アレだけは升野さんに見られたくなかったですよ」って言ってて(笑)
「たしかに、あのコメントって、流れ的にも言った方が良いんだけど、俺ら芸人って困りますよね」って。俳優さんとかは笑いとらなくて良いけど、なんか芸人って、一笑いないといけないって空気になる、と。「だから、一回、やめるってルールにしたら良いんですよね」って話をして。
思いついたヤツが言っちゃうからいけないんですよね。たとえば、宮迫さん。宮迫さんは、あなた、上手いこと言えましたよ、と(笑)だけど、全員がそのドラマの最後の一言で、上手いこと思いつくかどうか(笑)
そんなぶっ飛んだボケも言えない。いい感じのことを言わなきゃいけない。アレって、なかなか難しいんですよ。だから、芸人界のルールとして、あそこで笑いとっちゃいけないって決まりにしようって。
みんな苦手なんだけど、たまたま思いついた人は、笑いをとっちゃったりするから。その後の人がしんどい、みたいな。あと、宮迫さんみたいに慣れてて、どこの現場でもちゃんとやってこられた人は良いけど、俺らみたいな慣れてない人間は、大変だからって(笑)
それで、若林さんが言ってたんですけど、「テンパると春日の名前を出しちゃう」と。「コンビって、困った時って、相方の名前を出しちゃうんですよねぇ」って。「アレって、完全にテンパってる証拠なんですよ。どうしたら良いか分からなくて。出すつもりもなかったのに、思わず、春日の名前出しちゃいました」って。たしかに、そういうもんなんですねって話をしてて。
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