ジャニーズ事務所・ジャニー喜多川社長、所属タレントを大事にする信念「タレントにも一生がある」
2015.01.03 (Sat)
2015年1月1日放送のNHKラジオ第一の番組『蜷川幸雄のクロスオーバートーク』にて、ジャニーズ事務所社長・ジャニー喜多川が、歌舞伎などの大衆演劇から始まり、現在の芸能人まで、芸能界に携わる人々の社会的地位について、アメリカでの地位と比較して語っていた。
芸能をビッグビジネスに変えた男 「ジャニー喜多川」の戦略と戦術

ジャニー喜多川:「信念があるから、俺はやってるんだ」ってことは、嫌いですよね。しんどいからできるんだと思うんですよ。理屈っぽいけど、「これはしんどいな」って思うことだからこそできて。それがいつの間にか喜びというか、楽しみになっていくんですね。
芸能界というのは、そういうところですよね。「自分は、いつか…」って言って、みんな、今、出てる子でも、誰もバック(ダンサー)だけで生きていこうとは思わないけど、そのうち、良くなるってことはみんな知ってるわけですよね。
それは、一般社会の仕事だって、一緒だと思うんですよ。「いつかは自分が実るだろう」って気持ちは当然あると思うんですよ。でも、芸能界はそれ以上に、自分が体を持ってて、表現していく人間ばっかりだから。
やっぱりタレントというのは、一生というのがあるから。このままポンって捨てるつもりは全然ないですよね。彼らが生きる限りは、絶対にやっていかなきゃいけないっていう信念はありますよね。
信念は…なんですかね。根性ですかね。その辺が分からないけども、やっぱり楽しいですよね、我々は。一日だってつらいって思ってことはないと思う。楽しみに変えていくから。みなさんも、生きてる以上は楽しみに変えていかなきゃしょうがないと思うんですよね。僕はそう思いますよ。自分のやってることを辛いと思ったこととか、悲しみとか、ないですよ。
みんな育っていきますからね。みんなそれぞれ達成した時が嬉しい。達成って、毎日が達成ですけども。そういう日々が自分の中とみんなの中にあるっていうのは良いこと、嬉しいことですよね。
芸能界そのものが、我々に与えられた一つの宿命であり、それが凄い良いことだと思うんですよ。本当に、芸能界って素晴らしいですよ。
アメリカは、みんな芸術家ですからね、芸能界は。だから、日本の発想をちょっと考えなおさなきゃいけないと思いますね。昔は、位が一番下なんですって?芸能人は。
蜷川幸雄:昔、歌舞伎役者は「1匹、2匹…」って数えられたんです。
ジャニー喜多川:それはないと思うよね。おかしいなって思う。だけど、僕はそういうことが頭から無いから。アメリカでは、胸を張って生きてるなって人ばっかりだから。
芸能界、芸能人ってことでいうと、うっかりすると日本人はそう考えてたかも知れない。でも、僕はアメリカから見てるから。だから、アメリカの劇場を貸して、芸能人の人に出てもらうって発想からきてるから。アメリカの考えがあるから、(日本の過去の芸能人たちの地位の低さは)あっちゃいけないことですよね。
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芸能界というのは、そういうところですよね。「自分は、いつか…」って言って、みんな、今、出てる子でも、誰もバック(ダンサー)だけで生きていこうとは思わないけど、そのうち、良くなるってことはみんな知ってるわけですよね。
それは、一般社会の仕事だって、一緒だと思うんですよ。「いつかは自分が実るだろう」って気持ちは当然あると思うんですよ。でも、芸能界はそれ以上に、自分が体を持ってて、表現していく人間ばっかりだから。
やっぱりタレントというのは、一生というのがあるから。このままポンって捨てるつもりは全然ないですよね。彼らが生きる限りは、絶対にやっていかなきゃいけないっていう信念はありますよね。
信念は…なんですかね。根性ですかね。その辺が分からないけども、やっぱり楽しいですよね、我々は。一日だってつらいって思ってことはないと思う。楽しみに変えていくから。みなさんも、生きてる以上は楽しみに変えていかなきゃしょうがないと思うんですよね。僕はそう思いますよ。自分のやってることを辛いと思ったこととか、悲しみとか、ないですよ。
みんな育っていきますからね。みんなそれぞれ達成した時が嬉しい。達成って、毎日が達成ですけども。そういう日々が自分の中とみんなの中にあるっていうのは良いこと、嬉しいことですよね。
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アメリカは、みんな芸術家ですからね、芸能界は。だから、日本の発想をちょっと考えなおさなきゃいけないと思いますね。昔は、位が一番下なんですって?芸能人は。
蜷川幸雄:昔、歌舞伎役者は「1匹、2匹…」って数えられたんです。
ジャニー喜多川:それはないと思うよね。おかしいなって思う。だけど、僕はそういうことが頭から無いから。アメリカでは、胸を張って生きてるなって人ばっかりだから。
芸能界、芸能人ってことでいうと、うっかりすると日本人はそう考えてたかも知れない。でも、僕はアメリカから見てるから。だから、アメリカの劇場を貸して、芸能人の人に出てもらうって発想からきてるから。アメリカの考えがあるから、(日本の過去の芸能人たちの地位の低さは)あっちゃいけないことですよね。
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