サカナクション山口一郎、まさに身を削るほどの音楽制作の苦しみを語る「スランプが無い時なんか無い」
2014.12.27 (Sat)
2014年12月26日放送のフジテレビ系の番組『ライナーノーツ』(毎週金 25:30 - 26:30)にて、サカナクションのボーカリスト兼ギタリストである山口一郎が出演し、歌手・タレントの神田沙也加の質問に答える形で、創作の困難さについて語っていた。
ミュージック

神田沙也加:私も歌を歌わせていただく機会がありまして、歌詞を書かせていただいているんですが、山口さんも制作の際に、歌詞を書かれる時、浮かんでくるときはどういう感覚なのかなって、お訊きしたいと思ってました。
降りてくる、なのか。言葉に体が引っ張られる感じなのか。あと、出ない時なんかあるようだったら、絞りだす、ひねり出すって感覚とか。それを訊きたいと思います。
あと、スランプに陥ることがあったら、抜け出し方を是非教えてください。
山口一郎:ふふ(笑)こっちが知りたいわ(笑)…スランプの抜け出し方って言ってたけど、スランプが無い時なんかないから。
常に、スランプだし、書けないから書けるっていうのかな。書けたら、書けたことにならないというか。常に書けると、それは書けたことにならなくて。
乾いた雑巾を何日間も絞りに絞り続けて、手が汗ばんで、その雑巾が汗を吸って、いつの間にか湿った雑巾になって、一滴やっと垂れる、みたいな感じ。
今年なんかずっと制作に追われてたけど、こんだけ制作してると、部屋の景色しかなくなるんですよ。部屋で起きてる、一人で感じてることしか、音楽に出来なくなるから、それはやっぱり凄く、歌えるものが狭くなるなって思いますけどね。
電車の中でみんながどんな会話してるか、とか。独特な雰囲気があるわけじゃないですか。電車の中で、あんなにたくさんの人が詰め込まれてるのに、誰も話をしないっていう。届けるべき本当の人の内面っていうか、本心みたいなものが見抜けなくなってきますよね。そこで凄く苦労してる部分はあると思う。
【関連記事】
久保ミツロウ、サカナクション・山口一郎の大人な対応に感動「すべてを丸く収める」
爆笑問題・田中、直接的な表現しかない最近の曲に苦言「幼稚な歌詞ばかり」
ミュージック

神田沙也加:私も歌を歌わせていただく機会がありまして、歌詞を書かせていただいているんですが、山口さんも制作の際に、歌詞を書かれる時、浮かんでくるときはどういう感覚なのかなって、お訊きしたいと思ってました。
降りてくる、なのか。言葉に体が引っ張られる感じなのか。あと、出ない時なんかあるようだったら、絞りだす、ひねり出すって感覚とか。それを訊きたいと思います。
あと、スランプに陥ることがあったら、抜け出し方を是非教えてください。
山口一郎:ふふ(笑)こっちが知りたいわ(笑)…スランプの抜け出し方って言ってたけど、スランプが無い時なんかないから。
常に、スランプだし、書けないから書けるっていうのかな。書けたら、書けたことにならないというか。常に書けると、それは書けたことにならなくて。
乾いた雑巾を何日間も絞りに絞り続けて、手が汗ばんで、その雑巾が汗を吸って、いつの間にか湿った雑巾になって、一滴やっと垂れる、みたいな感じ。
今年なんかずっと制作に追われてたけど、こんだけ制作してると、部屋の景色しかなくなるんですよ。部屋で起きてる、一人で感じてることしか、音楽に出来なくなるから、それはやっぱり凄く、歌えるものが狭くなるなって思いますけどね。
電車の中でみんながどんな会話してるか、とか。独特な雰囲気があるわけじゃないですか。電車の中で、あんなにたくさんの人が詰め込まれてるのに、誰も話をしないっていう。届けるべき本当の人の内面っていうか、本心みたいなものが見抜けなくなってきますよね。そこで凄く苦労してる部分はあると思う。
【関連記事】
久保ミツロウ、サカナクション・山口一郎の大人な対応に感動「すべてを丸く収める」
爆笑問題・田中、直接的な表現しかない最近の曲に苦言「幼稚な歌詞ばかり」
同番組の過去記事
-
- サカナクション山口一郎、3rdアルバム『シンシロ』以降の変化を語る「一人でなく多くの人を喜ばせるという感覚に」
- サカナクション山口一郎の音楽制作を行う上でのイメージ「音楽とは感情のバスタブから溢れでたもの」
- サカナクション山口一郎、まさに身を削るほどの音楽制作の苦しみを語る「スランプが無い時なんか無い」
- サカナクション山口一郎、3rdアルバム『シンシロ』以降の変化を語る「一人でなく多くの人を喜ばせるという感覚に」
| トップページへ |