松本人志、THE MANZAIは審査員が観客に左右されず審査すべきと主張「客の一歩・半歩前を行かないと笑いはダメになる」
2014.12.22 (Mon)
2014年12月21日放送のフジテレビ系の番組『ワイドナショー』(毎週日 10:00 - 10:55)にて、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、THE MANZAIの審査について、観客に左右されるのではなく、プロのお笑い芸人である審査員が独自の視点で審査すべきであると主張していた。
HITOSI MATUMOTO VISUALBUM 完成

東野幸治:M-1って、局は違うけども漫才の大会の審査員を松本さんがされていますが、THE MANZAIの方は審査員されていないんで、その感想も聴きたいっていうのもあって。
松本人志:これって、一票性なんで、凄い大差な感じがしちゃうんですよ。そういう意味で、僕は華大、全然良かったんですけど、ダイアンとか和牛は、一票も入ってなかった。
東野幸治:グループCは、和牛 0票、華大さんが6票、ダイアンが0票。三拍子が1票と。
松本人志:そういうことが起こるから。かわいそうやな、この決め方ってこともあり。
東野幸治:はい。
松本人志:それと、審査員の人たちが、お客さんの笑いにちょっと流されてるかなぁって、誘導されてる感じがして。審査員って、もっと自分勝手で良いと思うんですよ。「誰がなんと言おうと、俺はこれが好きなんや」っていう人を入れた方が、僕は良いんじゃないかなぁって思うんです。
東野幸治:ああ、はいはい。
松本人志:色んなことを言う人はいますよ。「漫才は、一般のお客さんに見せるものなんだから、お客さんにウケてるところが一番で良いじゃないか」って。
東野幸治:はい。
松本人志:でも、僕はやっぱり違うと思うんですよ。それをやると、漫才師はお客さんに置きに行くネタをやりだすと思うんですよ。そうなると…それでも別に良いやんけって言う人もいると思うけど、それは長い目で見ていくと、結局、飽きられるんですよ。
東野幸治:うん。
松本人志:センスのあるお客さんは、多分、離れていってしまうと思う。やっぱり、お客さんの一歩、半歩前を行かないと、お笑いっていうのはダメになっていくから。
東野幸治:うん。
松本人志:だから、「ちゃんと玄人の人たちが判断した方が、きっと良い」ってずっと言い続けてるんですけどね。
東野幸治:東国原さんはいかがですか?
東国原英夫:年齢制限ないでしょ?これはどうなんだろうって思ってね。階級別っていうか、芸歴、体重、身長…
東野幸治:ボケました?
東国原英夫:若干ボケた(笑)
東野幸治:かなりボケたでしょ。
松本人志:なだらか過ぎて分からなかった。
東野幸治:…M-1グランプリって大会があったんで、フジテレビのやる大会は、違うカテゴリーにしたかったんじゃないかって勝手に思いますけどね。
東国原英夫:年齢や芸歴とかもあるんだろうけど、あの場ね。馬鹿よ貴方はみたいな、キワモン的なネタあったじゃないですか。あの方たちも、ハマれば、物凄いハマると思うんですよ。
松本人志:うん。
東国原英夫:決勝まで出てったてことは、どこかでハマったんでしょうね。でも、あの場ではハマってなかったじゃないですか。ああいうハンデってあるなぁって。あのネタと雰囲気と色合いを、先ほど松本さんは仰ったように、プロは想像できるわけじゃないですか。「ハマったら凄いな」とか。そういう、客の笑いに左右されずに審査できるって土壌が必要ですね。
松本人志:うん。
東国原英夫:だから、お客さんを入れる必要あるのかなって感じもするんですよ。
東野幸治:でも、お客さんおらへんかったら、やる漫才師も大変ですけどね(笑)
東国原英夫:だって、お客さんがビートきよしさんなんですよ(笑)
松本人志:はっはっはっ(笑)
東野幸治:色んな局のカラーというか。フジテレビらしい、お祭り感ある漫才大会っていうのが、THE MANZAIで…
松本人志:僕はやっぱり、THE MANZAIは、たけしさんに審査して欲しいんですよ。
東野幸治:極端に言うと、若手の方がおっしゃるのは、得点。紳助さんがナンボつけるのか、とか。松本さんがナンボつけた、とか、誰が何点が(気になる)…
松本人志:お客さんが決めるっていう。前の4列目の可愛い女の子がいて笑ってくれたからって、そんなのは大した情熱にはならないんですよ。やっぱり、「この人に笑って欲しい、認められたい、褒められたい」っていう。
東国原英夫:やっぱり、ビートきよしさんはダメですよね(笑)
松本人志:まあ(笑)家帰って寝る頃に、「そういえば、ビートきよしさん笑ってたな」って。
東野幸治:誰が僕たちの漫才に何点をつけたっていうのがね。
松本人志:やっぱり、これは大事なんですよ。灯台が要るんですよ。じゃないと、みんなどこに向かったら良いのか分からなくなるんです。
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東野幸治:M-1って、局は違うけども漫才の大会の審査員を松本さんがされていますが、THE MANZAIの方は審査員されていないんで、その感想も聴きたいっていうのもあって。
松本人志:これって、一票性なんで、凄い大差な感じがしちゃうんですよ。そういう意味で、僕は華大、全然良かったんですけど、ダイアンとか和牛は、一票も入ってなかった。
東野幸治:グループCは、和牛 0票、華大さんが6票、ダイアンが0票。三拍子が1票と。
松本人志:そういうことが起こるから。かわいそうやな、この決め方ってこともあり。
東野幸治:はい。
松本人志:それと、審査員の人たちが、お客さんの笑いにちょっと流されてるかなぁって、誘導されてる感じがして。審査員って、もっと自分勝手で良いと思うんですよ。「誰がなんと言おうと、俺はこれが好きなんや」っていう人を入れた方が、僕は良いんじゃないかなぁって思うんです。
東野幸治:ああ、はいはい。
松本人志:色んなことを言う人はいますよ。「漫才は、一般のお客さんに見せるものなんだから、お客さんにウケてるところが一番で良いじゃないか」って。
東野幸治:はい。
松本人志:でも、僕はやっぱり違うと思うんですよ。それをやると、漫才師はお客さんに置きに行くネタをやりだすと思うんですよ。そうなると…それでも別に良いやんけって言う人もいると思うけど、それは長い目で見ていくと、結局、飽きられるんですよ。
東野幸治:うん。
松本人志:センスのあるお客さんは、多分、離れていってしまうと思う。やっぱり、お客さんの一歩、半歩前を行かないと、お笑いっていうのはダメになっていくから。
東野幸治:うん。
松本人志:だから、「ちゃんと玄人の人たちが判断した方が、きっと良い」ってずっと言い続けてるんですけどね。
東野幸治:東国原さんはいかがですか?
東国原英夫:年齢制限ないでしょ?これはどうなんだろうって思ってね。階級別っていうか、芸歴、体重、身長…
東野幸治:ボケました?
東国原英夫:若干ボケた(笑)
東野幸治:かなりボケたでしょ。
松本人志:なだらか過ぎて分からなかった。
東野幸治:…M-1グランプリって大会があったんで、フジテレビのやる大会は、違うカテゴリーにしたかったんじゃないかって勝手に思いますけどね。
東国原英夫:年齢や芸歴とかもあるんだろうけど、あの場ね。馬鹿よ貴方はみたいな、キワモン的なネタあったじゃないですか。あの方たちも、ハマれば、物凄いハマると思うんですよ。
松本人志:うん。
東国原英夫:決勝まで出てったてことは、どこかでハマったんでしょうね。でも、あの場ではハマってなかったじゃないですか。ああいうハンデってあるなぁって。あのネタと雰囲気と色合いを、先ほど松本さんは仰ったように、プロは想像できるわけじゃないですか。「ハマったら凄いな」とか。そういう、客の笑いに左右されずに審査できるって土壌が必要ですね。
松本人志:うん。
東国原英夫:だから、お客さんを入れる必要あるのかなって感じもするんですよ。
東野幸治:でも、お客さんおらへんかったら、やる漫才師も大変ですけどね(笑)
東国原英夫:だって、お客さんがビートきよしさんなんですよ(笑)
松本人志:はっはっはっ(笑)
東野幸治:色んな局のカラーというか。フジテレビらしい、お祭り感ある漫才大会っていうのが、THE MANZAIで…
松本人志:僕はやっぱり、THE MANZAIは、たけしさんに審査して欲しいんですよ。
東野幸治:極端に言うと、若手の方がおっしゃるのは、得点。紳助さんがナンボつけるのか、とか。松本さんがナンボつけた、とか、誰が何点が(気になる)…
松本人志:お客さんが決めるっていう。前の4列目の可愛い女の子がいて笑ってくれたからって、そんなのは大した情熱にはならないんですよ。やっぱり、「この人に笑って欲しい、認められたい、褒められたい」っていう。
東国原英夫:やっぱり、ビートきよしさんはダメですよね(笑)
松本人志:まあ(笑)家帰って寝る頃に、「そういえば、ビートきよしさん笑ってたな」って。
東野幸治:誰が僕たちの漫才に何点をつけたっていうのがね。
松本人志:やっぱり、これは大事なんですよ。灯台が要るんですよ。じゃないと、みんなどこに向かったら良いのか分からなくなるんです。
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