世界は数字で出来ている

2014年12月13日放送のニッポン放送系のラジオ番組『千原ジュニアのRPM GO!GO!』(毎週土 17:00 - 17:30)にて、お笑い芸人・千原ジュニアが、NHKの番組『浦沢直樹の漫勉』を観た感想について語っていた。

2014千原ジュニア40歳LIVE「千原ジュニア×□」


千原ジュニア：この間、NHKで『浦沢直樹の漫勉』っていうの観ました？

中村岳人：観てないです。

千原ジュニア：真っ白な紙から、あの凄い物語が浮かび上がり、動き出すわけじゃないですか。漫画家が下ろす筆先、動きを映像に残そう、みたいな。それで、漫画の漫に勉強の勉で『漫勉』っていう、NHKのドキュメンタリーがあったんですよ。

中村岳人：はい。

千原ジュニア：浦沢直樹さんと、『沈黙の艦隊』とか描いてるかわぐちかいじさんと、『天才柳沢教授の生活』の山下和美さんがOKしてくれはって、上とか横から密着でカメラ撮ってんねんけど。

中村岳人：はい。

千原ジュニア：話聞いてたら、なるほどって思ったんやけど、「鼻をどうするか」って、そこで「これは80年代の鼻だ」とか。「正面から鼻を描くにはどうしたら良いのか」みたいなところが、そこに発明とか革命があったりするんですって。

中村岳人：はい。
千原ジュニア：ちばてつやさんは、横からしか鼻を描かれへんのやろな。

中村岳人：はい。

千原ジュニア：もっと言えば、スネオが真正面で描かれへん、みたいな。それを真正面で描くにはどうしたらエエねんとか。

中村岳人：はい。

千原ジュニア：江口寿史さんが、鼻筋を一切描かず、鼻の穴を2つだけ描いて。でも、鼻の穴を2つ描いてるのに、可愛い女の子を描いた時に、漫画界で激震が走ったとか。

中村岳人：へぇ。

千原ジュニア：あと、どっから描き出すのか、とか。「眉毛から描き出すんです」「え？眉毛から？俺は絶対に輪郭から描かないと無理だ」とか。色々とあるんですって。

中村岳人：面白いですね。

千原ジュニア：漫画家の方の苦悩とかを考えた時に、芸人なんて、もっともっと知恵を絞らなアカンなって思うね。ああいうの見させてもらうと。

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