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伊集院光、蛭子能収のあまりに正直過ぎる発言に困惑「真剣勝負の戦いに、武器を持たず素裸で来る」

2014.11.25 (Tue)
2014年11月24日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00 - 27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、タレント・漫画家の蛭子能収の自由過ぎる発言に関して、「真剣勝負の戦いに、武器を持たず素裸で来て、斬った者が負けるような感じが蛭子さんにはある」と語っていた。

正直エビス
正直エビス

伊集院光:僕がTBSでやってる、『伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!』っていう、ゲストのタレントさんを呼んで、そのタレントさんイチオシの「これ借りて観たらどう?」みたいな、映画を勧めてもらうっていう番組で。

前編後編に分かれてて、「この当たりのポイントに注意して観てみてよ」って言われたら、僕もリスナーの皆さんもそれを観ていただいて、2週間後の後編で、「どうだった?」みたいな話をするっていう。2本1セットの番組で。…そこに、ゲストで蛭子能収さんがお正月分で来てくれたんです。

一応、ゲストを迎える番組をやってると、せっかく来てくださったゲストが、弾みや言葉のあやで言ったことを、そのまま流してしまったら、その人にとって損だってことがあるから。それは、僕らがフォローしなきゃいけないって意識はあるんですよ。生も長いから。

だから、うっかり言ってしまうこと。そうは思ってないんだけど、エッジが立ち過ぎてしまうこととか、全部の雰囲気を分かっていれば理解してもらえるけど、そうじゃない人には、キツく捉えられるってことをするクセがついてるんだけど、蛭子さんに関しては、フォローして損をしたなってことが多いですね(笑)

たとえば、「蛭子さん、大活躍じゃないですか。かなり儲かってるでしょ」みたいな質問を投げるじゃないですか。そうすると普通の神経の人だったら、そこからせめぎ合いみたいなことになるじゃないですか。こちらからすれば、ある程度のところまでは行ったっていう勲章も欲しいし、かといって向こうも傷つけてはいけない、みたいな感じになるじゃないですか。

真剣勝負の間合いみたいなラジオをやってますけど、いきなり蛭子さんはその話した時に、「ダメダメ。僕はね、貧乏人を装ってるから」って話を始めて(笑)「貧乏人を装わないと、人に妬まれたり、恨まれたりするでしょ。だから、僕は貧乏人をずっとね、装い続けてるの」って話が始まっちゃうから、これ俺が思ってたより凄いところに入ってきちゃったから、ガードしないとって(笑)

「蛭子さんは正直な人だけど、不器用な人だから」って、過度なフォローに入って(笑)俺の負けだよね。ラジオっていう、真剣勝負の1対1の中で…お互いに真剣を持ってて、「お互いの自己責任で生きてるタレント同士の間合いだ」って思ってるのに、あの人は「ウチに、刀忘れてきちゃった」って言って、素裸で来るじゃん。俺がそれをバスって斬ると、「あの人、ヒドイ」ってことになるじゃないですか。丸腰の人を、なんで斬るんだってことになるじゃん。

それはそれで、丸腰の殺法みたいなものを持ってるはずなんですよ。要するに、あの男はそこまで分かってるっていうか。斬ったヤツの方が大損するっていうのを分かってて、素裸で来てると思うんですよ。

その恐ろしさも含めて、なんか怖い(笑)蛭子さんを、決して俺は良いおじさん、普通のニコニコしているおじさんとは1 mm も思わないんだけど、なんなんだろうね。この怖さをどうにか、たとえられないかな…蛭子さんと対峙するときの「そこに来ちゃう?」みたいな。

「そこに来たら、自然に体をひねるだけで、蛭子さんの頸動脈を切ってしまうことになるんだけど」みたいな(笑)でもその時、蛭子さんは「どうせ、あんた切る勇気ないでしょ?」っていう感じね。その空気が出ている間合いで。

他の人からしてみれば、俺の考えすぎで、蛭子さんは普通に野面で来てるだけなのかもしれないけど…その感じだよね。蛭子さんの「斬った者負け」みたいなところと、そこに人気もついちゃって。

蛭子さん、「お父さんにしたい人」のランキングのベスト5に食い込んだりするじゃん。本気でそう思っちゃってる人もいるからね。なんですかね、蛭子さんの持ってる間合い。

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