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岡村隆史、交流のあった故・高倉健への思いを吐露「僕にとって本当に命の恩人」
2014.11.21 (Fri)
2014年11月21日放送のニッポン放送系のラジオ番組『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(毎週木 25:00 - 27:00)にて、お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史が、俳優・高倉健との交流、亡くなったことへの思いについて語っていた。
あなたへ

岡村隆史:高倉健さんが、お亡くなりになられました。何故なのか、生前、僕みたいな人間といいますか、チンピラ芸人を凄く気にかけてくださっていました。仕事に悩んだ時、それから体を壊した時、復帰してこれからどうやって仕事に向き合うのかってことになった時、いつもケンさんから手紙やお電話をいただいて。アドバイスをいただいてました。
本当に不思議なんですけども、可愛がっていただいてました。最初出会った時と言いますか、お会いした時は、呼び方が「あなた」だったんですよ。「あなたの番組、拝見してます」っていう風に、最初は「あなた」って呼んでいただいて。
それから、「岡村くん」って呼んでいただくようになって。それがいつしか、「岡村」って呼んでいただけるようになって。それが段々、密になっていって。他にも映画何本も一緒にやった方とか、たくさんおられると思うんですけど、本当に一チンピラ芸人なんですけど、優しく声を掛けていただいたりしていて。
本当に、自慢なんですよ。もう若手ではないですけど…健さんの電話番号を知っていて、健さんに電話が出来る、そして健さんから電話が掛かってくるって、年齢的に、僕ぐらいしかいないんじゃないかなって思ってて。
今日も、ケータイを見てて、健さんの連絡先が入ってるんですよ。これは一生、消せませんし。お手紙も宝物ですし。色々、お話していただいた言葉も、宝物ですし。いただきものですね。実際、『あなたへ』って映画に出させていただいたっていうのも、おそらく、キャスティングプロデューサーみたいな人がいるんでしょうけど、健さんが名前出してくださったと思うんですよ。そうそうたるメンバーの中で、本当に短いシーンでしたけど、名前出していただいたんだと思います。
その時、健さんが現場にかぶってきはった帽子を、最後、僕にかぶせてくださいまして。それもプレゼントしていただいて、宝物です。もちろん、部屋に飾ってありますし。
僕が入院していただいた時に、届けていただいた本があるんですね。「このページを読みなさい」って言われて、そこに印がしてあって。
「僕も、迷った時や心を落ち着かせようとするときに、ここの一文を読むんだ」って。ラインまで入れてくださってて。それも今、たまに自分を落ち着かせようとするときに、その本を出して来て、その一文を必ず読むようにしているんですよ。
本当に不思議なんですけども。なんで、僕にそこまでしてくださったのかなって。『あなたへ』の時も、楽屋でずっとお話していただいて。「そろそろ出番です」って時も、ずっと2人で楽屋からスタジオのセットまで…東宝スタジオの中を歩いて。その時もずっと、肩に手をおいてくださって。
それはどういう意図があったのか分からないですけど…「男は色々思うことがあっても、内に秘めておけ。ベラベラ喋るもんじゃない」って言われたんで、それから健さんに言われたことや、教えてもらったこと、あまり人に言ったらダメなんだって思って、あまり言わないようにしてたんですけどね。
『あなたへ』の時に、名前を出していただいて。最後の作品に、なんとか滑りこんで出させていただいたことに、非常に感謝してます。その後も、高知で撮影があるっていうときに、「遊びにこい。御飯でも食べよう」っていう風にずっと言ってくださってて。「本当に来いよ」っておっしゃっていただいたんですけど、やっぱり恐れ多くて。
「困ったことあったら、いつでも連絡してこい」っておっしゃっていただいたんですけど…それで、何度か電話したことあったんですけど、健さんの連絡先を出して、発信のボタンを押すか押さないかで何十分、何時間迷って電話掛けたりしたこともあったんですけども。
最後、お電話でお話した時に、「良かったら、お茶でも飲もう。お茶でも飲んで、色々話しよう」っておっしゃっていただいて。「約束だよ」って言わはったんですよ。その約束は果たせないままでしたけども…いつか、一か八かでお電話してみようって思ってたんですよ。畏れ多いですけどね。
いつか連絡しようと思ってたんですけど、天国に旅立たれたので、叶うことはなかったんですけど。本当に、僕にとっては神様みたいなものですし、本当に命の恩人と言いますか、そのように思ってるので、非常に残念で悲しいんですけどもね。
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あなたへ

岡村隆史:高倉健さんが、お亡くなりになられました。何故なのか、生前、僕みたいな人間といいますか、チンピラ芸人を凄く気にかけてくださっていました。仕事に悩んだ時、それから体を壊した時、復帰してこれからどうやって仕事に向き合うのかってことになった時、いつもケンさんから手紙やお電話をいただいて。アドバイスをいただいてました。
本当に不思議なんですけども、可愛がっていただいてました。最初出会った時と言いますか、お会いした時は、呼び方が「あなた」だったんですよ。「あなたの番組、拝見してます」っていう風に、最初は「あなた」って呼んでいただいて。
それから、「岡村くん」って呼んでいただくようになって。それがいつしか、「岡村」って呼んでいただけるようになって。それが段々、密になっていって。他にも映画何本も一緒にやった方とか、たくさんおられると思うんですけど、本当に一チンピラ芸人なんですけど、優しく声を掛けていただいたりしていて。
本当に、自慢なんですよ。もう若手ではないですけど…健さんの電話番号を知っていて、健さんに電話が出来る、そして健さんから電話が掛かってくるって、年齢的に、僕ぐらいしかいないんじゃないかなって思ってて。
今日も、ケータイを見てて、健さんの連絡先が入ってるんですよ。これは一生、消せませんし。お手紙も宝物ですし。色々、お話していただいた言葉も、宝物ですし。いただきものですね。実際、『あなたへ』って映画に出させていただいたっていうのも、おそらく、キャスティングプロデューサーみたいな人がいるんでしょうけど、健さんが名前出してくださったと思うんですよ。そうそうたるメンバーの中で、本当に短いシーンでしたけど、名前出していただいたんだと思います。
その時、健さんが現場にかぶってきはった帽子を、最後、僕にかぶせてくださいまして。それもプレゼントしていただいて、宝物です。もちろん、部屋に飾ってありますし。
僕が入院していただいた時に、届けていただいた本があるんですね。「このページを読みなさい」って言われて、そこに印がしてあって。
「僕も、迷った時や心を落ち着かせようとするときに、ここの一文を読むんだ」って。ラインまで入れてくださってて。それも今、たまに自分を落ち着かせようとするときに、その本を出して来て、その一文を必ず読むようにしているんですよ。
本当に不思議なんですけども。なんで、僕にそこまでしてくださったのかなって。『あなたへ』の時も、楽屋でずっとお話していただいて。「そろそろ出番です」って時も、ずっと2人で楽屋からスタジオのセットまで…東宝スタジオの中を歩いて。その時もずっと、肩に手をおいてくださって。
それはどういう意図があったのか分からないですけど…「男は色々思うことがあっても、内に秘めておけ。ベラベラ喋るもんじゃない」って言われたんで、それから健さんに言われたことや、教えてもらったこと、あまり人に言ったらダメなんだって思って、あまり言わないようにしてたんですけどね。
『あなたへ』の時に、名前を出していただいて。最後の作品に、なんとか滑りこんで出させていただいたことに、非常に感謝してます。その後も、高知で撮影があるっていうときに、「遊びにこい。御飯でも食べよう」っていう風にずっと言ってくださってて。「本当に来いよ」っておっしゃっていただいたんですけど、やっぱり恐れ多くて。
「困ったことあったら、いつでも連絡してこい」っておっしゃっていただいたんですけど…それで、何度か電話したことあったんですけど、健さんの連絡先を出して、発信のボタンを押すか押さないかで何十分、何時間迷って電話掛けたりしたこともあったんですけども。
最後、お電話でお話した時に、「良かったら、お茶でも飲もう。お茶でも飲んで、色々話しよう」っておっしゃっていただいて。「約束だよ」って言わはったんですよ。その約束は果たせないままでしたけども…いつか、一か八かでお電話してみようって思ってたんですよ。畏れ多いですけどね。
いつか連絡しようと思ってたんですけど、天国に旅立たれたので、叶うことはなかったんですけど。本当に、僕にとっては神様みたいなものですし、本当に命の恩人と言いますか、そのように思ってるので、非常に残念で悲しいんですけどもね。
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