世界は数字で出来ている

2014年11月18日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週水 25:00 - 27:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の田中裕二が、ニュース番組などで流れた亡くなった高倉健の追悼映像について、ハートウォーミングな作品ばかりで、任侠物の映画には触れていないことについて、違和感を感じている様子だった。

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田中裕二：長嶋茂雄さんと高倉健さんがね、当時、よく一緒につるんでたって話もあって。今日、長嶋さんのコメントでも「よく試合前にお茶を飲んで…」って話をしてましたけど。

太田光：凄いね。

田中裕二：長嶋さん、王さん…ONと高倉健って、本当に戦後の日本が高度経済成長の時に一番盛り上げた人たちだもんなぁ。

太田光：そうだね。

田中裕二：今の若い人たちは、分けわからないだろうけどね。

太田光：まあね…

田中裕二：今日も、それはしょうがないんだけど、高倉健さんが亡くなったっていうニュースに付随して、健さんの出演作をまとめた映像が流れるんだけど。

太田光：『鉄道員』とかね。

田中裕二：『鉄道員』とか『幸福の黄色いハンカチ』とかね。その辺なんだけど、健さんで圧倒的に多いのは、ヤクザ者・任侠物だったりするわけじゃん。『網走番外地』とか『昭和残侠伝』とかが、おそらく7割くらいだから。

太田光：黄金期だよね。
田中裕二：そこがあまり言われないのが…ハートウォーミングな映画の健さんの映像が多いから、なんかちょっとね。もちろん、『幸福の黄色いハンカチ』も『鉄道員』も良い映画だけど、なんかね…ちょっと引っかかっちゃうんだよね。

太田光：うん。

田中裕二：さらし巻いて、ドスを持って…あの似合い方っていうかさ。唐獅子牡丹のね。

太田光：うん。

田中裕二：あの感じっていうのは、俺らくらいまでしかしらないじゃん。

太田光：片や、深作欣二の『仁義無き戦い』があって、こっちは義理と人情の世界。

田中裕二：両方あって、両方人気だからね。

太田光：そうそう。

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