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乙武洋匡、日本のデモが短命で香港のデモが長く続いている理由「『○○反対』ではなく、プラスのメッセージが共感を呼ぶ」

2014.11.02 (Sun)
2014年11月2日放送のフジテレビ系の番組『ワイドナショー』(毎週日 10:00 - 10:55)にて、作家・タレントの乙武洋匡が出演し、日本でのデモが短命に終わり、香港での民主化運動デモが長く続いている理由について語っていた。

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ヘイトスピーチについて

東野幸治:乙武さんは、ヘイトスピーチについてどう思われますか?

乙武洋匡:僕、凄く残念だなって思うのは、もちろんこうした主張を持たれてしまうっていうこと自体はしょうがないのかなって思うんですけど、こういうことをされる方たちが、「愛国者である」と名乗ってることが凄く残念だなって思うんですね。

東野幸治:うん。

乙武洋匡:こういう活動をする団体がいるっていうことが国際的に知られて、凄く日本人はこうした偏狭な価値観を持った排外主義を認めているんだ、ということで、日本の価値が下がっているわけなんですよね。

松本人志:うん。

乙武洋匡:結局、愛国主義者を名乗っているのならば、国益に反することはしない方が良いんじゃないかなっていうのが、私の意見ですね。

香港での民主化運動デモ

東野幸治:乙武さんは、この間、香港の方にデモのレポートに行ってきたんですよね?

松本人志:まだやってますもんね。

乙武洋匡:凄い熱だったので、これは見ておきたいなって、居ても立ってもいられなくなって、香港に行ってきたんですけど。

東野幸治:はい。

乙武洋匡:昼間は、フェスみたいな雰囲気なんですよ。穏やかでまったりとした空気が流れてるんですけど、夜になるとリーダーが現れて演説を始めると、一気にボルテージが上がって、盛り上がるんですよね。その辺は凄くビックリさせられたというか。なかなか日本でこういう雰囲気は味わったことがなかったな、と。

東野幸治:大きい組織ではなく、自主的に皆さんが集まって、段々大きくなっていったってことなんですかね。

乙武洋匡:いくつかの団体が集まってるみたいなんですけど、大きくは大学生が中心となって、一番若いのが17歳のリーダーで。考えてることも凄く深くって。世界のメディアに対してスピーチをするわけですよ。

東野幸治:はい。

乙武洋匡:「私達が第二の天安門事件にならず、武力行使を受けていないのは、皆さんに守られているからです。皆さんが世界中にこれを発信してくれて、世界中が監視をしてくれているから、私達は武力で排除されていないんです」と話をしていて。

松本人志:なるほど。

乙武洋匡:うわぁ、考えてるなぁって思って。

日本のデモが長続きしない理由

松本人志:話はズレるかもしれないけど、なんで日本はこうならないんでしょうかね?どうして日本はデモを起こさないんかね?ちょっとだけやるけど、すぐに終わるね。

東野幸治:昔のニュース映像で、日米安保の映像を見ると、凄い熱気じゃないですか。もちろん、今もやってますけど、また違いますよね。デモの感じが。

乙武洋匡:僕も松本さんと全く同じ疑問を抱いて、それが今回、香港にどうしても行きたかった理由の1つだったんですけど。日本の多くのデモは、良い/悪いは別として、どうしてもメッセージ性の方向として「○○反対」っていうものが多いんですよね。

東野幸治:はい。

乙武洋匡:「脱原発」であったり、「増税反対」「特定機密保護法反対」「集団的自衛権反対」と。一方、香港のデモっていうのは、普通選挙を認めて欲しい、実現して欲しい、権利を勝ち取りたいという、ベクトルが違うのかな、と。

松本人志:うん。

乙武洋匡:どちらが良い/悪いではないんですけど、より多くの人の共感を呼んで、そこに参加してみようと思わせるのは、そういうプラスのメッセージなのかなっていうのは感じましたね。

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