オードリー春日、『伊集院光のOh!デカナイト』をオタク仲間で修学旅行の夜に聴いた思い出
2014.10.12 (Sun)
2014年10月11日放送のニッポン放送系のラジオ番組『オードリーのオールナイトニッポン』(毎週土 25:00 - 27:00)にて、お笑いコンビ・オードリーの春日俊彰が、中学時代に同局のラジオ番組『伊集院光のOh!デカナイト』『ナインティナインのオールナイトニッポン』を聴いており、修学旅行先で、同じ班のメンバーと一緒に聴いた思い出について語っていた。
オードリーのオールナイトニッポン 一年史

春日俊彰:この間、若林さんも一緒でしたけど、私の歴史がクイズとして出されるって番組があって。
若林正恭:うん、うん。面白かったね、アレ。
春日俊彰:半ばドッキリみたいな感じで、私には違う趣旨の番組だって知らされてて。スタジオ入っていったら、私の今までの歴史の中から、クイズが出される、と。
若林正恭:うん。
春日俊彰:「自分のクイズだから分かりますよね?」ってことで、私が回答者にいて、若林さんがひな壇というかガヤで、ちょっと離れてて色々言うっていう。
若林正恭:うん。
春日俊彰:なんでこんな問題作れたのかなって思ったら、『クイズ タレント名鑑』のスタッフさんで。変わったことをやるチームなんですよね。それで、スタジオに水口Dもいてさ。カンペ出してて。やりやがったな、と。
若林正恭:うん。
春日俊彰:私の実家に通って、実際に家まで行って両親に話を聞いたりとか。私の部屋に行って色々見たりしてて。
若林正恭:うん。
春日俊彰:そこまでやるのか、と。改めて、テレビの突き詰め方、やり方凄いなって思って。
若林正恭:うん。
春日俊彰:私が中学生に作ったテープのことを思い出して。そこに入ってる曲とか、当時のがあって。全然覚えてなくて。
若林正恭:凄いよね。クイズになるっていうのが。
春日俊彰:探してきたのも凄いし。それで思い出したんだけど、色んなものをテープに録ってたな、と。よくラジオもカセットテープに録って。
若林正恭:春日は、よくラジオをカセットに録って、部室に持ってきてたもんな?
春日俊彰:部室に持って行って、聴いてたりしてたじゃないですか。それは中学の時からやってて。中学の時は、若林さんとグループが違ったから分からないかもしれないけど。
若林正恭:うん。
春日俊彰:当時、ニッポン放送の『伊集院光のOh!デカナイト』っていう。
若林正恭:はい、はい。
春日俊彰:毎日聴いてたわけですよ。クラスの中でも好きなヤツがいて。
若林正恭:うん。
春日俊彰:そんな大人数でもないから、そいつらだけで固まって、色々話をしてて。そこで私が、『伊集院光のOh!デカナイト』を録ったテープとかもみんなで聴いてたわけですよ。
若林正恭:うん。
春日俊彰:その仲の良いラジオ好きなメンバーで、修学旅行の班を作ったのね。
若林正恭:はい、はい。
春日俊彰:それで修学旅行に行ったなぁって。京都とか奈良、広島にね。
若林正恭:うん。
春日俊彰:行ったんですよ。その私の修学旅行のグループが、オタクの軍団というかね。
若林正恭:そうだね。友達がね。
春日俊彰:若林さんが言うように、ミニ四駆を廊下で走らせたりとか。
若林正恭:そうそう。
春日俊彰:休み時間に、誰か1人の机に集まって、「世界の時計」っていう分厚い本を見てたり(笑)「やっぱ、セイコーだよね」とか(笑)
若林正恭:あと、プロレスね。
春日俊彰:体育会のマットでプロレスやったりとかね。あと、休みの日には、エアガン持って、サバイバルゲームやったり。今のようなお洒落なヤツじゃないですよ(笑)そんな、オタクの軍団、みたいなところがあったんですよ。
若林正恭:うん。
春日俊彰:その修学旅行先でも、私の録ったラジオのテープを持っていくわけですよ。それで、みんなで聴こうじゃないか、と。
若林正恭:お前さ、ラジオをみんなで聴こうとするな(笑)
春日俊彰:やっぱり、共有したいのよ。
若林正恭:ああ、そう(笑)何度も話をしてるけど、一回、ケンカになったもんな。長瀞にキャンプに行くときに。お前が、ナイナイさんのラジオのテープを流すから、みんながそれを聴いちゃって、せっかく旅行なのにみんなが会話しなくなっちゃうから、「今日はやめろ」みたいな。
春日俊彰:ああ(笑)
若林正恭:覚えてるよ。聴く派と聴かない派で、ケンカしたの覚えてる。
春日俊彰:旅行というか、キャンプだからね。
若林正恭:「いつも部室でやってることじゃん」って。
春日俊彰:みんなで聴きたいの、なんかね(笑)それで、修学旅行に行く前に、「聴きたいね」ってなって。ちょっとずつみんなでお金を出し合って、ポータブルラジオというか、カセットとラジオが一緒になったヤツを…
若林正恭:ああ、あったね。
春日俊彰:それを割り勘で買おうってことになって。それを買って持って行って。新幹線とかで、みんなでボックス席にしてさ。
若林正恭:みんな席を向けて?
春日俊彰:うん。みんなでジーっと(笑)
若林正恭:ラジオをみんなで聴くって分からないんだよね(笑)
春日俊彰:「聴き終わったら、アレ面白いよね」とか(笑)「あのハガキのコーナー、この4人で送るなら、どういうのが良いのかね」とかね(笑)
若林正恭:面白いネタも出ないのにね(笑)
春日俊彰:面白いのも1個も出ないんですよ(笑)そんなんでやってたんですよ。修学旅行だから、色んなところ回るじゃないですか。京都のお寺とか。それで昼間、各々の班で回るって感じだったから、移動中も電車の中とかで聴いてたりするわけですよ。
若林正恭:はい、はい。
春日俊彰:楽しみなのは夜ね。夜、ラジオを聴くわけ。生放送をみんなで部屋で聴くっていうね。
若林正恭:それ、1人も反対派いないのね?
春日俊彰:全員好きだから。みんなそれまでの間に風呂とかも済ませて、集まって。
若林正恭:成立してるんだな。
春日俊彰:成立してるのよ。それで何日か目…京都の時かな。誰かが「ちょっと外で聴かないか?」と。ベランダで。部屋じゃなくてちょっと気分を変えようじゃないか、と。
若林正恭:部屋で良いだろ(笑)
春日俊彰:旅行に来てるし、ベランダもあるし。京都の夜景じゃないけど、見ながら『伊集院光のOh!デカナイト』を聴かないか、と。
若林正恭:ラジオを聴くなよ(笑)枕投げとか、そういうことをやれよ(笑)
春日俊彰:いやいや。ラジオなのよ。みんなで聴くってこともないから。1人でいつも聴いてるわけだから。みんなで聴くっていうのが嬉しいわけよ。
若林正恭:それが分かんねぇんだよな。
春日俊彰:ベランダでね。聴いてたのよ。22時くらいに。そのときに、あんまり会話ないからさ。じーっと聴いてたらさ。向かい側にもホテルがあって。そこにも同じような修学旅行の学校が泊まってる、みたいな雰囲気は分かってて。
若林正恭:はい、はい。
春日俊彰:それも気にせずラジオを聴いてたら、突然向かいのホテルのベランダから、他校の女子が話しかけて来て。我々に。「何やってんの~?」って。
若林正恭:へぇ(笑)
春日俊彰:男4人で、顔はギリギリ分かるか分からないかぐらいの距離よ。それで、男なのか女なのか、年頃はいくつくらいなのか分かるくらいの距離感で。
若林正恭:はい。
春日俊彰:「何やってんの~?」って言われて、当然反応するじゃん。男子校だし、もちろん童貞だし。女子とも、小学校以来話をしたことないわけだから。まさか自分たちが言われてると思わないっていう、声に対する反応ですよ。
若林正恭:うん。
春日俊彰:それで、次に「4人で何してんの~?」みたいな。もう一回、言われて。完全に我々のことだって思って。その瞬間、全員が全員、怖くなっちゃって。なんか、"営み"を見られた、みたいなさ。
若林正恭:営みっていうか(笑)ラジオを聴いてたんだけどね(笑)
春日俊彰:女子からこの状況が認識されてる、そして何かメッセージを投げかけられてるっていう恐怖と緊張感が襲ってきて、全員、同時に部屋の中に入ってきたのよ。
若林正恭:ゾロゾロと?
春日俊彰:ダッシュで。ラジオをガって持って、部屋に戻って。電気消して、カーテンを閉めて(笑)怖いから(笑)
若林正恭:うん(笑)
春日俊彰:女子とどうして良いか分からないし、ラジオを聴いてた至福の時に、無防備なときに何かが訪れてきたっていうことで怖くなっちゃって。布団で全員で輪になってかぶって、真ん中にラジオを置いて、みんなで聴きだしたの(笑)
若林正恭:もう、耳には入ってこないわ(笑)
春日俊彰:ドキドキして。でも、他のメンバーに、緊張を知られたくない、女子に焦ってる姿を知られたくないっていう照れもありつつ(笑)
若林正恭:カーテン閉めてるけどね(笑)
春日俊彰:ラジオをまた聴きますよ、みたいな顔をして聴いてたのよ(笑)それで、しばらくした頃に、今度は突然、部屋のドアが乱暴に開いて。ふすまも勢い良く開けられて。「お前ら、何してんだよ」って。クラスの元気なヤツらが、乱入してきたのよ(笑)明るくされて、布団もめくられて。それで、そいつらが自分の部屋から持ってきた枕をバンバン投げられて(笑)
若林正恭:つまんねぇ学校だなぁ(笑)
春日俊彰:ふふ(笑)どうやら、色んな部屋を襲撃してたみたいでね(笑)
若林正恭:なんでだよ(笑)やるけど(笑)
春日俊彰:我々の部屋にきたら、真っ暗な部屋で、布団かぶって何かやってるから、そこにやってきて。枕をバンバン投げられて。色々、ガードとかしたり、なんだかんだして、15分くらいして「もういいわ」って行っちゃったところで、我々も汗だくになって。どえらいことになったな、と。
若林正恭:うん。
春日俊彰:でも、番組終了まで時間があるから、聴き直そう、と。
若林正恭:別のことしろよ(笑)
春日俊彰:部屋の中、グッチャグチャよ。それで、ラジオを探したら、そのドタバタでラジオが壊れてたのよ。
若林正恭:ああ、枕投げのドタバタで(笑)みんなで買ったラジオが(笑)
春日俊彰:壊れてて。4人全員で泣いたのね(笑)
若林正恭:どこにも向けられない気持ちだよね(笑)
春日俊彰:ラジオも聴けないし。その日はしょうがないってことで泣いて、寝て(笑)次の日に、また京都で新しいラジオを買おうって。
若林正恭:ふふ(笑)なんでラジオをどうしても聴きてぇんだよ(笑)
春日俊彰:悔しいじゃん(笑)壊れちゃって。
若林正恭:他のヤツが言い出したの?
春日俊彰:誰が言い出したのか…
若林正恭:お前だよ、多分(笑)お前、すぐにラジオをみんなで聴こうとしてたもん。俺が、ビースティ・ボーイズを掛けてたら、ナイナイさんのラジオを掛けてたもん(笑)
春日俊彰:ふふ(笑)私だ、多分。京都の家電屋さんに行ってさ。みんなでお金を出し合って。今度は、ラジオだけね。カセットテープは聴き終わっちゃったから。
若林正恭:買うなよ(笑)
春日俊彰:それで、そのラジオ持って帰ったんですよ。
若林正恭:それはどうやって決めたの?
春日俊彰:じゃんけんで勝ったんじゃないかな。それを持って帰って、今も父親がそれでラジオを聴いてるんですね。
若林正恭:まだ聴けるんだ。凄いね。
春日俊彰:それを思い出してね。
若林正恭:じゃあ、そのラジオでこの番組も聴いてるのか。童貞で集まって?
春日俊彰:60過ぎなのに(笑)
若林正恭:それで、向かいの二世帯の妹に「何やってんの~?」って(笑)
春日俊彰:ふふ(笑)
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春日俊彰:この間、若林さんも一緒でしたけど、私の歴史がクイズとして出されるって番組があって。
若林正恭:うん、うん。面白かったね、アレ。
春日俊彰:半ばドッキリみたいな感じで、私には違う趣旨の番組だって知らされてて。スタジオ入っていったら、私の今までの歴史の中から、クイズが出される、と。
若林正恭:うん。
春日俊彰:「自分のクイズだから分かりますよね?」ってことで、私が回答者にいて、若林さんがひな壇というかガヤで、ちょっと離れてて色々言うっていう。
若林正恭:うん。
春日俊彰:なんでこんな問題作れたのかなって思ったら、『クイズ タレント名鑑』のスタッフさんで。変わったことをやるチームなんですよね。それで、スタジオに水口Dもいてさ。カンペ出してて。やりやがったな、と。
若林正恭:うん。
春日俊彰:私の実家に通って、実際に家まで行って両親に話を聞いたりとか。私の部屋に行って色々見たりしてて。
若林正恭:うん。
春日俊彰:そこまでやるのか、と。改めて、テレビの突き詰め方、やり方凄いなって思って。
若林正恭:うん。
春日俊彰:私が中学生に作ったテープのことを思い出して。そこに入ってる曲とか、当時のがあって。全然覚えてなくて。
若林正恭:凄いよね。クイズになるっていうのが。
春日俊彰:探してきたのも凄いし。それで思い出したんだけど、色んなものをテープに録ってたな、と。よくラジオもカセットテープに録って。
若林正恭:春日は、よくラジオをカセットに録って、部室に持ってきてたもんな?
春日俊彰:部室に持って行って、聴いてたりしてたじゃないですか。それは中学の時からやってて。中学の時は、若林さんとグループが違ったから分からないかもしれないけど。
若林正恭:うん。
春日俊彰:当時、ニッポン放送の『伊集院光のOh!デカナイト』っていう。
若林正恭:はい、はい。
春日俊彰:毎日聴いてたわけですよ。クラスの中でも好きなヤツがいて。
若林正恭:うん。
春日俊彰:そんな大人数でもないから、そいつらだけで固まって、色々話をしてて。そこで私が、『伊集院光のOh!デカナイト』を録ったテープとかもみんなで聴いてたわけですよ。
若林正恭:うん。
春日俊彰:その仲の良いラジオ好きなメンバーで、修学旅行の班を作ったのね。
若林正恭:はい、はい。
春日俊彰:それで修学旅行に行ったなぁって。京都とか奈良、広島にね。
若林正恭:うん。
春日俊彰:行ったんですよ。その私の修学旅行のグループが、オタクの軍団というかね。
若林正恭:そうだね。友達がね。
春日俊彰:若林さんが言うように、ミニ四駆を廊下で走らせたりとか。
若林正恭:そうそう。
春日俊彰:休み時間に、誰か1人の机に集まって、「世界の時計」っていう分厚い本を見てたり(笑)「やっぱ、セイコーだよね」とか(笑)
若林正恭:あと、プロレスね。
春日俊彰:体育会のマットでプロレスやったりとかね。あと、休みの日には、エアガン持って、サバイバルゲームやったり。今のようなお洒落なヤツじゃないですよ(笑)そんな、オタクの軍団、みたいなところがあったんですよ。
若林正恭:うん。
春日俊彰:その修学旅行先でも、私の録ったラジオのテープを持っていくわけですよ。それで、みんなで聴こうじゃないか、と。
若林正恭:お前さ、ラジオをみんなで聴こうとするな(笑)
春日俊彰:やっぱり、共有したいのよ。
若林正恭:ああ、そう(笑)何度も話をしてるけど、一回、ケンカになったもんな。長瀞にキャンプに行くときに。お前が、ナイナイさんのラジオのテープを流すから、みんながそれを聴いちゃって、せっかく旅行なのにみんなが会話しなくなっちゃうから、「今日はやめろ」みたいな。
春日俊彰:ああ(笑)
若林正恭:覚えてるよ。聴く派と聴かない派で、ケンカしたの覚えてる。
春日俊彰:旅行というか、キャンプだからね。
若林正恭:「いつも部室でやってることじゃん」って。
春日俊彰:みんなで聴きたいの、なんかね(笑)それで、修学旅行に行く前に、「聴きたいね」ってなって。ちょっとずつみんなでお金を出し合って、ポータブルラジオというか、カセットとラジオが一緒になったヤツを…
若林正恭:ああ、あったね。
春日俊彰:それを割り勘で買おうってことになって。それを買って持って行って。新幹線とかで、みんなでボックス席にしてさ。
若林正恭:みんな席を向けて?
春日俊彰:うん。みんなでジーっと(笑)
若林正恭:ラジオをみんなで聴くって分からないんだよね(笑)
春日俊彰:「聴き終わったら、アレ面白いよね」とか(笑)「あのハガキのコーナー、この4人で送るなら、どういうのが良いのかね」とかね(笑)
若林正恭:面白いネタも出ないのにね(笑)
春日俊彰:面白いのも1個も出ないんですよ(笑)そんなんでやってたんですよ。修学旅行だから、色んなところ回るじゃないですか。京都のお寺とか。それで昼間、各々の班で回るって感じだったから、移動中も電車の中とかで聴いてたりするわけですよ。
若林正恭:はい、はい。
春日俊彰:楽しみなのは夜ね。夜、ラジオを聴くわけ。生放送をみんなで部屋で聴くっていうね。
若林正恭:それ、1人も反対派いないのね?
春日俊彰:全員好きだから。みんなそれまでの間に風呂とかも済ませて、集まって。
若林正恭:成立してるんだな。
春日俊彰:成立してるのよ。それで何日か目…京都の時かな。誰かが「ちょっと外で聴かないか?」と。ベランダで。部屋じゃなくてちょっと気分を変えようじゃないか、と。
若林正恭:部屋で良いだろ(笑)
春日俊彰:旅行に来てるし、ベランダもあるし。京都の夜景じゃないけど、見ながら『伊集院光のOh!デカナイト』を聴かないか、と。
若林正恭:ラジオを聴くなよ(笑)枕投げとか、そういうことをやれよ(笑)
春日俊彰:いやいや。ラジオなのよ。みんなで聴くってこともないから。1人でいつも聴いてるわけだから。みんなで聴くっていうのが嬉しいわけよ。
若林正恭:それが分かんねぇんだよな。
春日俊彰:ベランダでね。聴いてたのよ。22時くらいに。そのときに、あんまり会話ないからさ。じーっと聴いてたらさ。向かい側にもホテルがあって。そこにも同じような修学旅行の学校が泊まってる、みたいな雰囲気は分かってて。
若林正恭:はい、はい。
春日俊彰:それも気にせずラジオを聴いてたら、突然向かいのホテルのベランダから、他校の女子が話しかけて来て。我々に。「何やってんの~?」って。
若林正恭:へぇ(笑)
春日俊彰:男4人で、顔はギリギリ分かるか分からないかぐらいの距離よ。それで、男なのか女なのか、年頃はいくつくらいなのか分かるくらいの距離感で。
若林正恭:はい。
春日俊彰:「何やってんの~?」って言われて、当然反応するじゃん。男子校だし、もちろん童貞だし。女子とも、小学校以来話をしたことないわけだから。まさか自分たちが言われてると思わないっていう、声に対する反応ですよ。
若林正恭:うん。
春日俊彰:それで、次に「4人で何してんの~?」みたいな。もう一回、言われて。完全に我々のことだって思って。その瞬間、全員が全員、怖くなっちゃって。なんか、"営み"を見られた、みたいなさ。
若林正恭:営みっていうか(笑)ラジオを聴いてたんだけどね(笑)
春日俊彰:女子からこの状況が認識されてる、そして何かメッセージを投げかけられてるっていう恐怖と緊張感が襲ってきて、全員、同時に部屋の中に入ってきたのよ。
若林正恭:ゾロゾロと?
春日俊彰:ダッシュで。ラジオをガって持って、部屋に戻って。電気消して、カーテンを閉めて(笑)怖いから(笑)
若林正恭:うん(笑)
春日俊彰:女子とどうして良いか分からないし、ラジオを聴いてた至福の時に、無防備なときに何かが訪れてきたっていうことで怖くなっちゃって。布団で全員で輪になってかぶって、真ん中にラジオを置いて、みんなで聴きだしたの(笑)
若林正恭:もう、耳には入ってこないわ(笑)
春日俊彰:ドキドキして。でも、他のメンバーに、緊張を知られたくない、女子に焦ってる姿を知られたくないっていう照れもありつつ(笑)
若林正恭:カーテン閉めてるけどね(笑)
春日俊彰:ラジオをまた聴きますよ、みたいな顔をして聴いてたのよ(笑)それで、しばらくした頃に、今度は突然、部屋のドアが乱暴に開いて。ふすまも勢い良く開けられて。「お前ら、何してんだよ」って。クラスの元気なヤツらが、乱入してきたのよ(笑)明るくされて、布団もめくられて。それで、そいつらが自分の部屋から持ってきた枕をバンバン投げられて(笑)
若林正恭:つまんねぇ学校だなぁ(笑)
春日俊彰:ふふ(笑)どうやら、色んな部屋を襲撃してたみたいでね(笑)
若林正恭:なんでだよ(笑)やるけど(笑)
春日俊彰:我々の部屋にきたら、真っ暗な部屋で、布団かぶって何かやってるから、そこにやってきて。枕をバンバン投げられて。色々、ガードとかしたり、なんだかんだして、15分くらいして「もういいわ」って行っちゃったところで、我々も汗だくになって。どえらいことになったな、と。
若林正恭:うん。
春日俊彰:でも、番組終了まで時間があるから、聴き直そう、と。
若林正恭:別のことしろよ(笑)
春日俊彰:部屋の中、グッチャグチャよ。それで、ラジオを探したら、そのドタバタでラジオが壊れてたのよ。
若林正恭:ああ、枕投げのドタバタで(笑)みんなで買ったラジオが(笑)
春日俊彰:壊れてて。4人全員で泣いたのね(笑)
若林正恭:どこにも向けられない気持ちだよね(笑)
春日俊彰:ラジオも聴けないし。その日はしょうがないってことで泣いて、寝て(笑)次の日に、また京都で新しいラジオを買おうって。
若林正恭:ふふ(笑)なんでラジオをどうしても聴きてぇんだよ(笑)
春日俊彰:悔しいじゃん(笑)壊れちゃって。
若林正恭:他のヤツが言い出したの?
春日俊彰:誰が言い出したのか…
若林正恭:お前だよ、多分(笑)お前、すぐにラジオをみんなで聴こうとしてたもん。俺が、ビースティ・ボーイズを掛けてたら、ナイナイさんのラジオを掛けてたもん(笑)
春日俊彰:ふふ(笑)私だ、多分。京都の家電屋さんに行ってさ。みんなでお金を出し合って。今度は、ラジオだけね。カセットテープは聴き終わっちゃったから。
若林正恭:買うなよ(笑)
春日俊彰:それで、そのラジオ持って帰ったんですよ。
若林正恭:それはどうやって決めたの?
春日俊彰:じゃんけんで勝ったんじゃないかな。それを持って帰って、今も父親がそれでラジオを聴いてるんですね。
若林正恭:まだ聴けるんだ。凄いね。
春日俊彰:それを思い出してね。
若林正恭:じゃあ、そのラジオでこの番組も聴いてるのか。童貞で集まって?
春日俊彰:60過ぎなのに(笑)
若林正恭:それで、向かいの二世帯の妹に「何やってんの~?」って(笑)
春日俊彰:ふふ(笑)
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