キダ・タロー、CM楽曲のギャラ事情を明かす「1曲最低200万円、CMでの印税は無し」
2014.10.11 (Sat)
2014年10月10日放送のテレビ朝日系の番組『アウト×デラックス』にて、作曲家・音楽家のキダ・タローが出演し、CM楽曲のギャラ事情について語っていた。『かに道楽』『出前一丁』『小山ゆうえんち』などのCM曲を手がけ、耳に残り聞き覚えのある曲も数多い。
そんなキダ・タローのCM曲のギャラ事情は、「1曲200万円」「CMでの使用では、印税は入らない」といった様なものであるという。
浪花のモーツァルト キダ・タローの ほんまにすべて

矢部浩之:ピアノの腕が落ちたんですね?(笑)
キダ・タロー:忙しいし。ケータイのゲームで。
マツコ・デラックス:え?(笑)
キダ・タロー:ケータイのゲーム、ハマってますねん。
マツコ・デラックス:え?
キダ・タロー:最初、なんとなしに始めたんですけど、物凄い面白い。RPGです。それをやって。それで全国1位になりまして。『剣豪』というゲームで。
矢部浩之:ほう。
キダ・タロー:その次に、『攻城戦』というゲームがありましてね、隔週の土曜日、12時間、戦闘をやりまんねん。私は守る方、敵は攻めてきよるわけです。それで、少人数の戦闘から始まって、段々上がっていって。
マツコ・デラックス:はい。
キダ・タロー:しまいには、SSクラスの戦闘になって。敵が城内に入ってきて、死ぬか生きるかですわ。
マツコ・デラックス:ふふ(笑)
キダ・タロー:12時間。それで、こちらが負けたら降格されてしまう。私、最高幹部なんでね。
マツコ・デラックス:そう言われても、ちょっと(笑)最高幹部?
山里亮太:一体、どこがモーツァルトなんでしょうね?(笑)
キダ・タロー:物凄い、しつこい性格なんです。だから、やりだしたら…
矢部浩之:悔しくて?
キダ・タロー:お子さんで、負けたら泣き出す人いるでしょ?将棋の先生でも、バーンって将棋の盤をひっくり返す人いますでしょ?
加藤一二三:そんなにおりませんけど(笑)
矢部浩之:あんまり見たことないですね(笑)…その熱さを、もう一度、ピアノに…
キダ・タロー:ヒマがない。そんだけやった分を、もう戻りがきぃひん。
加藤一二三:色々、お好きな曲おありなんでしょ?
キダ・タロー:ショパンが好きですね。
加藤一二三:良いですね(笑)
矢部浩之:先生は、自分で作った曲、あまり覚えてらっしゃらないんですよね?
キダ・タロー:小山ゆうえんちって曲、スポンサーに収めたら、そのまま東京に行って。そこで流れてるけど、関西では流れないんですよ。
マツコ・デラックス:ああ、そうなんだ。
キダ・タロー:何十年経って、伊藤彰さんっていう作詞家がいらっしゃいまして。自分のCMを集めて、レコードを出されたんですよ。その中で、1曲目に小山ゆうえんちが入ってまして、「これはキダ・タローさんと組んだ、最初の曲です」って書いて送ってはったんですね。
矢部浩之:ええ。
キダ・タロー:私、ラジオをやってましてね。ラジオの生放送中に、「これ、俺な全然覚えてへんねん。覚えてへんねんけど、今からかけるけどな。少なくとも、音頭にはせぇへんで。こんなん、音頭にするんやったら、最低な作曲家や」って掛けたら、キッチリ音頭やって(笑)
矢部浩之:音頭やったんですか(笑)
キダ・タロー:最低や(笑)
マツコ・デラックス:桜金造さんの小山ゆうえんちは、関東以外は「これ、何やってんだろ?」って思って観てたってこと?
矢部浩之:そうやねん。
高橋ひとみ:CMって、やっぱりたくさんいただけるんですか?
キダ・タロー:昔はエライ時代でしたから。そのまま単価通りいただいておったら、家を2~3軒持ってると思います。
マツコ・デラックス:ああ、そうですか。
キダ・タロー:昔は、悪い人がいっぱいおりまして。
マツコ・デラックス:はっはっはっ(笑)
キダ・タロー:やりたい放題という。我々は、ヒヨコでしたから。
坂上忍:流れた曲の印税は入るんですか?
キダ・タロー:コマーシャルは印税入らないんです。コマーシャル以外の用途に使った場合は、印税になります。
矢部浩之:ああ、なるほど。
キダ・タロー:だから、歌謡曲とか演歌とかは印税がレコードが売れれば売れるほど入ってきます。私の場合は、コマーシャルがなんぼ流れても、最初の額通り。その最初の額いただいてなかったら、悲惨でしょ。
矢部浩之:悲惨ですね。
山里亮太:先生、今、具体的にいくらもらってるか、教えてもらっていいですか?
マツコ・デラックス:はっはっはっ(笑)
キダ・タロー:1曲コマーシャルを書きますと、最低200万円。
山里亮太:うわ、言った(笑)
キダ・タロー:作詞作曲、編曲、演奏、スタジオ代、全部入れて200万円です。
矢部浩之:ああ、込みで?
キダ・タロー:はい。歌手は別です。
矢部浩之:そう考えると、決して高額ではないですね。
高橋ひとみ:また主題歌とは全然違うんですか?
キダ・タロー:主題歌は、それよりも上やと思いますけどね。私、大河ドラマの主題歌を書きたいんですよ。日本最高のオーケストラで、自分の好きなメロディが演奏されますやん。それは最高やと思います。お金、要らんですわ。
マツコ・デラックス:ちょっと…お金要らないって言ってますよ、NHKさん。
キダ・タロー:そこいらの番組でしょっちゅう言ってるんですけど、何も言ってきません(笑)
マツコ・デラックス:じゃあ、ちょっと無理ですね(笑)
矢部浩之:何千曲と書かれてると、この曲とこの曲、かぶってるなってことはありますか?
キダ・タロー:使い回ししてバレたことはありますね。
マツコ・デラックス:はっはっはっ(笑)
キダ・タロー:有名なドキュメントを撮りはる方がいて、その方がモントリオール博覧会を神奈川に行って取材してきて、その音楽を私に依頼されてきて。
矢部浩之:はい。
キダ・タロー:ああいうドキュメンタリーものは、物凄い秒数が決まってます。ここは1分15秒、ここは3分5秒…とか決まってるんです。それ、物凄い膨大な時間が要ります。作曲して、編曲しなければならない。
矢部浩之:はい。
キダ・タロー:日にちもないし。私、キャバレーのショーの曲も書いてますんで、その辺を適当にコピペしてね、書いていったんです。そしたらね、やっぱり相手も天才のディレクターやから。「キダさん、ちょっと来て」言うて。
矢部浩之:はい。
キダ・タロー:「ここのシーン…キダさんの書いた曲、この場面に合うと思う?」って言われて。
矢部浩之:どうするんですか?
キダ・タロー:「合いまへん」っていうて。
矢部浩之:素直にね(笑)
山里亮太:よくそれで、大河ドラマ狙いましたね(笑)
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そんなキダ・タローのCM曲のギャラ事情は、「1曲200万円」「CMでの使用では、印税は入らない」といった様なものであるという。
浪花のモーツァルト キダ・タローの ほんまにすべて

ケータイゲーム好き
矢部浩之:ピアノの腕が落ちたんですね?(笑)
キダ・タロー:忙しいし。ケータイのゲームで。
マツコ・デラックス:え?(笑)
キダ・タロー:ケータイのゲーム、ハマってますねん。
マツコ・デラックス:え?
キダ・タロー:最初、なんとなしに始めたんですけど、物凄い面白い。RPGです。それをやって。それで全国1位になりまして。『剣豪』というゲームで。
矢部浩之:ほう。
キダ・タロー:その次に、『攻城戦』というゲームがありましてね、隔週の土曜日、12時間、戦闘をやりまんねん。私は守る方、敵は攻めてきよるわけです。それで、少人数の戦闘から始まって、段々上がっていって。
マツコ・デラックス:はい。
キダ・タロー:しまいには、SSクラスの戦闘になって。敵が城内に入ってきて、死ぬか生きるかですわ。
マツコ・デラックス:ふふ(笑)
キダ・タロー:12時間。それで、こちらが負けたら降格されてしまう。私、最高幹部なんでね。
マツコ・デラックス:そう言われても、ちょっと(笑)最高幹部?
山里亮太:一体、どこがモーツァルトなんでしょうね?(笑)
キダ・タロー:物凄い、しつこい性格なんです。だから、やりだしたら…
矢部浩之:悔しくて?
キダ・タロー:お子さんで、負けたら泣き出す人いるでしょ?将棋の先生でも、バーンって将棋の盤をひっくり返す人いますでしょ?
加藤一二三:そんなにおりませんけど(笑)
矢部浩之:あんまり見たことないですね(笑)…その熱さを、もう一度、ピアノに…
キダ・タロー:ヒマがない。そんだけやった分を、もう戻りがきぃひん。
加藤一二三:色々、お好きな曲おありなんでしょ?
キダ・タロー:ショパンが好きですね。
加藤一二三:良いですね(笑)
作曲した曲を覚えていない
矢部浩之:先生は、自分で作った曲、あまり覚えてらっしゃらないんですよね?
キダ・タロー:小山ゆうえんちって曲、スポンサーに収めたら、そのまま東京に行って。そこで流れてるけど、関西では流れないんですよ。
マツコ・デラックス:ああ、そうなんだ。
キダ・タロー:何十年経って、伊藤彰さんっていう作詞家がいらっしゃいまして。自分のCMを集めて、レコードを出されたんですよ。その中で、1曲目に小山ゆうえんちが入ってまして、「これはキダ・タローさんと組んだ、最初の曲です」って書いて送ってはったんですね。
矢部浩之:ええ。
キダ・タロー:私、ラジオをやってましてね。ラジオの生放送中に、「これ、俺な全然覚えてへんねん。覚えてへんねんけど、今からかけるけどな。少なくとも、音頭にはせぇへんで。こんなん、音頭にするんやったら、最低な作曲家や」って掛けたら、キッチリ音頭やって(笑)
矢部浩之:音頭やったんですか(笑)
キダ・タロー:最低や(笑)
マツコ・デラックス:桜金造さんの小山ゆうえんちは、関東以外は「これ、何やってんだろ?」って思って観てたってこと?
矢部浩之:そうやねん。
CM曲のギャラ事情
高橋ひとみ:CMって、やっぱりたくさんいただけるんですか?
キダ・タロー:昔はエライ時代でしたから。そのまま単価通りいただいておったら、家を2~3軒持ってると思います。
マツコ・デラックス:ああ、そうですか。
キダ・タロー:昔は、悪い人がいっぱいおりまして。
マツコ・デラックス:はっはっはっ(笑)
キダ・タロー:やりたい放題という。我々は、ヒヨコでしたから。
坂上忍:流れた曲の印税は入るんですか?
キダ・タロー:コマーシャルは印税入らないんです。コマーシャル以外の用途に使った場合は、印税になります。
矢部浩之:ああ、なるほど。
キダ・タロー:だから、歌謡曲とか演歌とかは印税がレコードが売れれば売れるほど入ってきます。私の場合は、コマーシャルがなんぼ流れても、最初の額通り。その最初の額いただいてなかったら、悲惨でしょ。
矢部浩之:悲惨ですね。
山里亮太:先生、今、具体的にいくらもらってるか、教えてもらっていいですか?
マツコ・デラックス:はっはっはっ(笑)
キダ・タロー:1曲コマーシャルを書きますと、最低200万円。
山里亮太:うわ、言った(笑)
キダ・タロー:作詞作曲、編曲、演奏、スタジオ代、全部入れて200万円です。
矢部浩之:ああ、込みで?
キダ・タロー:はい。歌手は別です。
矢部浩之:そう考えると、決して高額ではないですね。
高橋ひとみ:また主題歌とは全然違うんですか?
キダ・タロー:主題歌は、それよりも上やと思いますけどね。私、大河ドラマの主題歌を書きたいんですよ。日本最高のオーケストラで、自分の好きなメロディが演奏されますやん。それは最高やと思います。お金、要らんですわ。
マツコ・デラックス:ちょっと…お金要らないって言ってますよ、NHKさん。
キダ・タロー:そこいらの番組でしょっちゅう言ってるんですけど、何も言ってきません(笑)
マツコ・デラックス:じゃあ、ちょっと無理ですね(笑)
メロディを前の曲から拝借することも
矢部浩之:何千曲と書かれてると、この曲とこの曲、かぶってるなってことはありますか?
キダ・タロー:使い回ししてバレたことはありますね。
マツコ・デラックス:はっはっはっ(笑)
キダ・タロー:有名なドキュメントを撮りはる方がいて、その方がモントリオール博覧会を神奈川に行って取材してきて、その音楽を私に依頼されてきて。
矢部浩之:はい。
キダ・タロー:ああいうドキュメンタリーものは、物凄い秒数が決まってます。ここは1分15秒、ここは3分5秒…とか決まってるんです。それ、物凄い膨大な時間が要ります。作曲して、編曲しなければならない。
矢部浩之:はい。
キダ・タロー:日にちもないし。私、キャバレーのショーの曲も書いてますんで、その辺を適当にコピペしてね、書いていったんです。そしたらね、やっぱり相手も天才のディレクターやから。「キダさん、ちょっと来て」言うて。
矢部浩之:はい。
キダ・タロー:「ここのシーン…キダさんの書いた曲、この場面に合うと思う?」って言われて。
矢部浩之:どうするんですか?
キダ・タロー:「合いまへん」っていうて。
矢部浩之:素直にね(笑)
山里亮太:よくそれで、大河ドラマ狙いましたね(笑)
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