TOP ≫ 爆笑問題の日曜サンデー ≫ 園子温 監督、無名の俳優・女優を起用する理由「有名になるまで待つ…じゃあ、誰が育てるの?」
園子温 監督、無名の俳優・女優を起用する理由「有名になるまで待つ…じゃあ、誰が育てるの?」
2014.09.02 (Tue)
2014年8月31日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題の日曜サンデー』(毎週日 13:00 - 17:00)にて、映画監督の園子温がゲスト出演していた。そこで、無名の有望若手俳優・女優を起用する理由について語っていた。
冷たい熱帯魚


満島ひかりや二階堂ふみなど、現在では有名女優となった彼女たちを起用し、一気に人気女優にした園子温。爆笑問題・太田光にも「園子温さんが凄いところは、女優を見つけるのが凄いんですよ」と評価されていた。
今回の映画『TOKYO TRIBE』でも、清野菜名を起用しており、アクションもスタントマンを使用せず、体当たり演技をみせている。太田・田中は、清野の演技を手放しで褒めていた。
数々の新人発掘を行ってきた園は、過去に「『愛のむきだし』で、吉高由里子ちゃんと満島ひかりを出そうとしたら、当時は2人とも売れてなくて、『そんな無名なヤツは要らん』って言われて、綾瀬はるかとか有名人を出そうってプロデューサーに言われて」と、プロデューサーから反対されたことを明かした。さらに、このエピソードを度々語っていても、「今回、また別の企画でこれからの人を出そうとすると、『まだ有名じゃないから』って」と反対されたことを明かした。
無名の有望若手俳優・女優を起用する意味として、園は、「じゃあ、誰が育てるんだっていうのあるんですよね。売れるまで待つって言われたら。なるべく新人を出すことで、日本映画も夢があるなって俳優の卵に思わせないと、『これ、何年かかるんだろ?』って思っちゃいますからね」と、新人たちにチャンスを与え、若手でも売れる可能性があるのだ、と思ってもらえないと、実力のある俳優・女優は集まらないからである、と語っていた。
太田光:園子温さんが凄いところは、女優を見つけるのが凄いんですよ。
田中裕二:そうですよね。
太田光:満島ひかりさんとか。
田中裕二:そうそう。
外山惠理:二階堂ふみさんとか。今や名女優でしょ。
園子温:そうですね。
太田光:今回(『TOKYO TRIBE』)の清野菜名さんね。
田中裕二:彼女のアクションが、吹き替えしてんのかってくらい凄かったんですよ。
園子温:それが日本映画の課題だと思ったんで。すぐに吹き替えとかするでしょ。『るろうにナントカ』とか。言っちゃったけど。
田中裕二:今やってる映画言わなくていいでしょ(笑)
園子温:今やってんだっけ?ごめんなさい(笑)ちがいます…昔の映画で『流浪人』って映画なんだけど。
田中裕二:そっちね(笑)
園子温:日本映画って、大体、アクションってスタントマンがやってるんで。タイアクションとか香港映画は、みんな全部自分でやっちゃってるんで。日本も、そうやるべきだなって思って。今回、本当にスタントないんですよ。
太田光:凄いよ、アレ。
田中裕二:海(YOUNG DAIS)くん、凄いなって思って。あの子、役者じゃないんでしょ?
園子温:三拍子揃ってて。顔も良いし、原作どおりの顔なんですよ。それでラップができたら十分なのに、演技までできちゃったんで。
田中裕二:自然なんですよね。
太田光:清野菜名ちゃんって、脱ぎっぷりも良いし。若い子でしょ?
園子温:今年、20歳ですね。
田中裕二:アクションも凄いし。彼女は何者なんですか?
園子温:坂口拓っていう、アクション監督でもある俳優がいて。彼の下で修行した2人なんですよ。それで、『どろろ』みたいな役で、坂口茉琴ちゃんが出てるんですけど、2人とも坂口拓の下で、勉強してた2人ですね。
太田光:へぇ。ほとんど出てる人に、あまり有名な人は出てなくて。園さんの凄いのは、予め人気があるスターを使うんじゃなくて、どんどん発掘していって。そこから大女優になってるでしょ?みんなヤっちゃってるんですか?
園子温:いやいや(笑)何言ってんですか。「ええ、ええ」って頷いてたら。油断できねぇな(笑)
田中裕二:そんなワケないでしょ(笑)
太田光:…ここまでビッグネームになっても、映画、まだやりにくいですか?
園子温:やりにくいですね。『愛のむきだし』で、吉高由里子ちゃんと満島ひかりを出そうとしたら、当時は2人とも売れてなくて、「そんな無名なヤツは要らん」って言われて、綾瀬はるかとか有名人を出そうってプロデューサーに言われて。
田中裕二:うん。
園子温:こんなエピソードを何回も言ってるのに関わらず、今回、また別の企画でこれからの人を出そうとすると、「まだ有名じゃないから」って。
太田光:やっぱりあるんだ。しかも、園子温に向かって言うんだ?
園子温:これだけ実績重ねてきたんで、信用してもらえないかなぁって思うんだけど。「この子、売れるよ」って言うんだけど、「売れてないならダメ」って言われて。面倒くせぇなって。
田中裕二:そういうのあるよね。それは、テレビ番組の企画書の段階で、きっとそういうことがいっぱいあって。「こいつ、面白いからいいよ」って言っても、「数字とれんの?コイツ」って、いろんなところであるんでしょうね。
園子温:じゃあ、誰が育てるんだっていうのあるんですよね。「売れるまで待つ」って言われたら。
太田光:そうですよね。
園子温:なるべく新人を出すことで、日本映画も夢があるなって俳優の卵に思わせないと、「これ、何年かかるんだろ?」って思っちゃいますからね。
太田光:その責任は、園さんの肩に掛かってますからね。
園子温:いやいや、掛けたくないですね(笑)そうなると、嬉しい半面、みんなくるんで。いろんな女優の卵とか…
太田光:ヤリまくり(笑)
園子温:マジでやったろか!(笑)
太田光:はっはっはっ(笑)
【関連記事】
園子温 監督、『愛のむき出し』を酷評した爆笑問題・太田光にリベンジを誓う「お前が映画撮ったら言ってやる」
園子温監督の壮絶過ぎる過去「17歳で家出、心中未遂」
冷たい熱帯魚
満島ひかりや二階堂ふみなど、現在では有名女優となった彼女たちを起用し、一気に人気女優にした園子温。爆笑問題・太田光にも「園子温さんが凄いところは、女優を見つけるのが凄いんですよ」と評価されていた。
今回の映画『TOKYO TRIBE』でも、清野菜名を起用しており、アクションもスタントマンを使用せず、体当たり演技をみせている。太田・田中は、清野の演技を手放しで褒めていた。
数々の新人発掘を行ってきた園は、過去に「『愛のむきだし』で、吉高由里子ちゃんと満島ひかりを出そうとしたら、当時は2人とも売れてなくて、『そんな無名なヤツは要らん』って言われて、綾瀬はるかとか有名人を出そうってプロデューサーに言われて」と、プロデューサーから反対されたことを明かした。さらに、このエピソードを度々語っていても、「今回、また別の企画でこれからの人を出そうとすると、『まだ有名じゃないから』って」と反対されたことを明かした。
無名の有望若手俳優・女優を起用する意味として、園は、「じゃあ、誰が育てるんだっていうのあるんですよね。売れるまで待つって言われたら。なるべく新人を出すことで、日本映画も夢があるなって俳優の卵に思わせないと、『これ、何年かかるんだろ?』って思っちゃいますからね」と、新人たちにチャンスを与え、若手でも売れる可能性があるのだ、と思ってもらえないと、実力のある俳優・女優は集まらないからである、と語っていた。
太田光:園子温さんが凄いところは、女優を見つけるのが凄いんですよ。
田中裕二:そうですよね。
太田光:満島ひかりさんとか。
田中裕二:そうそう。
外山惠理:二階堂ふみさんとか。今や名女優でしょ。
園子温:そうですね。
太田光:今回(『TOKYO TRIBE』)の清野菜名さんね。
田中裕二:彼女のアクションが、吹き替えしてんのかってくらい凄かったんですよ。
園子温:それが日本映画の課題だと思ったんで。すぐに吹き替えとかするでしょ。『るろうにナントカ』とか。言っちゃったけど。
田中裕二:今やってる映画言わなくていいでしょ(笑)
園子温:今やってんだっけ?ごめんなさい(笑)ちがいます…昔の映画で『流浪人』って映画なんだけど。
田中裕二:そっちね(笑)
園子温:日本映画って、大体、アクションってスタントマンがやってるんで。タイアクションとか香港映画は、みんな全部自分でやっちゃってるんで。日本も、そうやるべきだなって思って。今回、本当にスタントないんですよ。
太田光:凄いよ、アレ。
田中裕二:海(YOUNG DAIS)くん、凄いなって思って。あの子、役者じゃないんでしょ?
園子温:三拍子揃ってて。顔も良いし、原作どおりの顔なんですよ。それでラップができたら十分なのに、演技までできちゃったんで。
田中裕二:自然なんですよね。
太田光:清野菜名ちゃんって、脱ぎっぷりも良いし。若い子でしょ?
園子温:今年、20歳ですね。
田中裕二:アクションも凄いし。彼女は何者なんですか?
園子温:坂口拓っていう、アクション監督でもある俳優がいて。彼の下で修行した2人なんですよ。それで、『どろろ』みたいな役で、坂口茉琴ちゃんが出てるんですけど、2人とも坂口拓の下で、勉強してた2人ですね。
太田光:へぇ。ほとんど出てる人に、あまり有名な人は出てなくて。園さんの凄いのは、予め人気があるスターを使うんじゃなくて、どんどん発掘していって。そこから大女優になってるでしょ?みんなヤっちゃってるんですか?
園子温:いやいや(笑)何言ってんですか。「ええ、ええ」って頷いてたら。油断できねぇな(笑)
田中裕二:そんなワケないでしょ(笑)
太田光:…ここまでビッグネームになっても、映画、まだやりにくいですか?
園子温:やりにくいですね。『愛のむきだし』で、吉高由里子ちゃんと満島ひかりを出そうとしたら、当時は2人とも売れてなくて、「そんな無名なヤツは要らん」って言われて、綾瀬はるかとか有名人を出そうってプロデューサーに言われて。
田中裕二:うん。
園子温:こんなエピソードを何回も言ってるのに関わらず、今回、また別の企画でこれからの人を出そうとすると、「まだ有名じゃないから」って。
太田光:やっぱりあるんだ。しかも、園子温に向かって言うんだ?
園子温:これだけ実績重ねてきたんで、信用してもらえないかなぁって思うんだけど。「この子、売れるよ」って言うんだけど、「売れてないならダメ」って言われて。面倒くせぇなって。
田中裕二:そういうのあるよね。それは、テレビ番組の企画書の段階で、きっとそういうことがいっぱいあって。「こいつ、面白いからいいよ」って言っても、「数字とれんの?コイツ」って、いろんなところであるんでしょうね。
園子温:じゃあ、誰が育てるんだっていうのあるんですよね。「売れるまで待つ」って言われたら。
太田光:そうですよね。
園子温:なるべく新人を出すことで、日本映画も夢があるなって俳優の卵に思わせないと、「これ、何年かかるんだろ?」って思っちゃいますからね。
太田光:その責任は、園さんの肩に掛かってますからね。
園子温:いやいや、掛けたくないですね(笑)そうなると、嬉しい半面、みんなくるんで。いろんな女優の卵とか…
太田光:ヤリまくり(笑)
園子温:マジでやったろか!(笑)
太田光:はっはっはっ(笑)
【関連記事】
園子温 監督、『愛のむき出し』を酷評した爆笑問題・太田光にリベンジを誓う「お前が映画撮ったら言ってやる」
園子温監督の壮絶過ぎる過去「17歳で家出、心中未遂」
同番組の過去記事
| トップページへ |