東野幸治、行方不明となった父との再会と死別「病室から『東野幸治を呼べ』」
2014.08.31 (Sun)
2014年8月31日放送のフジテレビ系の番組『ワイドナショー』(毎週日 10:00 - 10:55)にて、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、父親が亡くなったと明かし、母親の希望で密葬を執り行った、と報告していた。このことを受け、お笑い芸人・東野幸治は、自身の父も3年前に亡くなったときの経験について語っていた。
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東野の父は、「ほぼほぼ働いたことがなかったんで」「結局、色んなところに借金を作って」と、お世辞にも良い父親ではなかったそうだ。借金の末、妻にも言わず勝手に自宅を売り、そのことがきっかけで離婚。以後、東野は父親と疎遠になっていったそうだ。
その一件の後にも父親は部屋を借りても家賃を払わないといったトラブルを起こし、兄に迷惑を掛けていたこともあったという。さらには、ついに行方不明となり、「8年後くらいに会社に電話かかってきたら、ある病院で。実は2年ほど前に倒れて、寝たきりになってます。枕元でうなりながら、『東野幸治の親や…東野幸治に連絡を…』って」ということから、ようやく居所がわかったそうだ。
そこから東野は「父はもう長くない」と思い、父をたびたび見舞うようになり、さらには無縁仏となる寸前だった墓の手入れを行うようになった。全ての段取りが終わったところで、その一ヶ月後に父親は亡くなったという。
「若いときはオトンとかオカンとか鬱陶しいなぁって存在ですけど、年をとると…40代過ぎたあたりから…そうなるんですよね」と、父の死について振り返っていた。
東野幸治：僕の父親も今から3年ほど前に…
松本人志：そうや。東野の親父も、とんでもない親父やろ？アレ。
東野幸治：亡くなったんですけど。その前に、ほぼほぼ働いたことがなかったんで。
指原莉乃：へぇ(笑)
東野幸治：なんとかギリギリ、偶然、我々は育ったんですけど。
松本人志：ホントに凄い親父やったよね(笑)
東野幸治：ほんで、結局、色んなところに借金を作って。ほんである日、朝刊を見てたら、チラシがあるじゃないですか。不動産物件をたまたま見てたら、ウチとよう似た物件やなって。そしたら、ウチが勝手に売られてたんですね。
指原莉乃：えぇ？！
東野幸治：親父の手によって(笑)借金返せなくて。「よう似た物件やな…居間、台所、二階…住所もよう似た…これ、ウチの家やん！」って(笑)
松本人志：ふふ(笑)
東野幸治：ようよう訊いたら、ウチの親父が借金積もり積もって、返せなアカンってことで家を売りに出してたって。それで母親が「そんなん知らんやん」ってケンカになった末、結局は離婚しますって。兄貴とか僕とか、オカンの方について。親父は、「この家で借金返して、俺は俺で勝手にやるわ」って。それで別れたんですよ。
松本人志：うん。
東野幸治：家を売って借金返して、あとは勝手にどうぞって言ったけど、やっぱりズボラな性格は直らず、借りてるマンションの家賃も払わず、兄貴の方に…とかあって。それで行方不明になって。
松本人志：うん。
東野幸治：ほんで、8年後くらいに会社に電話かかってきたら、ある病院で。実は2年ほど前に倒れて、寝たきりになってます。枕元でうなりながら、「東野幸治の親や…東野幸治に連絡を…」って(笑)
東国原英夫：信用しないよね(笑)
東野幸治：「はい、はい、お父さん。そんなことないでしょ？」って(笑)信じなかったらしいんですけど、「東野幸治を呼べ…支払いはアイツや」みたいなことを言うて(笑)
指原莉乃：ふふ(笑)
東野幸治：ほんで行ったら、本当にそうで。ちょっと体が脳梗塞でガタがきてて。太った親父も見る影もなく、ガタがきてて。ガリガリになってて。「分かった」と。「俺が責任をもってお見舞いも行くし、病院の方も挨拶していく」って言うて。あまり長くないなって思ったんで、墓のことも任せっきりやったから、墓のことも親父に聞いて。
松本人志：うん。
東野幸治：そこに行ったら、「ちょうど良かったです」と。「何年か前、お父さんが倒れられていらっしゃらなくなって、無縁仏にしようか迷ってたんです」って言われて。「これからは僕も行きます」って言うて、ほんで、近所のお花屋さんに月一回、「お花を飾っておいてください」って色んなことをやって、一ヶ月後に亡くなったんですよ。
指原莉乃：へぇ。
東野幸治：ほんで、家族集まって密葬にしたということなんですけど、そんなことをわざわざテレビで言うことでもないし。指原莉乃さんは、まだそんな時期やないでしょ？
指原莉乃：そうですね。まだ祖父母もともに元気なので。
東野幸治：若いときはオトンとかオカンとか鬱陶しいなぁって存在ですけど、年をとると…40代過ぎたあたりから…そうなるんですよね。
東国原英夫：特に子供を持つと、親の気持ちが分かりません？
東野幸治：こういう気持ちやったんかって、そうなっていくんですよね。
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その一件の後にも父親は部屋を借りても家賃を払わないといったトラブルを起こし、兄に迷惑を掛けていたこともあったという。さらには、ついに行方不明となり、「8年後くらいに会社に電話かかってきたら、ある病院で。実は2年ほど前に倒れて、寝たきりになってます。枕元でうなりながら、『東野幸治の親や…東野幸治に連絡を…』って」ということから、ようやく居所がわかったそうだ。
そこから東野は「父はもう長くない」と思い、父をたびたび見舞うようになり、さらには無縁仏となる寸前だった墓の手入れを行うようになった。全ての段取りが終わったところで、その一ヶ月後に父親は亡くなったという。
「若いときはオトンとかオカンとか鬱陶しいなぁって存在ですけど、年をとると…40代過ぎたあたりから…そうなるんですよね」と、父の死について振り返っていた。
東野幸治：僕の父親も今から3年ほど前に…
松本人志：そうや。東野の親父も、とんでもない親父やろ？アレ。
東野幸治：亡くなったんですけど。その前に、ほぼほぼ働いたことがなかったんで。
指原莉乃：へぇ(笑)
東野幸治：なんとかギリギリ、偶然、我々は育ったんですけど。
松本人志：ホントに凄い親父やったよね(笑)
東野幸治：ほんで、結局、色んなところに借金を作って。ほんである日、朝刊を見てたら、チラシがあるじゃないですか。不動産物件をたまたま見てたら、ウチとよう似た物件やなって。そしたら、ウチが勝手に売られてたんですね。
指原莉乃：えぇ？！
東野幸治：親父の手によって(笑)借金返せなくて。「よう似た物件やな…居間、台所、二階…住所もよう似た…これ、ウチの家やん！」って(笑)
松本人志：ふふ(笑)
東野幸治：ようよう訊いたら、ウチの親父が借金積もり積もって、返せなアカンってことで家を売りに出してたって。それで母親が「そんなん知らんやん」ってケンカになった末、結局は離婚しますって。兄貴とか僕とか、オカンの方について。親父は、「この家で借金返して、俺は俺で勝手にやるわ」って。それで別れたんですよ。
松本人志：うん。
東野幸治：家を売って借金返して、あとは勝手にどうぞって言ったけど、やっぱりズボラな性格は直らず、借りてるマンションの家賃も払わず、兄貴の方に…とかあって。それで行方不明になって。
松本人志：うん。
東野幸治：ほんで、8年後くらいに会社に電話かかってきたら、ある病院で。実は2年ほど前に倒れて、寝たきりになってます。枕元でうなりながら、「東野幸治の親や…東野幸治に連絡を…」って(笑)
東国原英夫：信用しないよね(笑)
東野幸治：「はい、はい、お父さん。そんなことないでしょ？」って(笑)信じなかったらしいんですけど、「東野幸治を呼べ…支払いはアイツや」みたいなことを言うて(笑)
指原莉乃：ふふ(笑)
東野幸治：ほんで行ったら、本当にそうで。ちょっと体が脳梗塞でガタがきてて。太った親父も見る影もなく、ガタがきてて。ガリガリになってて。「分かった」と。「俺が責任をもってお見舞いも行くし、病院の方も挨拶していく」って言うて。あまり長くないなって思ったんで、墓のことも任せっきりやったから、墓のことも親父に聞いて。
松本人志：うん。
東野幸治：そこに行ったら、「ちょうど良かったです」と。「何年か前、お父さんが倒れられていらっしゃらなくなって、無縁仏にしようか迷ってたんです」って言われて。「これからは僕も行きます」って言うて、ほんで、近所のお花屋さんに月一回、「お花を飾っておいてください」って色んなことをやって、一ヶ月後に亡くなったんですよ。
指原莉乃：へぇ。
東野幸治：ほんで、家族集まって密葬にしたということなんですけど、そんなことをわざわざテレビで言うことでもないし。指原莉乃さんは、まだそんな時期やないでしょ？
指原莉乃：そうですね。まだ祖父母もともに元気なので。
東野幸治：若いときはオトンとかオカンとか鬱陶しいなぁって存在ですけど、年をとると…40代過ぎたあたりから…そうなるんですよね。
東国原英夫：特に子供を持つと、親の気持ちが分かりません？
東野幸治：こういう気持ちやったんかって、そうなっていくんですよね。
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