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伊集院光が語る、まるでドラマのような野球場での感動的な出来事「少女を守った河野かずお」
2014.08.13 (Wed)
2014年8月12日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00 - 27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、後輩芸人・河野かずおと巨人vs中日の試合を観に行って、そこで河野が起こした素敵な出来事について語っていた。
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河野は、年齢的に衰え、草野球で活躍できない状況が続いていたという。そんな河野を誘って、伊集院はもらったチケットで巨人vs中日戦を一緒に観に行った。
エキサイトシートで、打球がやってくる可能性もあり、ヘルメット着用が義務付けられている危険な場所である。そこに、3~4歳の少女がいたそうだ。
その少女は、三塁側であり、中日ファンの多い中、巨人の村田修一選手のレプリカユニフォームを着ていた。そのような幼い子がエキサイトシートにいることをどうかと思った伊集院だが、その悪い予感は的中してしまう。
サインボールを選手が投げ入れてきたときに、大人は我先にと前に押し寄せ、少女は怯えてしまったそうだ。そこで、河野かずおが身を挺して守り、さらには村田選手が投げ入れたサインボールを華麗にキャッチ。そのボールを少女に渡して、何事も無く観戦を続けた。
この一連の出来事を見ていた伊集院は、「多分、あの子は、あのままだったら野球が嫌いになるだろうなって思うんだよね。そこで、あの男が助けたっていう」と、少女を守った河野の行動の素晴らしさについて語っていた。
伊集院光:ウチの後輩に、河野かずお君っていう芸人がいて。今、100 Kgぐらいあるのかな。ゴリラ体型ですよね。まぁ、ホームランをよく打つ男で。趣味が草野球じゃなくて、俺らが会った頃は、ほぼ趣味はホームランだったよね。こんなにホームランって出るのかよって。
全盛期は、欽ちゃん球団のトライアウトに行って、そこでもホームラン打ってたからね。それくらいホームランを打つ男で。それが寄る年波には勝てず、ここ2年くらいはどんどん打撃の調子が落ちてきて。門田(博光)の最後の年みたいな(笑)
ホームランは打ちませんし、元々、守備は好きじゃないですからね。草野球が好きなんじゃないんです。ホームランが好きなんですから。まぁ正直、戦力としては難しい年になってきて。アイツ、36~7歳で、普通の野球選手でも、衰えてくるところなんですよ。
そこで、たまたま、知り合いから巨人戦のチケットをもらって。巨人vs中日戦、しかもエキサイトシートの最前列ですよ。スゲエ良いチケットをもらって。ホリプロのちょっと偉い人が、「伊集院くん、野球好きだよね?僕がとったチケットなんだけど、仕事で行けなくなっちゃったんで、あげるよ」って、4枚くれたわけ。
プラチナチケットですよ。河野かずお君と、ウチのカミさんと。それからオテンキのGOくんと。4人で、土曜日の巨人vs中日戦を観に行ったわけ。チケットをくれた人は、巨人ファンなんだけど、俺にくれた理由は、3塁側なんですよ。中日側で。僕は名古屋でドラゴンズの番組をやらせてもらってるんで。パは日ハム、セは中日が大好きなんですよ。それもあって、俺にくれたんだけどね。エキサイトシートの1番前なわけ。
最近はパ・リーグも人気ですけど、俺がよく行くのは、平日の西武球場の西武vs日ハムの日ハム側なわけ。それに比べたら、夏休みの土曜日のジャイアンツ戦のってなったら、まぁ凄いわけ、人も。ウチのカミさんも、いつも行ってるのと次元が違う感じになってるわけ。
それで、エキサイトシートに座って。俺、どうかと思うんだけどね…エキサイトシートって、本当にグラウンドレベルだから。最低限のバッターと自分たちを直接結んだ線上くらいには、申し訳程度にネットはあるけど、自己責任なわけ。
もう、行ったらシートの上に、ヘルメットとグローブが1個ずつ置いてあって。「ヘルメットは、絶対にかぶってください」って、そんな席なわけ。なのに、夏休みだから、もらったチケットで来たりしてるのか、ちびっ子が結構いるの。
それで、河野かずおが、もうはしゃいじゃってるの。ゴリラだから。変な話、俺らが草野球で観てる、グラウンドで観てる感じだから。変な感じなわけ。草野球で観てるような感じで、選手を観てるの。
そしたら、一応、三塁側のど真ん前だから、ドラゴンズファンがいてしかるべきなんだけど、その中に、3~4歳でジャイアンツのレプリカで上から下までユニフォームを着ている女の子がいて。俺は、ちょっとどうかと思うんだ。だって、俺が構成作家の渡辺(雅史)くんをそこで誘わなかったのは、彼自体は草野球をやってても、野球をしないために生まれた男だから。
だって、外野フライを落下地点に入って、おでこの前にグローブを置いたのに、メガネが割れたっていう。謎の運動神経を持った男だから。そこで、なぜカミさんにしたかって言うと、危ないと思ったのよ。打球がバンバン入ってくるところだから。そこに、3~4歳くらいの、本当に可愛らしい女の子が来てて。大丈夫なのって。
そんなことを思ってるうちに、試合開始になると、先攻が中日で、後攻がジャイアンツで。ジャイアンツの選手が、守備につく。守備につくと、サインボールを持ってて、それをどんどん観客席に投げてくれるサービスをしてるんですよ。
そうなった途端に、エキサイトシートの人たちが、我先にと前にくるんですよ。そしたら、その女の子は、急に大人たちが立って近づいてくるから、ビビってるわけ。その子、ジャイアンツのユニフォームで、背番号25の村田(修一)のユニフォームを着てるわけ。
最初、村田が出て来た時に喜んでるわけ。「村田!村田!」って。しかも、三塁側の一番前の席だから、村田が真ん前で、すぐそこに村田がいるわけ。それで、やっと村田が出て来たって思った途端に、みんながウワーって来ちゃったものだから、恐怖だよね。
親はちょっとボーっとしてるんだけど、河野はすぐに気づいて。その子を人混みから守るために、その子に覆いかぶさるようにして人の波をやり過ごして。それで、そうこうしているうちに、サインボールが撒かれてるわけ。
そこでカッコ良かったのは、ワーってなった途端に、クルって後ろを振り向いて、30 cmくらい飛んで、サインボールをとって。それが村田のサインボールなわけ。その女の子に、「はい」ってあげて、そのまま観戦するっていう。
なにこれ。あの伝説のショーウィンドウのトランペットを見てたら、後ろからサッチモが来てさ、チェロ買ってくれたっていう(笑)サッチモの変わった意地悪(笑)「こいつ、チェロ絶対に弾かないな」って思って、チェロ買っちゃったっていう(笑)
中年ゴリラなんですよ。その中年ゴリラが、本当に可愛らしい3~4歳の少女に、「危なかったね」って、ボールをポンって渡して。子供が、キラキラした目で、河野を見てるっていう、素敵な感じなんだよね。「あの怪物は、お花を守っていたのでした」っていう感じ(笑)谷を決壊させて、村を水の底に沈めようとする魔神だと思われてたんだけど、お花を守っていたという。とても美しい出来事で。
多分、あの子は、あのままだったら野球が嫌いになるだろうなって思うんだよね。そこで、あの男が助けたっていう。まぁ、その後は自分のやってる水商売(サパークラブ)の客から同伴出勤の指名が入ったらしくって、野球が終わったら、颯爽と行っちゃいましたけどね(笑)
「伊集院と付き合ってても、カネにならないもんで」って感じで(笑)「太い客からご指名が掛かりましたんで」って行っちゃいましたけどね(笑)
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エキサイトシートで、打球がやってくる可能性もあり、ヘルメット着用が義務付けられている危険な場所である。そこに、3~4歳の少女がいたそうだ。
その少女は、三塁側であり、中日ファンの多い中、巨人の村田修一選手のレプリカユニフォームを着ていた。そのような幼い子がエキサイトシートにいることをどうかと思った伊集院だが、その悪い予感は的中してしまう。
サインボールを選手が投げ入れてきたときに、大人は我先にと前に押し寄せ、少女は怯えてしまったそうだ。そこで、河野かずおが身を挺して守り、さらには村田選手が投げ入れたサインボールを華麗にキャッチ。そのボールを少女に渡して、何事も無く観戦を続けた。
この一連の出来事を見ていた伊集院は、「多分、あの子は、あのままだったら野球が嫌いになるだろうなって思うんだよね。そこで、あの男が助けたっていう」と、少女を守った河野の行動の素晴らしさについて語っていた。
伊集院光:ウチの後輩に、河野かずお君っていう芸人がいて。今、100 Kgぐらいあるのかな。ゴリラ体型ですよね。まぁ、ホームランをよく打つ男で。趣味が草野球じゃなくて、俺らが会った頃は、ほぼ趣味はホームランだったよね。こんなにホームランって出るのかよって。
全盛期は、欽ちゃん球団のトライアウトに行って、そこでもホームラン打ってたからね。それくらいホームランを打つ男で。それが寄る年波には勝てず、ここ2年くらいはどんどん打撃の調子が落ちてきて。門田(博光)の最後の年みたいな(笑)
ホームランは打ちませんし、元々、守備は好きじゃないですからね。草野球が好きなんじゃないんです。ホームランが好きなんですから。まぁ正直、戦力としては難しい年になってきて。アイツ、36~7歳で、普通の野球選手でも、衰えてくるところなんですよ。
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最近はパ・リーグも人気ですけど、俺がよく行くのは、平日の西武球場の西武vs日ハムの日ハム側なわけ。それに比べたら、夏休みの土曜日のジャイアンツ戦のってなったら、まぁ凄いわけ、人も。ウチのカミさんも、いつも行ってるのと次元が違う感じになってるわけ。
それで、エキサイトシートに座って。俺、どうかと思うんだけどね…エキサイトシートって、本当にグラウンドレベルだから。最低限のバッターと自分たちを直接結んだ線上くらいには、申し訳程度にネットはあるけど、自己責任なわけ。
もう、行ったらシートの上に、ヘルメットとグローブが1個ずつ置いてあって。「ヘルメットは、絶対にかぶってください」って、そんな席なわけ。なのに、夏休みだから、もらったチケットで来たりしてるのか、ちびっ子が結構いるの。
それで、河野かずおが、もうはしゃいじゃってるの。ゴリラだから。変な話、俺らが草野球で観てる、グラウンドで観てる感じだから。変な感じなわけ。草野球で観てるような感じで、選手を観てるの。
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親はちょっとボーっとしてるんだけど、河野はすぐに気づいて。その子を人混みから守るために、その子に覆いかぶさるようにして人の波をやり過ごして。それで、そうこうしているうちに、サインボールが撒かれてるわけ。
そこでカッコ良かったのは、ワーってなった途端に、クルって後ろを振り向いて、30 cmくらい飛んで、サインボールをとって。それが村田のサインボールなわけ。その女の子に、「はい」ってあげて、そのまま観戦するっていう。
なにこれ。あの伝説のショーウィンドウのトランペットを見てたら、後ろからサッチモが来てさ、チェロ買ってくれたっていう(笑)サッチモの変わった意地悪(笑)「こいつ、チェロ絶対に弾かないな」って思って、チェロ買っちゃったっていう(笑)
中年ゴリラなんですよ。その中年ゴリラが、本当に可愛らしい3~4歳の少女に、「危なかったね」って、ボールをポンって渡して。子供が、キラキラした目で、河野を見てるっていう、素敵な感じなんだよね。「あの怪物は、お花を守っていたのでした」っていう感じ(笑)谷を決壊させて、村を水の底に沈めようとする魔神だと思われてたんだけど、お花を守っていたという。とても美しい出来事で。
多分、あの子は、あのままだったら野球が嫌いになるだろうなって思うんだよね。そこで、あの男が助けたっていう。まぁ、その後は自分のやってる水商売(サパークラブ)の客から同伴出勤の指名が入ったらしくって、野球が終わったら、颯爽と行っちゃいましたけどね(笑)
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