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ビートたけし、ラッシャー板前に初めて怒った「桃ちゃん餃子事件」

2014.08.11 (Mon)
2014年8月8日放送のTBS系のラジオ番組『たまむすび』(毎週月-金 13:00-15:30)にて、お笑い芸人・ラッシャー板前が、初めて怒ったという「桃ちゃん餃子事件」について語っていた。

ヒンシュクの達人


ビートたけしが家庭の味に飢えているということで、板前経験が2年あるというラッシャー板前が名乗りを上げたという。

ところが、まだ下積みの途中であり、肉じゃがのリクエストにも作り方を調べて作ったそうだ。

そして、慣れてきた頃に餃子のリクエストに対し、作らずに出来合いのものを焼いて出した。当初、美味いとご満悦のビートたけしだったが、ある日「お前、俺を騙したのか?」と怒ったという。

ラッシャー板前は、桃ちゃん餃子のパッケージを"証拠隠滅"せずに帰ってしまい、それでバレてしまったと語っていた。

小林悠:たけしさんの"ぼうや"というのは、仕事の内容はどういうことをなさっていたんですか?

ラッシャー板前:僕は板前をやっていたんで、その頃は羅生門でもよく食べていたんですけど、うちの師匠が家庭の味に飢えていたので、要するに家で食事をしたいというので「お前、板前をやっていたんだろ!?料理できるのか?」。でも板前といっても2年しかやっていないから、何もできないんですよ。

小林悠:2年やればけっこう身に付きそうですけどね。

ラッシャー板前:いやいやいやいや。板前になるには10年かかりますからね。

小林悠:なるほど。

ラッシャー板前:3年皿洗いだとか盛り付けやって、3年目から焼きかたに入って、また3年やってやっと煮かたになって、最後4年くらいやって板前になるわけですよ。3年、3年、4年で。

小林悠:長いな。

玉袋筋太郎:厳しいね。

ラッシャー板前:何もできないけどここは勝負だと思って「はい、何でも料理できます」と。

小林悠:言うしかないですよね。これがたけしさんに最初に怒られた、「桃ちゃん餃子事件」につながっていくのかなと思いますが。

ラッシャー板前:そっからがある意味板前の修業みたいなもので、何もできないんだけど「今日は肉じゃがが食べたい」と言った肉じゃがはまずどうやったら作るんだろうと雑誌を見て作り方を覚えて、それで餃子が意外とうちの師匠が好きで、餃子をよく食べたんです。初めの頃はちゃんと具を作って皮に巻いて焼いていたんです。人間慣れって恐ろしいね。面倒くさくなるんですよ。

小林悠:ははは(笑)。餃子は面倒くさいですよ。

玉袋筋太郎:ははは(笑)

ラッシャー板前:「今日も帰ったら餃子が食べたいから」というので1万円渡されて、「これで買い物をして餃子を作ってくれ」となって。その時「よしっ、今日は冷凍餃子で勝負してみよう」と思って。

玉袋筋太郎:ははは(笑)

小林悠:ええっ!?

ラッシャー板前:ももちゃん餃子を買って、でも焼くのは一生懸命ですよ。丁寧にやってお出ししたんですよ。うちの師匠と軍団の何人かが「ラッシャー、今日の餃子もうまいよ」と食べていてくれて、それでその日はさようならで帰って、次の師匠を迎えに行ったらすごい機嫌が悪いんですよ。車の中に乗って移動中に急に「ラッシャー、お前俺をだましているだろう?」と。

小林悠:怖い怖い。

ラッシャー板前:「何のことだろう?」と思って「いや、いや」「お前ずっと俺に嘘をついているだろう」と。

玉袋筋太郎:やべえ。

小林悠:怖い怖い。

ラッシャー板前:「いや、わかりません。はっきり言って下さい」と言ったら「あの、桃ちゃんの餃子の包みはなんだ!?」と。

玉袋筋太郎:ははは(笑)

ラッシャー板前:包みをゴミ箱に入れたままで来てしまった。

玉袋筋太郎:桃ちゃん餃子(笑)

ラッシャー板前:それをうちの師匠が夜中に見て気が付いて。

玉袋筋太郎:ああ~。

ラッシャー板前:でも、本人美味しいと食べていたんですよ(笑)

小林悠:そうですよね。それもあってちょっと恥ずかしかったのもあったのですかね。

ラッシャー板前:やっぱり人間、慣れという、やっぱり手を抜いたらいけないなと、うん。

小林悠:それからは普通に餃子を作ってお出ししたんですか?

ラッシャー板前:そうですね、手作り餃子を作ってちゃんとやっていました。

玉袋筋太郎:ぼうやをやりながらレギュラーも増えて。

小林悠:そうですね。

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