辻仁成、メディアでは伝えられないフランスの陰の部分を語る「日常的に暴動」
2014.07.16 (Wed)
2014年7月15日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週水 25:00 - 27:00)にて、作家・ミュージシャンの辻仁成がゲスト出演し、メディアでは伝えられなフランスでの生活の苦労について語っていた。
コトノハナ~Super Best of Jinsei Tsuji~

日常的に暴動が起こり、デモがあったりすると、そこから波及して車に火を放たれたりするという。さらには、ひったくりなども日常的で、「手持ちカバンは持たない。肩掛けバッグを持つようにしているんです」と辻は語っていた。
日本人旅行者も狙われやすく、シャルル・ド・ゴール空港から降りて、タクシーに乗ったところからつけられ、トンネル内で停まった車の窓ガラスを割ってバッグを盗られてしまうそうだ。
さらに、階級社会であり、差別なども多く、アジア人が暮らすことは容易ではない、とも語っていた。
辻は、フランスで生活していくコツについて「考え方、生き方が全然違うんで。抜いていかないと、ガってやられちゃうんですよ。日本人は、カチっとしてるから」「『オンベラ』って言葉があって。『こんなの平気だよね』って言って。そうして過ごしてますよ」と、考え方を変えることである、と語っていた。
田中裕二:サッカーワールドカップで、ブラジルが大敗したときに、バスに火が放たれてしまったりしたじゃないですか。アレにどう思います?
辻仁成:パリに住んでるじゃないですか。暴動が凄いんですよ。
田中裕二:パリが?
辻仁成:パリは、何かあると暴動で、車に火をつけたりするから。日本の人たちは、ちゃんとしてますよ。感情でバーっていかないから。
太田光:あぁ。
辻仁成:向こうは、何かの試合とかで大敗とかすると、必ず暴動ですから。
田中裕二:ああいうの、本当に腹立つんですよね。可哀想じゃない?だってさ、ただイラだって、試合に負けたってことで、店ぶっ壊して、中の物を盗っていくっていうのは、「なに、それ?」って思う。
辻仁成:でも、そういうところの近くにいると、そんなこと言ってられないくらい怖いですよ。何度もそういうことに遭遇して。
田中裕二:あぁ。
辻仁成:パリは危ないんですよ。シャルル・ド・ゴール空港を降りて、日本人がタクシーに乗って「着いたぁ、やったー」なんて言ってるところをバイクでつけてきて、クリニャンクールの下で、トンネルで停まるんですよ。
田中裕二:はい。
辻仁成:その横にバイクつけて、バットで窓ガラス割って、みんなが衝撃受けてる瞬間に、カバンを持っていくんです。
太田光:あぁ…
辻仁成:今、肩掛けバッグしてるでしょ。これは、そういうことが身にしみてるから手持ちのカバンとか持たないんです。ひったくられるから。
太田光:そうかぁ…
田中裕二:パリのど真ん中ですか?
辻仁成:どこでもありますよ。パリのど真ん中で、目の前のスタンドが燃えてたり。雑誌のスタンドね。何かデモがあると、そういうことが起こって。
田中裕二:うん。
辻仁成:本当に怖くて。何かあったら、瞬間的に逃げないと。
田中裕二:身の危険を感じたらね。
辻仁成:フランスは、ヨーロッパの中心だから、これからテロも多くなってくるじゃないですか。エッフェル塔に爆弾仕掛けられた、なんてことがあると街中、警察官がいて。みんなマシンガン持ってますからね。
太田光:え?警察が?
辻仁成:持ってるんですよ。普通じゃないことが起きるんですよ。
太田光:日本は本当に良いですね。
辻仁成:天国みたいですよ。この間、イタリアの友達が来て、新幹線に乗って、一緒に旅行したんですよ。息子と、息子の友達の家族で。
田中裕二:はい。
辻仁成:そしたら、新幹線の時間が1秒もズレないでしょ。イタリアはね、「1日遅れるときがある」って(笑)
太田光:ウソだろ(笑)それは休みだよ(笑)
辻仁成:日本は凄いですよ。
田中裕二:基本はパリで子供と一緒に暮らすんでしょ?
辻仁成:そうですね。大きくなるまでは。
田中裕二:心配ですね、日本の方が安心じゃないですか?
辻仁成:アジア人の子供のケータイ狙いって多いんですよ。囲みやすいし。
田中裕二:あぁ。
辻仁成:ウチの学校は、息子しかアジア人いないんですけど、飲んでたら、アジア人の人がいて。「あなた、何人?」って訊かれて。その人は、中国人だったんですけど、「訊きたいのは、他で差別されるから、ここの学校は差別ないか?」って。
田中裕二:うん。
辻仁成:「多分、大丈夫だと思うよ」って言っても、まだ半信半疑で。移民が多い国だから、差別もあれば、色々あるわけですよ。
太田光:フランス人はプライド高いって言いますしね。
辻仁成:階級社会もあるし。
太田光:日本人は、フランスに憧れありますけどね。
辻仁成:ほとんどの人が、カンカンになって、ムカつくって言って帰っていきますよ。大ゲンカして帰って行く人が多いですね。高いワインを押し付けられた、とか。
田中裕二:あぁ。
辻仁成:考え方、生き方が全然違うんで。抜いていかないと、ガってやられちゃうんですよ。日本人は、カチっとしてるから。
太田光:うん。
辻仁成:「なんでバス来ないの、5分経ってるのに」って、5分なんか当たり前なんですよ。
太田光:そういうことですか。
辻仁成:そういうところを、ゆるやかに考えなきゃいけない国なんで。そこら辺は、ルーズなんですよ。
太田光:怒ってばっかりだと生きにくいっていう。
辻仁成:「オンベラ」って言葉があって。「こんなの平気だよね」って言って。そうして過ごしてますよ。
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日本人旅行者も狙われやすく、シャルル・ド・ゴール空港から降りて、タクシーに乗ったところからつけられ、トンネル内で停まった車の窓ガラスを割ってバッグを盗られてしまうそうだ。
さらに、階級社会であり、差別なども多く、アジア人が暮らすことは容易ではない、とも語っていた。
辻は、フランスで生活していくコツについて「考え方、生き方が全然違うんで。抜いていかないと、ガってやられちゃうんですよ。日本人は、カチっとしてるから」「『オンベラ』って言葉があって。『こんなの平気だよね』って言って。そうして過ごしてますよ」と、考え方を変えることである、と語っていた。
田中裕二:サッカーワールドカップで、ブラジルが大敗したときに、バスに火が放たれてしまったりしたじゃないですか。アレにどう思います?
辻仁成:パリに住んでるじゃないですか。暴動が凄いんですよ。
田中裕二:パリが?
辻仁成:パリは、何かあると暴動で、車に火をつけたりするから。日本の人たちは、ちゃんとしてますよ。感情でバーっていかないから。
太田光:あぁ。
辻仁成:向こうは、何かの試合とかで大敗とかすると、必ず暴動ですから。
田中裕二:ああいうの、本当に腹立つんですよね。可哀想じゃない?だってさ、ただイラだって、試合に負けたってことで、店ぶっ壊して、中の物を盗っていくっていうのは、「なに、それ?」って思う。
辻仁成:でも、そういうところの近くにいると、そんなこと言ってられないくらい怖いですよ。何度もそういうことに遭遇して。
田中裕二:あぁ。
辻仁成:パリは危ないんですよ。シャルル・ド・ゴール空港を降りて、日本人がタクシーに乗って「着いたぁ、やったー」なんて言ってるところをバイクでつけてきて、クリニャンクールの下で、トンネルで停まるんですよ。
田中裕二:はい。
辻仁成:その横にバイクつけて、バットで窓ガラス割って、みんなが衝撃受けてる瞬間に、カバンを持っていくんです。
太田光:あぁ…
辻仁成:今、肩掛けバッグしてるでしょ。これは、そういうことが身にしみてるから手持ちのカバンとか持たないんです。ひったくられるから。
太田光:そうかぁ…
田中裕二:パリのど真ん中ですか?
辻仁成:どこでもありますよ。パリのど真ん中で、目の前のスタンドが燃えてたり。雑誌のスタンドね。何かデモがあると、そういうことが起こって。
田中裕二:うん。
辻仁成:本当に怖くて。何かあったら、瞬間的に逃げないと。
田中裕二:身の危険を感じたらね。
辻仁成:フランスは、ヨーロッパの中心だから、これからテロも多くなってくるじゃないですか。エッフェル塔に爆弾仕掛けられた、なんてことがあると街中、警察官がいて。みんなマシンガン持ってますからね。
太田光:え?警察が?
辻仁成:持ってるんですよ。普通じゃないことが起きるんですよ。
太田光:日本は本当に良いですね。
辻仁成:天国みたいですよ。この間、イタリアの友達が来て、新幹線に乗って、一緒に旅行したんですよ。息子と、息子の友達の家族で。
田中裕二:はい。
辻仁成:そしたら、新幹線の時間が1秒もズレないでしょ。イタリアはね、「1日遅れるときがある」って(笑)
太田光:ウソだろ(笑)それは休みだよ(笑)
辻仁成:日本は凄いですよ。
田中裕二:基本はパリで子供と一緒に暮らすんでしょ?
辻仁成:そうですね。大きくなるまでは。
田中裕二:心配ですね、日本の方が安心じゃないですか?
辻仁成:アジア人の子供のケータイ狙いって多いんですよ。囲みやすいし。
田中裕二:あぁ。
辻仁成:ウチの学校は、息子しかアジア人いないんですけど、飲んでたら、アジア人の人がいて。「あなた、何人?」って訊かれて。その人は、中国人だったんですけど、「訊きたいのは、他で差別されるから、ここの学校は差別ないか?」って。
田中裕二:うん。
辻仁成:「多分、大丈夫だと思うよ」って言っても、まだ半信半疑で。移民が多い国だから、差別もあれば、色々あるわけですよ。
太田光:フランス人はプライド高いって言いますしね。
辻仁成:階級社会もあるし。
太田光:日本人は、フランスに憧れありますけどね。
辻仁成:ほとんどの人が、カンカンになって、ムカつくって言って帰っていきますよ。大ゲンカして帰って行く人が多いですね。高いワインを押し付けられた、とか。
田中裕二:あぁ。
辻仁成:考え方、生き方が全然違うんで。抜いていかないと、ガってやられちゃうんですよ。日本人は、カチっとしてるから。
太田光:うん。
辻仁成:「なんでバス来ないの、5分経ってるのに」って、5分なんか当たり前なんですよ。
太田光:そういうことですか。
辻仁成:そういうところを、ゆるやかに考えなきゃいけない国なんで。そこら辺は、ルーズなんですよ。
太田光:怒ってばっかりだと生きにくいっていう。
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