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伊集院光、局部の3Dプリンターデータ配布した女性の報道に「芸術家か否かを判断する基準はどこに」
2014.07.15 (Tue)
2014年7月14日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00 - 27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、3Dプリンターで自分の局部が再現できるデータを、インターネットを通じて男性らに配布したとして逮捕された自称・芸術家の五十嵐恵容疑者について語っていた。
のはなしし
まず伊集院は、「"自称"芸術家」という肩書で報道されていることに関して、自称か否かの線引きや、世間から認められているかどうかが基準となるのならば、ゴッホなども生前は自称芸術家だったのか、といったことを語っていた(伊集院光、局部の3Dプリンターデータ配布した女性の報道に「"自称"芸術家という言葉の中にあるせめぎ合い」)。
さらに、「ダビデ像は凄い精密に作って売って良いわけだからって、捕まった人は言うよね、と。でも、捕まえる側は、そうじゃねぇだろって。局部だけ出してきて、ダビデ像、芸術だって言うわけにはいかないだろうってせめぎ合いにはなるだろう」と、表現者と警察とのせめぎ合いの間にある問題について指摘。
芸術か否かの議論というものは、以前から根深く存在しており、「春画ってあるじゃん。春画って、ちゃんと公式な美術館とかにも飾られるじゃん。北斎漫画とか。アレは、卑猥のために描いてるわけだよね。興奮させるために描いてるんだよね」と、葛飾北斎の春画なども、本来は芸術の意図のみで描かれたものではなく、後世、その評価が変わっている、と語っていた。
今回、3Dスキャナー・プリンターという最先端の技術を使用しているために耳目を集めているが、「毎回、『芸術だ、いや、そうじゃない』ってことって、必ず出てくることだから」と語り、本人が「手ならばよくて、局部はなぜダメなのか」という疑問提起のための確信犯としての行為ならば、「俺らが議論するのも、まんまとってことですよね」と、五十嵐容疑者の意図についても分析していた。
伊集院光：構成作家・渡辺くんと話をしてたら、「ダビデ像は凄い精密に作って売って良いわけだから」って、捕まった人は言うよね、と。でも、捕まえる側は、そうじゃねぇだろって。「局部だけ出してきて、ダビデ像、芸術だって言うわけにはいかないだろう」ってせめぎ合いにはなるだろうって話をしてたんだけどね。
でも、さっき調べてみたら、ボートの形になってるらしいの。局部をスキャニングして作った、カヌーらしいんだよね(笑)
これは猥褻なの、芸術なのって論議になるじゃないですか。その時に、渡辺くんは「ダビデ像は、別に局部を見せたくて彫ってるんじゃないから芸術だけど、そうじゃない局部だけの像だったら、それは違うだろう」って話になるんだけど。
そこでちょっと面白いなって思うんだけど、春画ってあるじゃん。春画って、ちゃんと公式な美術館とかにも飾られるじゃん。北斎漫画とか。アレは、卑猥のために描いてるわけだよね。興奮させるために描いてるんだよね、でも、どっからか急に芸術になるわけでしょ？そうなると、画力が高いと芸術になるの？
最初、春画ってエ□本じゃん。アレを見てみんな、おっ勃てるために描くわけじゃん。精密な局部も書かれてるじゃん。だけど、北斎展みたいなことになると、公的なところにも展示されるってことになると、そこは本人の意志も関係ないところにあるんじゃねぇのって。
3Dプリンター・スキャナーだから珍しいだけで、毎回、「芸術だ、いや、そうじゃない」ってことって、必ず出てくることだから。結局、こういう風に揉めて、こういう感じでトピックスになって消えていくことであって、何かキチンとした結果がでないことに慣れっこになっちゃってるから、「あぁ、こういうことになるよな」って。
でも、先に言っておいた方がいいよね。「まかり間違っても、ボートにしたらOKとか思うんじゃないよ」って。あらかじめ、局部のデータはダメだよって言っておいた上で、芸術家としてやってくるというなら、俺らがよく誤用を指摘される"確信犯"ってそういうことじゃん。本人の信念等にもとづいて、それがたとえ現行の法律に反しているとしても貫こうとする行為っていうのが確信犯だろうっていう。
彼女が芸術家で、「アレはボートです」「手のデータと一緒です。なぜ局部だけを卑猥なものとするんですか？」っていうことを主張しているなら、そういうことであって。俺らが議論するのも、まんまとってことですよね。
そこで、「元々、猥褻罪って何のためにあるの？」なんて深い話になると、構成の渡辺くんが「世の中の秩序が…」って、膣と掛けてるんですよ(笑)超面白いヤツ(笑)
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のはなしし
まず伊集院は、「"自称"芸術家」という肩書で報道されていることに関して、自称か否かの線引きや、世間から認められているかどうかが基準となるのならば、ゴッホなども生前は自称芸術家だったのか、といったことを語っていた(伊集院光、局部の3Dプリンターデータ配布した女性の報道に「"自称"芸術家という言葉の中にあるせめぎ合い」)。
さらに、「ダビデ像は凄い精密に作って売って良いわけだからって、捕まった人は言うよね、と。でも、捕まえる側は、そうじゃねぇだろって。局部だけ出してきて、ダビデ像、芸術だって言うわけにはいかないだろうってせめぎ合いにはなるだろう」と、表現者と警察とのせめぎ合いの間にある問題について指摘。
芸術か否かの議論というものは、以前から根深く存在しており、「春画ってあるじゃん。春画って、ちゃんと公式な美術館とかにも飾られるじゃん。北斎漫画とか。アレは、卑猥のために描いてるわけだよね。興奮させるために描いてるんだよね」と、葛飾北斎の春画なども、本来は芸術の意図のみで描かれたものではなく、後世、その評価が変わっている、と語っていた。
今回、3Dスキャナー・プリンターという最先端の技術を使用しているために耳目を集めているが、「毎回、『芸術だ、いや、そうじゃない』ってことって、必ず出てくることだから」と語り、本人が「手ならばよくて、局部はなぜダメなのか」という疑問提起のための確信犯としての行為ならば、「俺らが議論するのも、まんまとってことですよね」と、五十嵐容疑者の意図についても分析していた。
伊集院光：構成作家・渡辺くんと話をしてたら、「ダビデ像は凄い精密に作って売って良いわけだから」って、捕まった人は言うよね、と。でも、捕まえる側は、そうじゃねぇだろって。「局部だけ出してきて、ダビデ像、芸術だって言うわけにはいかないだろう」ってせめぎ合いにはなるだろうって話をしてたんだけどね。
でも、さっき調べてみたら、ボートの形になってるらしいの。局部をスキャニングして作った、カヌーらしいんだよね(笑)
これは猥褻なの、芸術なのって論議になるじゃないですか。その時に、渡辺くんは「ダビデ像は、別に局部を見せたくて彫ってるんじゃないから芸術だけど、そうじゃない局部だけの像だったら、それは違うだろう」って話になるんだけど。
そこでちょっと面白いなって思うんだけど、春画ってあるじゃん。春画って、ちゃんと公式な美術館とかにも飾られるじゃん。北斎漫画とか。アレは、卑猥のために描いてるわけだよね。興奮させるために描いてるんだよね、でも、どっからか急に芸術になるわけでしょ？そうなると、画力が高いと芸術になるの？
最初、春画ってエ□本じゃん。アレを見てみんな、おっ勃てるために描くわけじゃん。精密な局部も書かれてるじゃん。だけど、北斎展みたいなことになると、公的なところにも展示されるってことになると、そこは本人の意志も関係ないところにあるんじゃねぇのって。
3Dプリンター・スキャナーだから珍しいだけで、毎回、「芸術だ、いや、そうじゃない」ってことって、必ず出てくることだから。結局、こういう風に揉めて、こういう感じでトピックスになって消えていくことであって、何かキチンとした結果がでないことに慣れっこになっちゃってるから、「あぁ、こういうことになるよな」って。
でも、先に言っておいた方がいいよね。「まかり間違っても、ボートにしたらOKとか思うんじゃないよ」って。あらかじめ、局部のデータはダメだよって言っておいた上で、芸術家としてやってくるというなら、俺らがよく誤用を指摘される"確信犯"ってそういうことじゃん。本人の信念等にもとづいて、それがたとえ現行の法律に反しているとしても貫こうとする行為っていうのが確信犯だろうっていう。
彼女が芸術家で、「アレはボートです」「手のデータと一緒です。なぜ局部だけを卑猥なものとするんですか？」っていうことを主張しているなら、そういうことであって。俺らが議論するのも、まんまとってことですよね。
そこで、「元々、猥褻罪って何のためにあるの？」なんて深い話になると、構成の渡辺くんが「世の中の秩序が…」って、膣と掛けてるんですよ(笑)超面白いヤツ(笑)
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