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有吉弘行、実は上がり症であることを告白「挨拶を求められそうになると気配消す」

2014.06.05 (Thu)
2014年06月04日放送のテレビ朝日系の番組『マツコ&有吉の怒り新党』(毎週水 23:15 - 24:15)にて、お笑い芸人の有吉弘行が、実は上がり症であることを告白していた。

数多くのテレビ番組に出演し、上がり症などということは見当たらないようにも思われるが、忘年会などで挨拶を求められそうになると緊張してしまうため、気配を消していることや、結婚披露宴で挨拶してもらいたい、と言われると「じゃあ、出席しない」と言ったりと、イベントやライブなどに出演するのは緊張してしまうことを明かしていた。

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視聴者からの投稿:私は、「極度の上がり症の自分」にイライラします。人前に出ると、緊張のあまり声はかすれ、手も震え、涙が流れてきて何も出来なくなってしまします。

ですので、授業中は発言を促されないよう、なるべき気配を消し、どうしても人前に出るときは下を見たり目をつむったり、小さな声で早口で言うようにしています。

このままの状態で良いわけがないと分かっているのですが、なかなか解決法が見つかりません。いつも大衆の目にさらされるお2人は、緊張されることはないのでしょうか?

マツコ・デラックス:最近、あんまりないなぁ…緊張することある?

有吉弘行:イベント。イベントは僕、未だにダメです。テレビは、そんなに…誰とやるから緊張ってことはないね。誰かとやるから、イヤだな、はあるけど(笑)

マツコ・デラックス:ふふ(笑)アレは緊張ではないのかな?

有吉弘行:緊張ではない(笑)

マツコ・デラックス:だとしたら、私はテレビでは緊張はないかな。

有吉弘行:でも、未だに「何十年やってます」って人でも、本番前にえづいたり、凄い汗をかいてる人いるもんね。この世界でやりたいって人も。

マツコ・デラックス:多分、あぁいうタイプの人だって、元々は上がり症ってことなんだよね。…人生で、一番緊張したことって何?

有吉弘行:なんですかね。…僕の性格上、は何かの挨拶とかですね。たとえばこの番組の忘年会とかでも、「有吉さん、最後に一言」って言われるともう、俺は緊張しちゃって。

マツコ・デラックス:あぁ、そんなヒドかったんだ、アンタ。

有吉弘行:そろそろ挨拶だなって思うと、スーッて気配消すから。さすがにこの番組は、出演者3人だから無理だけど。

マツコ・デラックス:そうなんだ。

夏目三久:たしかにあのとき、「1年間、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします」くらいしか仰ってないですもんね。

マツコ・デラックス:なに、それ。つまんないってこと?

夏目三久:いやいや(笑)いつもの有吉さんと違うなって思ったんですよ。

有吉弘行:緊張してんの上がり症ですから。大体、そう。僕は短くて逃げるように、尻尾を巻いて逃げるんですよ。

マツコ・デラックス:その方が良いかもしれない。私はもう、あんなのサラってやれば良いのに、ちょっと気をつかっちゃって、ウケなきゃいけないんじゃないか、とか気の利いたこと言わなきゃいけないんじゃないかって思うから、ダラダラ話しちゃうのよ。だから、緊張するくらいの方が良いのかもね。

有吉弘行:うん。

マツコ・デラックス:私、緊張ってホントないのよ。緊張しないヤツはダメだって言わない?

有吉弘行:適度な緊張感があった方が良い、とかね。

マツコ・デラックス:最近、アレが分かる気がするの。緊張するってことは、大きな区切りとしてあるじゃない?

有吉弘行:うん。

マツコ・デラックス:「さぁ、今から頑張ろう」っていう。だから、緊張するって、悪いことじゃないんじゃない?

有吉弘行:適度だったらね。でも、これくらいになっちゃうとなかなか難しいよね。「場慣れだよ」っていうけど、泣いちゃうくらいだとね。

マツコ・デラックス:本人にしてみりゃ、キツイか。

有吉弘行:僕も、「結婚式で一言挨拶してください」って言われたら、「じゃあ、行かないよ」って言っちゃいますもん。「挨拶無いなら行くけど」って。

マツコ・デラックス:挨拶して欲しいから呼ぶんでしょうよ。

有吉弘行:でも、こっちは挨拶はしたくない。でも、心から祝福はしたい。

マツコ・デラックス:はっはっはっ(笑)これから有吉さんを披露宴に呼ぶとき、挨拶は絶対にやめてね。

有吉弘行:はい、本当にお願いします。

夏目三久:有吉さんは、昔はお客さんの前でライブなさったりありましたか?

有吉弘行:ライブね。やっぱり、ライブは緊張するね。1~2ヶ月作ってきたものでしょ。「最初、ここで一笑い」って思ったところで笑いが来なかったら、もう死にそうだよね(笑)やっぱりそういうものだよね、舞台出る時って緊張するよね。

マツコ・デラックス:でも、そういうときどうしたの?舞台でやらなきゃいけないんでしょ?

有吉弘行:それは自分で仕事に選んでるからね。向き合うしかないけど。でも、こういう本当にそういうの苦手な人は、挨拶とかしなくて良い仕事に就くしかないよね。
マツコ・デラックス:たとえば?

有吉弘行:キプロス諸島で漫画を描くとか。

マツコ・デラックス:ふふ(笑)そんないきなり無理でしょ(笑)

有吉弘行:人とあんまり触れ合わない、クリエイティブな仕事に就くとかね。

マツコ・デラックス:光浦靖子さんってさ、まさしくこういうタイプだったのを、「荒治療だ」って言って、治療のために芸人になったんだよね。

有吉弘行:そういう人も多いみたい。引っ込み思案な自分を変えたい、みたいな。

マツコ・デラックス:振りきって、あんなことになっちゃって。だから、直す必要もないんじゃない?無理に直すことが、本当に光浦さんを幸せにしてるかって言えば、あの人、結婚したくてしょうがないんだから、あの人。だから、何が幸せ、何が正しいってないよ。

有吉弘行:ない。

マツコ・デラックス:本当に有吉さんが言ってるみたいに、キプロス諸島で漫画を描くのは無理だけど、あんまり人とコミュニケーションとらなくて済む仕事ってあるもんね。

有吉弘行:でも、それがやりたいんですって言うんなら、変わっていくしかないよね。

マツコ・デラックス:そうだね。

有吉弘行:ここまでハードだと大変だけど、慣れていくと、緊張してるくらいの人が誠実な感じするし。挨拶上手って、ロクなヤツいないから(笑)

マツコ・デラックス:はっはっはっ(笑)本当に、自分のことクソだと思うもん。

有吉弘行:ふふ(笑)「そろそろ、宴もたけなわプリンスホテルでございますが」って(笑)ああいうオジさんっているじゃん。ああいうオジさんって、ロクなのいないから(笑)

マツコ・デラックス:本当にそう。こういう人間の方が、一見、世渡り上手で幸せに見えるかもしれないけど、上がり症だったりする人たちのことを信用して、そういう人たちと色んなことしたいって思ってる人も世の中にいて。

有吉弘行:うん。

マツコ・デラックス:自分みたいなタイプが、社会のコミュニティの中心にいるような錯覚を覚えるけど、実は踊らされてるだけで、ベラベラ喋る人が、世の中の中枢にいるとは限らないのよ。

有吉弘行:そう。挨拶の途中で、「すみません」って、紙を出す人は信用できるもん。「ここからは読ませていただきます」って。

マツコ・デラックス:ちゃんと考えてるんだから。

有吉弘行:スゲェ信用できるわ(笑)

マツコ・デラックス:家で一生懸命、辞書を引きながら書いてるお父さんって良いじゃない。

有吉弘行:そう。

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