麒麟・田村の100万部突破した小説は嘘?
2007.12.02 (Sun)

幼少期に母を病気で亡くし、中学生の頃に父親が病気を患い、その入院費がかさんだ。それを埋めようと貯金を切り崩すが底をつき、家が差し押さえられてしまい父親が『解散』を宣言して蒸発した…こうした不幸な実体験を基に、大ヒット小説は書かれたという。
だが、彼が家をなくし、仕方なく住んでいたというのは、通称「まきふん公園」という。この公園のちょうど真正面に、芸人のジャルジャルの後藤は住んでいた。つまり、田村が小説などで描いている公園の様子を、知らないはずがないというわけである。
その公園の様子を、後藤は以下のように語っていた。
彼の証言では、「家の窓を開ければ、すぐそこに"まきふん公園"があった。田村さんがその公園に住んでいたのは中学生の頃で、自分が住んでいたのも小4~6の頃。だけど、その公園に住んでいたという田村さんを一度も見かけたことがなかった」とのこと。
一方、田村は「小学生とは生活時間が異なる。自分はカロリーを使わないようにずっと、滑り台(まきふんと呼ばれる由縁の)の中で眠っていた。だから、見えなかった。それに、昼間はだいたいお金を拾いに行っていたんだ」と反論していた。
このように、食い違う証言がみられた。現代では考えられないような不幸で数奇な人生を歩んできて、それが非常に大きな感動や反響を呼んだ。そのストーリーが嘘であったとなれば、大変な事態になりそうだ。
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