世界は数字で出来ている

2014年05月13日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週水 25:00 - 27:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、フジテレビ系の番組『めちゃめちゃイケてるッ！』で小保方晴子のパロディ「阿呆方さん」というコーナーを行うと予告したところ、批判や抗議がよせられ、お蔵入りとなったことについて語っていた。

弁護士である代理人が番組へ直接抗議したことに関して、太田は「小保方さん自身をバカにしているわけではない。抗議することで、そのことを既成事実化してしまっている」と指摘。弁護士によるミスリードが起こってしまっている、と語っていた。

JUNK 爆笑問題カーボーイ


太田光：『めちゃイケ』で、「阿呆方さん」ってコーナーがお蔵入りになったって言ってただろ？

田中裕二：あぁ、はいはい。

太田光：まぁ、そういうこともあるだろうって思うんだけどね。でも、ちょっと変だなぁって思うのは…ああいう茶化すことっていうのは、大抵、本人からクレームきたら終わりじゃないですか。

田中裕二：うん。

太田光：それも、小保方さんが「今、割りとデリケートな時期だからやめてください」っていうのは分かるんだけど、あの代理人の弁護士の人が、「阿呆方っていう名称がネットに残ってしまっているのは、消しようがない」って言ってるんだけど(笑)「阿呆方って、あれはパロディですから」って思うんだよ。

田中裕二：うん。

太田光：要するに、小保方さんをアホだって言ってるわけじゃないじゃない？そういう構造まで説明しなきゃダメかって思うんだよ。

田中裕二：ああいう人は、そうだろうね。

太田光：ああいう人はって言ったって…小保方さんにイヤな思いをさせたくないって言うんだったら、アレを言わない方がいいよね。だって、ミスリードなんだから。

田中裕二：まぁね。
太田光：だったら、何の目的で…パロディっていうのは、ちゃんと(実在する)人がいて、こっちはそれの「なんちゃって版」でズッコケてます、っていうことで小保方に対する阿呆方なワケでしょ。

田中裕二：そうですね。

太田光：それは別に、「本人をアホと呼んでることとは違う」って、あの弁護士さんは恐らく分かると思うんだよ。

田中裕二：いやぁ…

太田光：分からない人はいないと思うんだよ。バカボンの早稲田大学に対するバカ田大学っていうのは、早稲田をバカにしてるわけじゃないよね。「向こうは頭良いけど、こっちはバカなんです」っていうパロディじゃないですか。

田中裕二：うん。

太田光：それで、そんなことが分からないわけないと思うんだよね。弁護士をやってる人が。それを、いかにも「小保方さんをアホだと言っている」ごとくに言うのは、逆にそういう風に誘導しちゃうことになるんじゃないかって。

田中裕二：あぁ、そうね。

太田光：(抗議することで)良いことないように思うんだけどね。その目的は何？みたいな。

田中裕二：気持ちの中では、「小保方さんを守ろう」みたいなね。そういう気持ちが先に立ってるんじゃないかな。

太田光：それよりも、番組を叩くことの方が、上回っちゃってると思うんだ。分からないわけないんだもん、あんなパロディを。

田中裕二：阿呆方は、「小保方さんをバカにしてる」って思ってると思うよ。恐らく。

太田光：茶化してはいますよ。あの現象をね。

田中裕二：うん。

太田光：だけど、名前に関しては、「違うじゃない」っていうね。

田中裕二：なんか、アレなんでしょ？大久保(佳代子)もやったんでしょ？『ロンハー』かなんかで。

太田光：うん、大久保もやって、そっちはオンエアしたらしいね。

田中裕二：それはオンエアして、それは良いって言ったらしいのよ。その違いは分からないよね(笑)

太田光：大久保がブスだからだよ。

田中裕二：はっはっはっ(笑)知らねぇけど(笑)それにしても、こうやってすぐクレーム来て大変だね。

太田光：予告、出さなきゃ良かったね。予告出しちゃったからね。あんなのは、ヤリ逃げじゃん。

田中裕二：うん。そうなんだけど、予告したくなるよね(笑)多分、面白かったんだと思うよ。

太田光：ふはは(笑)

田中裕二：普通に、観ようかなって思う人もいるだろうし。だから、本当にそれだけ凄い、あれだけ日本中の騒動になるとね。どうしても…

太田光：素人もイジるけどね。

田中裕二：うん。だから、「阿呆方さん」的なことって、毎日、どこかでやってるんだけど、誰かはやられてるわけじゃん。言ってみれば。

太田光：うん。モノマネして怒る人はいるけどね。

田中裕二：「松岡修造が熱い」なんて言って、松岡修造のパロディをやるみたいなことも含めれば、やってることは同じだからね。でも、それはクレームこないしっていうね。

太田光：本人に言われたらしょうがないからね。「やめて」って言われちゃったら。でも、あそこだけ引っかかるんだよね。名前に関するミスリードみたいなことが。

田中裕二：うん。弁護士の人は、守ろうとしてるんだろうけどね。

太田光：守ることにならないんだけどね。

田中裕二：結果、守ることにならないんだろうけどね。

太田光：逆にそれが、中傷ってことにしちゃったら、ネットに残りますよね。「中傷でした」ってことに既成事実としてしまったらね。

田中裕二：うん。

太田光：むしろ逆に、「アレはパロディで、小保方のことを言ってるんじゃありませんよ」ってことを言う方が、小保方さんをイヤな思いをさせないんだったら、そっちだろうなって思うんだよね。

田中裕二：ねぇ。まぁ大変ですよ。

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