映画評論家・町山智浩が語る、『花子とアン』葉山蓮子のモデル・柳原白蓮の壮絶な人生
2014.05.13 (Tue)
2014年05月13日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『たまむすび』(毎週月-金 13:00 - 15:30)に、映画評論家・町山智浩が登場し、NHKの朝の連続テレビ小説『花子とアン』に登場する仲間由紀恵演じる葉山蓮子のモデル・柳原白蓮の壮絶な人生について語っていた。
柳原白蓮は、昼ドラの大ヒット作『真珠夫人』のモデルにもなった人物であり、その波乱に満ちた人生は調べる価値がある、と町山は語っていた。
連続テレビ小説 花子とアン Part1

町山智浩:『花子とアン』って観てます?
赤江珠緒:観てますよ。NHKの朝の連続ドラマ小説で、『赤毛のアン』を翻訳された人の話ですよね?
町山智浩:あれ、凄いことになってますよね、展開(笑)
赤江珠緒:えぇ?
町山智浩:葉山蓮子さんっていう、仲間由紀恵さんが演じている役で。
赤江珠緒:あぁ、はい。
町山智浩:お嬢さん(蓮子)が、福岡の炭鉱王と結婚するじゃないですか。
赤江珠緒:はい。
町山智浩:あの人は、本当は歴史上、凄い人なんですよ。蓮子さんって。
赤江珠緒:え?
町山智浩:蓮子さんのモデルとなったのは、柳原白蓮さんっていう名前の歌人なんですよね。
赤江珠緒:あぁ、実際に白蓮さんなんだ。ドラマの中でも、「白蓮という名前を使いたい」って言ってますけどね。
町山智浩:そうそう。あの後、歌人になって、炭鉱王とのめちゃくちゃな生活を歌にしていってしまうんですよ。
山里亮太:へぇ。
町山智浩:炭鉱王は、大量の妾を抱えていて、グチャグチャなんですよ。白蓮さんは、色んな本にもなってるんですけど、日本の歴史に関わってくるような人物なんですよ。
赤江珠緒:あぁ、そうなんですか。
町山智浩:最終的には、「世界連邦」という今も続いてる運動なんですけど、「世界から国というものをなくして、世界を1つの国にしよう」という運動にも参加するようになるんですよ。
赤江珠緒:へぇ、蓮子さんの運命って、そんなことにもなっていくんですね。
町山智浩:物凄いことになっていきますよ。本当は、NHKで放送できないような内容ですよ。グチャグチャですから、性関係が。
赤江珠緒:えぇ?!
町山智浩:簡単に言うと、昼メロで何年か前に流行った『真珠夫人』ってありましたよね?
山里亮太:あぁ、小沢真珠さんのね。
町山智浩:アレが、蓮子さんのモデルとなった、柳原白蓮さんの話をソフトにした内容なんですよ。
赤江珠緒:ソフト?昼ドラでしたけどね。
町山智浩:『真珠夫人』は、モデルが柳原白蓮さんなんですよ。実際の方が凄まじくて。
赤江珠緒:あぁ、そうなんですか。
町山智浩:旦那をコントロールするために、わざわざ自分で妾を拾ってきて、住まわせたりするんですよ。
山里亮太:えぇ?
町山智浩:それで、旦那と3人で寝たり。
赤江珠緒:え?今の仲間由紀恵さんのイメージと全然違う(笑)
町山智浩:NHKで放送できないような内容なんですよ(笑)
山里亮太:これから描くんですか?(笑)
赤江珠緒:描かないよ(笑)
町山智浩:白蓮の人生って、それだけで1年の大河ドラマにできるような内容なんですよ。
赤江珠緒:ヘぇ。
町山智浩:それを、『赤毛のアン』の翻訳者の話に持ち込んだんですけどね。それはフィクションなんですね。実際は、同じ学校に通ってたけど、友達じゃなかったらしいんですね。
赤江珠緒:あぁ、そうなんですか。
町山智浩:それを入れたんですけど、白蓮の方が存在がデカ過ぎるんですよ。
赤江珠緒:へぇ。
町山智浩:林真理子さんが、何年か前に『白蓮れんれん』という本を書いて、ほとんど絶版になってたんですけど、このドラマのおかげで、Amazonで25位まで上がりましたからね。
赤江珠緒:読んでみたい。
町山智浩:集英社、全然刷ってなくて大慌てしてると思うんですけど(笑)まさか、出てくると思わなくて(笑)
山里亮太:あぁ~。
町山智浩:凄い話で、大変ですよ。
山里亮太:そうか、面白いんだ。
町山智浩:蓮子さんは、はっきり言うと、大正天皇のいとこですね。
赤江珠緒:あぁ、そうなんですか。華族の方でね。
町山智浩:そう。お母さんが芸者さんだったんで、いわゆる婚外子だったので、ああいう事態になっていくんですけど、実際は皇族の血を継いでいるんですよ。
赤江珠緒:へぇ。
町山智浩:っていう凄い話があって、調べられると良いと思いますよ。
山里亮太:『あまちゃん』以来、『花子とアン』にも注目ですか?
町山智浩:『花子とアン』の村岡花子を超えた人物を入れたから、大丈夫かなって(笑)
赤江珠緒:あぁ、そうだったんだぁ。
町山智浩:存在がデカ過ぎるんですよ。
赤江珠緒:そんなドラマチックな…
町山智浩:ドラマチックですよ。日中国国交とも関わってきますからね(笑)
山里亮太:そんな人を描かずにいけるんですかね(笑)
町山智浩:そうですね(笑)女性は、歴史の中で陰の存在になってしまっていますけど、実際は、表に出ない形で歴史を動かしたりするんですよね。
柳原白蓮は、昼ドラの大ヒット作『真珠夫人』のモデルにもなった人物であり、その波乱に満ちた人生は調べる価値がある、と町山は語っていた。
連続テレビ小説 花子とアン Part1

町山智浩:『花子とアン』って観てます?
赤江珠緒:観てますよ。NHKの朝の連続ドラマ小説で、『赤毛のアン』を翻訳された人の話ですよね?
町山智浩:あれ、凄いことになってますよね、展開(笑)
赤江珠緒:えぇ?
町山智浩:葉山蓮子さんっていう、仲間由紀恵さんが演じている役で。
赤江珠緒:あぁ、はい。
町山智浩:お嬢さん(蓮子)が、福岡の炭鉱王と結婚するじゃないですか。
赤江珠緒:はい。
町山智浩:あの人は、本当は歴史上、凄い人なんですよ。蓮子さんって。
赤江珠緒:え?
町山智浩:蓮子さんのモデルとなったのは、柳原白蓮さんっていう名前の歌人なんですよね。
赤江珠緒:あぁ、実際に白蓮さんなんだ。ドラマの中でも、「白蓮という名前を使いたい」って言ってますけどね。
町山智浩:そうそう。あの後、歌人になって、炭鉱王とのめちゃくちゃな生活を歌にしていってしまうんですよ。
山里亮太:へぇ。
町山智浩:炭鉱王は、大量の妾を抱えていて、グチャグチャなんですよ。白蓮さんは、色んな本にもなってるんですけど、日本の歴史に関わってくるような人物なんですよ。
赤江珠緒:あぁ、そうなんですか。
町山智浩:最終的には、「世界連邦」という今も続いてる運動なんですけど、「世界から国というものをなくして、世界を1つの国にしよう」という運動にも参加するようになるんですよ。
赤江珠緒:へぇ、蓮子さんの運命って、そんなことにもなっていくんですね。
町山智浩:物凄いことになっていきますよ。本当は、NHKで放送できないような内容ですよ。グチャグチャですから、性関係が。
赤江珠緒:えぇ?!
町山智浩:簡単に言うと、昼メロで何年か前に流行った『真珠夫人』ってありましたよね?
山里亮太:あぁ、小沢真珠さんのね。
町山智浩:アレが、蓮子さんのモデルとなった、柳原白蓮さんの話をソフトにした内容なんですよ。
赤江珠緒:ソフト?昼ドラでしたけどね。
町山智浩:『真珠夫人』は、モデルが柳原白蓮さんなんですよ。実際の方が凄まじくて。
赤江珠緒:あぁ、そうなんですか。
町山智浩:旦那をコントロールするために、わざわざ自分で妾を拾ってきて、住まわせたりするんですよ。
山里亮太:えぇ?
町山智浩:それで、旦那と3人で寝たり。
赤江珠緒:え?今の仲間由紀恵さんのイメージと全然違う(笑)
町山智浩:NHKで放送できないような内容なんですよ(笑)
山里亮太:これから描くんですか?(笑)
赤江珠緒:描かないよ(笑)
町山智浩:白蓮の人生って、それだけで1年の大河ドラマにできるような内容なんですよ。
赤江珠緒:ヘぇ。
町山智浩:それを、『赤毛のアン』の翻訳者の話に持ち込んだんですけどね。それはフィクションなんですね。実際は、同じ学校に通ってたけど、友達じゃなかったらしいんですね。
赤江珠緒:あぁ、そうなんですか。
町山智浩:それを入れたんですけど、白蓮の方が存在がデカ過ぎるんですよ。
赤江珠緒:へぇ。
町山智浩:林真理子さんが、何年か前に『白蓮れんれん』という本を書いて、ほとんど絶版になってたんですけど、このドラマのおかげで、Amazonで25位まで上がりましたからね。
赤江珠緒:読んでみたい。
町山智浩:集英社、全然刷ってなくて大慌てしてると思うんですけど(笑)まさか、出てくると思わなくて(笑)
山里亮太:あぁ~。
町山智浩:凄い話で、大変ですよ。
山里亮太:そうか、面白いんだ。
町山智浩:蓮子さんは、はっきり言うと、大正天皇のいとこですね。
赤江珠緒:あぁ、そうなんですか。華族の方でね。
町山智浩:そう。お母さんが芸者さんだったんで、いわゆる婚外子だったので、ああいう事態になっていくんですけど、実際は皇族の血を継いでいるんですよ。
赤江珠緒:へぇ。
町山智浩:っていう凄い話があって、調べられると良いと思いますよ。
山里亮太:『あまちゃん』以来、『花子とアン』にも注目ですか?
町山智浩:『花子とアン』の村岡花子を超えた人物を入れたから、大丈夫かなって(笑)
赤江珠緒:あぁ、そうだったんだぁ。
町山智浩:存在がデカ過ぎるんですよ。
赤江珠緒:そんなドラマチックな…
町山智浩:ドラマチックですよ。日中国国交とも関わってきますからね(笑)
山里亮太:そんな人を描かずにいけるんですかね(笑)
町山智浩:そうですね(笑)女性は、歴史の中で陰の存在になってしまっていますけど、実際は、表に出ない形で歴史を動かしたりするんですよね。
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