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野球解説者・田淵幸一が語る、強くなる組織論「腹を割って話し合うところから始めよ」
2014.05.13 (Tue)
2014年05月11日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題の日曜サンデー』(毎週日 13:00 - 17:00 )にて、野球解説者である田淵幸一がゲスト出演していた。そこで、強くなるための組織論について語っていた。
3年続いて最下位であったという阪神のコーチとなったという田淵幸一。彼がまず着手し始めたのは、「裏方の不満を聞くこと」「選手と腹を割って話をすること」だったという。まずは信頼関係がなくては組織は強くならない、と田淵は語っていた。
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田淵幸一:星野仙一監督とは、阪神で一緒に監督・コーチをやりましたよ。
田中裕二:はい。
田淵幸一:あの時の記者会見で、「今日から仙ちゃんとは呼びません」と言ったんですよ。同級生であっても、「監督」と呼ぼう、と。
田中裕二:あぁ、そうですよね。
田淵幸一:選手の前で、「おい、仙ちゃんよ」って言うのはおかしいから。未だに「監督」になっちゃった。
太田光:あら。
田淵幸一:だから、星野には、「『仙ちゃん』って言うときは、俺が病院で息を引き取るとき、『仙ちゃん、ありがとう』って言うよ」って(笑)
太田光:はっはっはっ(笑)
田淵幸一:「今から弔辞書いておくから。お前が早く逝ったら、俺が読むからな」って(笑)
太田光:まだ分からないですよ。田淵さんも、これから監督になるかもしれないから。
田淵幸一:いやぁ、もういいんじゃないですか。68歳になったし…68歳って、まだ若いかもしれないけど、ユニフォームを着たら、どんだけ大変かって、経験者は語る、でね。
太田光:へぇ。
田淵幸一:コーチでもそうですしね。
太田光:はい。
田淵幸一:僕は阪神に2002年、一緒に行ったときにね、最初にコーチでやったことは、選手に技術を教えるんじゃなくて、裏方さんであるバッティングピッチャーとか、色んな裏方さんに不平不満を訊いたんですよ。
田中裕二:へぇ。
田淵幸一:3年間最下位のチームの裏方って、どういう不満を持ってるかって、それを訊いて回って。
田中裕二:あぁ、なるほど。
田淵幸一:「絶対にお前らが言ったことはバラさないから、お前たち、何でも言え」と。
田中裕二:はい(笑)
田淵幸一:それで、色んな10項目くらい出ましたよ。それで、言えることだけは監督に言って、「これを変えてください」と。「みんなこういう風に思ってるんだから。やっぱり、底辺をしっかりしないチームは、企業でもそうだけど、強くならないです」と。
太田光:凄いですね。組織づくりをやったんですね。
田淵幸一:うん。楽天に行ったときも、監督はそれをしてました。それで3年目に優勝、日本一になりました。
太田光:へぇ。
田淵幸一:技術を教えるのは簡単ですよ。
太田光:人間関係ですね。
田淵幸一:人間関係…ハートを見せるってことが大事です。1年目に阪神は4位になったんですけど、その時に、岡山でキャンプしたんですね。そこで、赤星だとか色んな選手と、「俺も腹を割るから、お前らも腹を見せろ」と。
太田光:最初からそうだったんですね。
田淵幸一:うん。「お前、こうしろ、ああしろ」じゃないんですよ。「2人がお互いに腹を見せて喋らないことには、信頼関係はできないから。お前ら、何でも言え」と。そうしてこれからやっていこう、と。みんな何でも言うようになった。
太田光:あぁ。とにかく最初にぶっちゃけて…
田淵幸一:そう。年齢差なんか全く関係ないですよ。
太田光:それは先輩から言われれば、やりやすいもんね。そうやって言ってもらえれば。よく「無礼講だ、今日は何でも話せ」って言うけど、話したら怒る人はいますからね。そういうことじゃなくてね。
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田淵幸一:星野仙一監督とは、阪神で一緒に監督・コーチをやりましたよ。
田中裕二:はい。
田淵幸一:あの時の記者会見で、「今日から仙ちゃんとは呼びません」と言ったんですよ。同級生であっても、「監督」と呼ぼう、と。
田中裕二:あぁ、そうですよね。
田淵幸一:選手の前で、「おい、仙ちゃんよ」って言うのはおかしいから。未だに「監督」になっちゃった。
太田光:あら。
田淵幸一:だから、星野には、「『仙ちゃん』って言うときは、俺が病院で息を引き取るとき、『仙ちゃん、ありがとう』って言うよ」って(笑)
太田光:はっはっはっ(笑)
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太田光:まだ分からないですよ。田淵さんも、これから監督になるかもしれないから。
田淵幸一:いやぁ、もういいんじゃないですか。68歳になったし…68歳って、まだ若いかもしれないけど、ユニフォームを着たら、どんだけ大変かって、経験者は語る、でね。
太田光:へぇ。
田淵幸一:コーチでもそうですしね。
太田光:はい。
田淵幸一:僕は阪神に2002年、一緒に行ったときにね、最初にコーチでやったことは、選手に技術を教えるんじゃなくて、裏方さんであるバッティングピッチャーとか、色んな裏方さんに不平不満を訊いたんですよ。
田中裕二:へぇ。
田淵幸一:3年間最下位のチームの裏方って、どういう不満を持ってるかって、それを訊いて回って。
田中裕二:あぁ、なるほど。
田淵幸一:「絶対にお前らが言ったことはバラさないから、お前たち、何でも言え」と。
田中裕二:はい(笑)
田淵幸一:それで、色んな10項目くらい出ましたよ。それで、言えることだけは監督に言って、「これを変えてください」と。「みんなこういう風に思ってるんだから。やっぱり、底辺をしっかりしないチームは、企業でもそうだけど、強くならないです」と。
太田光:凄いですね。組織づくりをやったんですね。
田淵幸一:うん。楽天に行ったときも、監督はそれをしてました。それで3年目に優勝、日本一になりました。
太田光:へぇ。
田淵幸一:技術を教えるのは簡単ですよ。
太田光:人間関係ですね。
田淵幸一:人間関係…ハートを見せるってことが大事です。1年目に阪神は4位になったんですけど、その時に、岡山でキャンプしたんですね。そこで、赤星だとか色んな選手と、「俺も腹を割るから、お前らも腹を見せろ」と。
太田光:最初からそうだったんですね。
田淵幸一:うん。「お前、こうしろ、ああしろ」じゃないんですよ。「2人がお互いに腹を見せて喋らないことには、信頼関係はできないから。お前ら、何でも言え」と。そうしてこれからやっていこう、と。みんな何でも言うようになった。
太田光:あぁ。とにかく最初にぶっちゃけて…
田淵幸一:そう。年齢差なんか全く関係ないですよ。
太田光:それは先輩から言われれば、やりやすいもんね。そうやって言ってもらえれば。よく「無礼講だ、今日は何でも話せ」って言うけど、話したら怒る人はいますからね。そういうことじゃなくてね。
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