オードリー若林が語る、若手時代の試行錯誤「芸人1年目のネタ帳に書かれていたこと」
2014.05.11 (Sun)
2014年05月10日放送のニッポン放送系のラジオ番組『オードリーのオールナイトニッポン』(毎週土 25:00 - 27:00)にて、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭が、芸人1年目から書かれていたネタ帳について語っていた。
番組の企画で、今までのネタ帳を全て持ってきて欲しい、と若林は依頼されたという。そのため、実家を訪れた若林は、数年にわたって書かれ、現在も捨てずにとってあるというネタ帳を『オードリーのオールナイトニッポン』にも持参。若手芸人時代の試行錯誤が見てとれるその一部について、若林は紹介していた。
オードリーの小声トーク 六畳一間のトークライブ

若林正恭:実家に帰りましてね。なんで帰ったかと言うと、捨てたヤツもあるんだけど、「今まであるネタ帳を、全部提出してくれ」って番組の企画で言われて。
春日俊彰:あぁ。
若林正恭:残ってるのかなぁって、実家に帰ったら、結構、残ってて。
春日俊彰:あぁ、そんなにあるの?
若林正恭:これでも半分くらい捨てたんですけどね。幡ヶ谷に住んでるときと、今のところに住んでる時の分は、捨てちゃってるんですよ。最近のは捨てちゃったんだけどね。
春日俊彰:ふぅん。
若林正恭:昔のは、凄い残ってる。20冊くらいかな。
春日俊彰:1年目とかの?
若林正恭:1年目のネタ帳があるのよ。2000年の。
春日俊彰:あぁ、じゃあ、お笑い始めたばっかりの。
若林正恭:うん。漫才やコントなんかの、始めたてのネタを書いてて。俺と春日のボケとかも書いてて。読んでたら面白くて、ついつい読んじゃって。
春日俊彰:へぇ。
若林正恭:あと、渡すの怖いよね。どこを抜かれて企画にされるかわからないし。物凄い人の悪口とかも書いててさ。「面白くない」ってことをさ。
春日俊彰:「アイツは面白くない」って?
若林正恭:何故面白くないかを、ちゃんと書いてたりするんだよね(笑)
春日俊彰:ネタ以外のことも書きますわな。考えながら。
若林正恭:書くでしょ?こういうことなのかなって。
春日俊彰:はい、はい。
若林正恭:ネタ以外のことだとね、ネタを書く前に必ず、どういうネタを書くか、とかを書いてたり、思ったことを感情のままに、悩んでることを書いてたりしてて。
春日俊彰:へぇ。
若林正恭:2000年のネタ帳で面白かったのがね、信念みたいなことが書いてあったんですよ(笑)
春日俊彰:信念?
若林正恭:2000年、デビュー1年目ですね。「板について、5秒で度肝を抜いて、15秒経つまでに掴んで、3分経つまでに3回大爆笑を起こす」って書いてあるんですよ(笑)少ねぇよって(笑)
春日俊彰:ふふ(笑)1分に1回じゃん、ウケるの。凄いスベってるぞ、そいつ(笑)
若林正恭:はっはっはっ(笑)「3回大爆笑を起こす」って書いてあるんですよ。その次の行に、「ともあれ、俺に理想とする漫才のビジョンがない」って書いてあるんですよ(笑)
春日俊彰:ふふ(笑)書いちゃってるから、それを(笑)
若林正恭:まず、それを作れよって話なんですけどね(笑)
春日俊彰:うん(笑)
若林正恭:それで、ボケを考え終わった後の反省みたいなのが書いてあって。20個くらいのボケが書いてあるんですけど、その横に、「ウケた」「ややウケ」「スベった」って、ボケ1個1個に対して、どういう結果だったか書き込んでるんですよ。
春日俊彰:へぇ。
若林正恭:20個ボケがあって、2個「ややウケ」で、あとは全部「スベった」って書かれてるんですよ(笑)
春日俊彰:スベってんじゃないか、そいつ(笑)ややウケでもないぞ(笑)
若林正恭:そんだけスベったから、2個だけウケたとこ書いて(笑)しかも「ややウケ」でしょ(笑)
春日俊彰:ややウケだね(笑)
若林正恭:2個だけ「ややウケ」で、あとは全部書かなくて良いのに(笑)「スベった」「スベった」書かれててさ(笑)
春日俊彰:ふふ(笑)
若林正恭:何をやってんだよってことが書かれてるんですけどね。
春日俊彰:うん(笑)色々、書いて記録しておきたいんでしょうね。
若林正恭:予定も書かれてて。2005年のある日の「今日の予定」って書かれてるんですよね。
春日俊彰:ほぉ。
若林正恭:2005年だから、27歳の年だね。「今日の予定 バイクのエンジンオイルを換える。新ネタを作る」って書いてあるんですよ(笑)ヒマだなぁ(笑)
春日俊彰:ヒマだね(笑)そんなの、書かなくても忘れないだろ(笑)
若林正恭:はっはっはっ(笑)
春日俊彰:2つしかないんだから(笑)
若林正恭:27歳のとき、お前、ヒマだなぁって(笑)
春日俊彰:たしかにそんな1日だったなぁ、毎日(笑)
若林正恭:第一回単独ライブを2006年、28歳の時にモリエールでやってるんですよ。
春日俊彰:モリエールだね。
若林正恭:(藤井)青銅さん(放送作家)も来てくれてたけど。青銅さんとも出会ってるんだね、2006年。
春日俊彰:あぁ、そう?
若林正恭:青銅さんと出会ったの、2005年だと思うんだよね。青銅さんとも、そろそろ10年の仲になるんだねぇ。変わらないねぇ、青銅さん。
春日俊彰:会ったときからおじいちゃんだったね(笑)
若林正恭:ふふ(笑)凄いね。俺たち、もう9年の仲なんだね。
春日俊彰:そんなになる?
若林正恭:「シャンプーおじさん」って単独ライブをやったんですよね。春日が、家からシャンプーをしながら、外のコインシャワーで流すってことをやってて。
春日俊彰:そうそう。
若林正恭:2006年の時で。単独ライブのタイトルを2人で考えてて。ファミレスでね。
春日俊彰:はいはい。
若林正恭:その候補がいっぱい書いてあるんだけど、凄いぜ(笑)
春日俊彰:なに?
若林正恭:第一候補「ティファニーでピンクセーターを」っていう(笑)オードリーに変えたてなんだと思うよ(笑)
春日俊彰:オードリーってコンビ名が、ちょっと新鮮だったんだろうな。
若林正恭:そうそう。だから、「ティファニーでピンクセーターを」って。
春日俊彰:それじゃなくて良かったぁ。
若林正恭:2つめの候補が、「OJシンプソン」っていう(笑)
春日俊彰:なんでだよ(笑)
若林正恭:アメフトのショートコントとかやってたからね。
春日俊彰:それを売りにしたかったのかな。
若林正恭:第三候補が「劇団ピンクセーター」っていう(笑)
春日俊彰:あぁ。
若林正恭:まだピンクセーターだったんだよ。
春日俊彰:ピンクベストじゃない時期か。
若林正恭:「ティファニーでピンク"の"セーターを」っていうバージョンもある(笑)
春日俊彰:どっちもダメだよ(笑)
若林正恭:最後に「シャンプーおじさん」があって、これになったんですよね。
春日俊彰:まだ、その中だったら正解だったかもね。
若林正恭:「OJシンプソン」もあるかもしれない(笑)
春日俊彰:いや、ないよ(笑)
若林正恭:はっはっはっ(笑)
春日俊彰:ワケわかんないもん。
次の記事:オードリー若林が語る、ブレイクするまでに支えてくれた4冊のネタ帳「ズレ漫才が誕生する瞬間」に続く。
【関連記事】
南キャン・山里が語る、"ツッコミ"オードリー若林の天才的なボケ「劣悪な環境で育った漫才師」
オードリー若林、番組収録中に心理学者にキレて共演者ドン引き「先輩芸人に叱られた」
オードリー若林、南キャン山里に言われてショックだった一言「世間での評価は俺より下」
番組の企画で、今までのネタ帳を全て持ってきて欲しい、と若林は依頼されたという。そのため、実家を訪れた若林は、数年にわたって書かれ、現在も捨てずにとってあるというネタ帳を『オードリーのオールナイトニッポン』にも持参。若手芸人時代の試行錯誤が見てとれるその一部について、若林は紹介していた。
オードリーの小声トーク 六畳一間のトークライブ

若林正恭:実家に帰りましてね。なんで帰ったかと言うと、捨てたヤツもあるんだけど、「今まであるネタ帳を、全部提出してくれ」って番組の企画で言われて。
春日俊彰:あぁ。
若林正恭:残ってるのかなぁって、実家に帰ったら、結構、残ってて。
春日俊彰:あぁ、そんなにあるの?
若林正恭:これでも半分くらい捨てたんですけどね。幡ヶ谷に住んでるときと、今のところに住んでる時の分は、捨てちゃってるんですよ。最近のは捨てちゃったんだけどね。
春日俊彰:ふぅん。
若林正恭:昔のは、凄い残ってる。20冊くらいかな。
春日俊彰:1年目とかの?
若林正恭:1年目のネタ帳があるのよ。2000年の。
春日俊彰:あぁ、じゃあ、お笑い始めたばっかりの。
若林正恭:うん。漫才やコントなんかの、始めたてのネタを書いてて。俺と春日のボケとかも書いてて。読んでたら面白くて、ついつい読んじゃって。
春日俊彰:へぇ。
若林正恭:あと、渡すの怖いよね。どこを抜かれて企画にされるかわからないし。物凄い人の悪口とかも書いててさ。「面白くない」ってことをさ。
春日俊彰:「アイツは面白くない」って?
若林正恭:何故面白くないかを、ちゃんと書いてたりするんだよね(笑)
春日俊彰:ネタ以外のことも書きますわな。考えながら。
若林正恭:書くでしょ?こういうことなのかなって。
春日俊彰:はい、はい。
若林正恭:ネタ以外のことだとね、ネタを書く前に必ず、どういうネタを書くか、とかを書いてたり、思ったことを感情のままに、悩んでることを書いてたりしてて。
春日俊彰:へぇ。
若林正恭:2000年のネタ帳で面白かったのがね、信念みたいなことが書いてあったんですよ(笑)
春日俊彰:信念?
若林正恭:2000年、デビュー1年目ですね。「板について、5秒で度肝を抜いて、15秒経つまでに掴んで、3分経つまでに3回大爆笑を起こす」って書いてあるんですよ(笑)少ねぇよって(笑)
春日俊彰:ふふ(笑)1分に1回じゃん、ウケるの。凄いスベってるぞ、そいつ(笑)
若林正恭:はっはっはっ(笑)「3回大爆笑を起こす」って書いてあるんですよ。その次の行に、「ともあれ、俺に理想とする漫才のビジョンがない」って書いてあるんですよ(笑)
春日俊彰:ふふ(笑)書いちゃってるから、それを(笑)
若林正恭:まず、それを作れよって話なんですけどね(笑)
春日俊彰:うん(笑)
若林正恭:それで、ボケを考え終わった後の反省みたいなのが書いてあって。20個くらいのボケが書いてあるんですけど、その横に、「ウケた」「ややウケ」「スベった」って、ボケ1個1個に対して、どういう結果だったか書き込んでるんですよ。
春日俊彰:へぇ。
若林正恭:20個ボケがあって、2個「ややウケ」で、あとは全部「スベった」って書かれてるんですよ(笑)
春日俊彰:スベってんじゃないか、そいつ(笑)ややウケでもないぞ(笑)
若林正恭:そんだけスベったから、2個だけウケたとこ書いて(笑)しかも「ややウケ」でしょ(笑)
春日俊彰:ややウケだね(笑)
若林正恭:2個だけ「ややウケ」で、あとは全部書かなくて良いのに(笑)「スベった」「スベった」書かれててさ(笑)
春日俊彰:ふふ(笑)
若林正恭:何をやってんだよってことが書かれてるんですけどね。
春日俊彰:うん(笑)色々、書いて記録しておきたいんでしょうね。
若林正恭:予定も書かれてて。2005年のある日の「今日の予定」って書かれてるんですよね。
春日俊彰:ほぉ。
若林正恭:2005年だから、27歳の年だね。「今日の予定 バイクのエンジンオイルを換える。新ネタを作る」って書いてあるんですよ(笑)ヒマだなぁ(笑)
春日俊彰:ヒマだね(笑)そんなの、書かなくても忘れないだろ(笑)
若林正恭:はっはっはっ(笑)
春日俊彰:2つしかないんだから(笑)
若林正恭:27歳のとき、お前、ヒマだなぁって(笑)
春日俊彰:たしかにそんな1日だったなぁ、毎日(笑)
若林正恭:第一回単独ライブを2006年、28歳の時にモリエールでやってるんですよ。
春日俊彰:モリエールだね。
若林正恭:(藤井)青銅さん(放送作家)も来てくれてたけど。青銅さんとも出会ってるんだね、2006年。
春日俊彰:あぁ、そう?
若林正恭:青銅さんと出会ったの、2005年だと思うんだよね。青銅さんとも、そろそろ10年の仲になるんだねぇ。変わらないねぇ、青銅さん。
春日俊彰:会ったときからおじいちゃんだったね(笑)
若林正恭:ふふ(笑)凄いね。俺たち、もう9年の仲なんだね。
春日俊彰:そんなになる?
若林正恭:「シャンプーおじさん」って単独ライブをやったんですよね。春日が、家からシャンプーをしながら、外のコインシャワーで流すってことをやってて。
春日俊彰:そうそう。
若林正恭:2006年の時で。単独ライブのタイトルを2人で考えてて。ファミレスでね。
春日俊彰:はいはい。
若林正恭:その候補がいっぱい書いてあるんだけど、凄いぜ(笑)
春日俊彰:なに?
若林正恭:第一候補「ティファニーでピンクセーターを」っていう(笑)オードリーに変えたてなんだと思うよ(笑)
春日俊彰:オードリーってコンビ名が、ちょっと新鮮だったんだろうな。
若林正恭:そうそう。だから、「ティファニーでピンクセーターを」って。
春日俊彰:それじゃなくて良かったぁ。
若林正恭:2つめの候補が、「OJシンプソン」っていう(笑)
春日俊彰:なんでだよ(笑)
若林正恭:アメフトのショートコントとかやってたからね。
春日俊彰:それを売りにしたかったのかな。
若林正恭:第三候補が「劇団ピンクセーター」っていう(笑)
春日俊彰:あぁ。
若林正恭:まだピンクセーターだったんだよ。
春日俊彰:ピンクベストじゃない時期か。
若林正恭:「ティファニーでピンク"の"セーターを」っていうバージョンもある(笑)
春日俊彰:どっちもダメだよ(笑)
若林正恭:最後に「シャンプーおじさん」があって、これになったんですよね。
春日俊彰:まだ、その中だったら正解だったかもね。
若林正恭:「OJシンプソン」もあるかもしれない(笑)
春日俊彰:いや、ないよ(笑)
若林正恭:はっはっはっ(笑)
春日俊彰:ワケわかんないもん。
次の記事:オードリー若林が語る、ブレイクするまでに支えてくれた4冊のネタ帳「ズレ漫才が誕生する瞬間」に続く。
【関連記事】
南キャン・山里が語る、"ツッコミ"オードリー若林の天才的なボケ「劣悪な環境で育った漫才師」
オードリー若林、番組収録中に心理学者にキレて共演者ドン引き「先輩芸人に叱られた」
オードリー若林、南キャン山里に言われてショックだった一言「世間での評価は俺より下」
同番組の過去記事
| トップページへ |