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徳光和夫、野球中継を切り捨てたテレビ局を批判「視聴率至上主義が野球をダメにした」

2014.04.24 (Thu)
2014年04月23日放送のニッポン放送系のラジオ番組『小島慶子&ミッツ・マングローブのオールナイトニッポンGOLD』(毎週水 22:00 - 24:00)にて、フリーアナウンサー・徳光和夫が、視聴率低下に伴い野球中継枠を縮小しているテレビ局について苦言を呈していた。

徳光は、プロ野球の全盛期には野球中継が、テレビ局を支え続けていたにも関わらず、視聴率が低迷してきたところ、すぐさまテレビ局が野球中継枠を縮小。延長も放送しない現状となっており、テレビ局の姿勢について批判していた。

小島慶子:プロ野球は、歴史もあってたくさんの人に愛されて、スターも出たのに、なんで今は昔ほど人気がなくなっちゃったのかなっていう疑問がありますね。

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徳光和夫:残念ですね、本当に。

小島慶子:何故ですか?今だって、凄い人はいっぱいいるのに。

徳光和夫:レジャーが多様化したっていう、本当につきなみな答えしか返ってこないんでいけないんだけども。それはサッカーも面白くなったし。長嶋(茂雄)さんが監督時代にJリーグが出来たときに、「これが一番の脅威だ」ということをおっしゃっていて。

小島慶子:あぁ、そうなんですね。

徳光和夫:うん。ファンがあってのプロ野球だから、なんとかファンに喜んでもらう野球をしなくてはいけない。それには、1つ1つのプレイに真摯に取り組むという。これが原監督にも受け継がれてるんですね。

小島慶子:うん。

徳光和夫:ところが、若い人たちの車離れとか。社会現象がそうでしょ?

小島慶子:うん。

徳光和夫:世界情勢も、本来ならアベノミクスで経済やっていきたいっていうんだけど、ウクライナだ色んな国が内戦しているような状況で、世界情勢自体も変わってきてしまったから。だから、野球だなんだって一点に集中できなくなってしまっているよね。

ミッツ・マングローブ:そこまでいく?(笑)

徳光和夫:いくよ。だって、経済だってそうだもの。

ミッツ・マングローブ:キー局が中継をやめてしまったのは、要は視聴率が落ちたからなんだけど、視聴率が落ちたからって、中継をやめてしまうと、今度は本当の野球ファンもそこに連続したドラマを観られなくなってしまうから、より離れてしまうよね。

小島慶子:うん。

ミッツ・マングローブ:もちろん、BS、CSとかはあるけど。

小島慶子:そうね、さっき、徳光さんが仰ったみたいに、テレビの良さっていうか、テレビじゃないとできないことっていうのが、野球中継では本当に発揮できるのに。

徳光和夫:本当におっしゃる通りでね。

小島慶子:ラジオの実況はやってますけども、。

ミッツ・マングローブ:本当に、日テレさんは延長もしないのね。

徳光和夫:僕なんかがBSやCSで観ておりますし、そういった人たちは、BSは視聴率と言わずに接触率っていうんだけども、接触率から視聴率になりつつあるんですよ。野球中継に関しては。

小島慶子:あぁ。

徳光和夫:それくらい、BSでは野球が観られてると思いますね。

小島慶子:観ている人が減った、というより、観てる人が把握しにくくなってきたんですかね。

ミッツ・マングローブ:本当のコアなファンは、そこまで観るのよ。でも、もっと日常の中にあったの。

小島慶子:そうだよね。夜の居間では、野球がついてるって風景ね(笑)

ミッツ・マングローブ:勉強してると、今から中継の音がしてるっていう。その中で勉強するっていう。そういうのが、日常の風景として無くなってしまったっていうのがね。

徳光和夫:ラジオは偉いなって思うんですけどね。ラジオは、未だに試合開始から最後まで中継するじゃないですか。

小島慶子:はい。

徳光和夫:テレビは、あんなに野球に世話になっておきながらだよ。野球のお陰でテレビがある、そういった時代があったわけじゃないですか。少なくとも10数年間は。

小島慶子:はい。

徳光和夫:にも関わらずですね、視聴率、視聴率っていってさ、勉強のできるヤツがテレビ局に入ってきてね、数字のことばっかり言って。アイツらはさ、数字しかあてにならないわけだから。そういったことばっかり言って、CM前に前後のあらすじみたいなものをちょっとのせよう、とか。

小島慶子:はい。

徳光和夫:そういったことばっかり考えてるヤツがテレビ局に入ってきちゃってるから。それがやっぱり野球をダメにしましたね。

小島慶子:えぇ。

徳光和夫:本当に、残念でならないですね。アメリカは大したもんだなって思いますよ。だって、アメリカのメジャーリーグっていうのは、あんなに選手の収入が良いのは何故なんだろうって思ったら、やっぱり地方局やなんかが支えてるわけですから。

ミッツ・マングローブ:あんまりテレビ批判しない方が良いって。

徳光和夫:ん?

ミッツ・マングローブ:息子や甥っ子のことを縁故で入れちゃったんだから(笑)

徳光和夫:お前は縁故じゃないよ。ちゃんと実力で(笑)

ミッツ・マングローブ:そんなもんですよ。

徳光和夫:息子も本当に良かったよ、縁故で入れなくて(笑)縁故で入れてたら、他の司会者みたいになってたからな(笑)

ミッツ・マングローブ:やめなさいよ本当に(笑)

小島慶子:徳光和夫さんは、お顔は柔和なんですけど、結構、黒い方ですよね(笑)辛口な。

ミッツ・マングローブ:そうね(笑)

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