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松尾貴史が語る、中島らもに一生付いていこうと決めたエピソード

2014.04.21 (Mon)
2014年04月20日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題の日曜サンデー』(毎週日 13:00 - 17:00 )にて、タレントの"キッチュ"こと松尾貴史がゲスト出演していた。そこで、小説家・コピーライターなどで知られる中島らもについて語っていた。

酒癖の悪い噺家に絡まれ、そこで救ってくれた中島に、松尾は「一生付いていこう」と決めたという。そのエピソードについて語っていた。

僕にはわからない
僕にはわからない (講談社文庫)

田中裕二:この番組には、かつて「27人の証言」ってコーナーがありまして、中島らもさんを特集した時に、そのコメントで出ていただいたっていうのがありまして。

松尾貴史:はい、やりましたね。

田中裕二:中島らもさんとの「笑殺軍団リリパットアーミー」ですね。これの旗揚げからずっと?

松尾貴史:旗揚げから。ハッキリ毎回出てたのは3~4年なんですけど、その後、東京に居を構えてしまったので、行ったり来たりで、稽古に出られなくなってしまって。

田中裕二:はい。

松尾貴史:結局フェードアウトした形になって。その後は、客演で出るような感じになったんですけど。

太田光:あぁ。

松尾貴史:らもさんの後ろを付いて歩いてましたね。

田中裕二:面白い人なんですか?

松尾貴史:面白いですね。何と言ったらいいか…力が抜けてるのか入ってるのか、まず至近距離で見てても分からないんですね(笑)

田中裕二:うん。

松尾貴史:大阪の荒れたバーで2人で飲んでた時。酒癖の悪い落語家さんが、「ごらぁ!モノマネ師、こっちきて酌せぇ!」って言われて。

田中裕二:えぇ…

松尾貴史:うわぁって思って。らもさんは、そういうの正義感ある人なんで。どうすんのかなって思ったら、こっちのテーブルにあった伝票を持って立ち上がって。それで、その人の前に行って、ジッパー下ろして…

田中裕二:うん(笑)

松尾貴史:らもさんって、特技があるんですね(笑)先に何でも付くんです。軽いものだったら(笑)

太田光:はっはっはっ(笑)

松尾貴史:つまり、毛細管現象っていうか(笑)ピタッと付くんです。「大阪吸盤ボール」って言ってましたけど(笑)

田中裕二:あぁ(笑)

松尾貴史:そういう技があって。すごく無防備な姿で腰を突き出して、「さっきまで僕らは楽しんで飲んでたのに、こんな雰囲気にするのは君の責任だ。これを払いたまえ」って言って。その噺家が、「うわぁ、気持ち悪い!向こう行ってくれ!」って(笑)落語『らくだ』の死人のかんかんのうを見た大家みたいな上京になって(笑)それで助けてくれたんですよ。

田中裕二:へぇ。

松尾貴史:一生付い行こうと思いましたね(笑)

太田光:我々も一回、お会いしたけどね。

田中裕二:亡くなる直前ね。

松尾貴史:テレビで、歌えないような歌を歌ってましたけどね。

田中裕二:そういうのもやってもらいましたね。

太田光:本当にとらえどころの無い人でしたね。

田中裕二:真面目に話をしてるのか、そうじゃないのかも分からないっていうかね。

松尾貴史:その場にいる一番弱い立場の人を、証拠が残らない感じで助けて、楽しくっていうような感じのカッコイイ人でしたね。

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