松本人志、視聴率ばかりで番組が評価される現状に「番組の内容・独自性を見て欲しい」
2014.04.20 (Sun)
2014年04月20日放送の『ワイドナショー』(毎週日 10:00 - 10:55)にて、お笑い芸人の松本人志や東野幸治らが、オダギリジョーの新作ドラマでの完成披露会見での「ゴールデンタイムのドラマは、もう懲り懲り」という発言について語っていた。
オダギリジョーは15日の『リバースエッジ 大川端探偵社』の完成披露会見で、深夜帯のドラマ主演について「いろんな仕事をしてきて、自分の好みの作品に合うのは深夜枠だった。民放のドラマで低視聴率を取って、もうゴールデンは嫌、テレビやるなら深夜枠かWOWOWだなと思った(笑)」と本音を明かして、会場を笑わせていたという。
このコメントを受けて松本は、「番組の視聴率ばかりがクローズアップされている」という現状について語り、「番組の内容や独自性を見て評価して欲しい」と切に訴えていた。
HITOSI MATUMOTO VISUALBUM “完成"

東野幸治:最近、インターネットのニュースで、「視聴率が悪い」とかっていうのが、本当に毎日のように更新されて。
松本人志:これはね、本当に僕もイヤだなぁって思うんですよ。昔は、高視聴率はニュースになってたんですけど、最近は低視聴率もニュースにするようになって、なんかそうなると、もうニュースというか…意地が悪いなぁって思うんですよね。
鳥越俊太郎:足引っ張ってるよね。
松本人志:あまり良くないなぁって思うんですよね。もちろん、視聴率良いに越したことはないんですけどど、みんながみんな、高視聴率を狙って番組を作ってるわけじゃないじゃないですか。それぞれ、みんな思いがあってやってんのに、なんか視聴率が悪いだけで、どうこう言われるっていうのは、本当にまた、悪い方向にテレビ業界が行ってる気がして。
鳥越俊太郎:最近は、録画っていうのがよく出来てるから、若い人たちは、もうドラマなんかは録画で観るんじゃないかな?そうすると、視聴率には反映されない。結局、視聴率として反映されるのは高齢の方々じゃないかなって。
松本人志:録画の仕方が分からないって人たちですかね。
東野幸治:オダギリジョーさんは、川口春奈さん主演の2013年ドラマ(TBS系『夫のカノジョ』)が平均視聴率3.87%を記録。当初の予定より1話少ない全8話で終了したんですが、当時の川口春奈さんのブログでは、「視聴率、視聴率。今は全てが数字で判断される時代なのかな。悲しいな」という心境を綴っています。
こちらもニュースになって、ツライですよね。
松本人志:良くないよ。本当に良くなくて。今、この局の『バイキング』も、毎日、視聴率のことを書かれてて。
東野幸治:『笑っていいとも!』が終わってね。新しく始まった『バイキング』。
松本人志:『笑っていいとも!』だって、視聴率悪い時だってあったんですよ。現に、悪いときもあって、結局、終わることにもなったわけじゃないですか。その時は、『いいとも』叩いてたクセに、終わったら終わったで、過去の物は叩かないんですね。今を叩くために、過去の『いいとも』は持ち上げだすんです。この気持ち悪さは、本当にイヤなんですよね。
泉谷しげる:でも、ゴールデンタイムは、そんな意識するか?意識しすぎなんじゃない?俺はゴールデンタイムだろうがなんだろうが…俺は、こういう視聴率は、もはや企画だと思うんだよ。
東野幸治:はい。
泉谷しげる:今や、「このタレントで稼げる」って時代じゃないと思う。やっぱり、元の企画がどうだったんだ、ってことをテレビ局も考えろよ、バカって感じがしない?
東野幸治:その通りです。
泉谷しげる:スターだったり、アイドルでさえ出しても、企画が悪ければ視聴率良くないですよ。
東野幸治:オダギリさんの「ゴールデンはイヤだ」発言に対して、泉谷さんのアンケートは「それは本音か?ギャラが良いじゃん、ゴールデンは」って。だから、今の発言、ビックリしたんですけど(笑)
泉谷しげる:ふふ(笑)ギャラ良いじゃん。
松本人志:それは間違いない(笑)
東野幸治:この番組も、数字がナンボだったとかで、裏が『サンジャポ』で「勝った負けた」とか。
松本人志:「爆笑 まる、松本 バツ」って書かれてて。そんなアホなって(笑)
泉谷しげる:だから、ネットは井戸端会議みたいなもんで、あんなもん信用しちゃいかんのよ。
東野幸治:そういうニュースが頻繁に更新されるってことは、興味持たれてて、そのニュースを見るってことなんですよ。
泉谷しげる:うん。
松本人志:出さなきゃ見ないし、視聴率は一般の人が知らなくて良いことだと思うけどね。
泉谷しげる:俺もそう思うよ。…でも、ゴールデンはギャラ良いよ。
東野幸治:はっはっはっ(笑)オダギリさんの事務所も潤うし。
鳥越俊太郎:今、タレントで視聴率稼ぐってないんじゃないですか?『半沢直樹』も、あれは俳優さんっていうより、中身が面白かったからで。
松本人志:そうそう。
東野幸治:その意味で言えば『半沢直樹』しかり、面白かったら、視聴率とるってことでございますから。
泉谷しげる:ホラン千秋さんも、『バイキング』出てるよね?
ホラン千秋:はい。前の番組が偉大で…
東野幸治:ホランさん、ダンマリ決め込んで、スルーするのやめてもらえますか?(笑)
松本人志:『いいとも』もいろいろ、あったんですよ。それで、良い時悪い時あって、ってことですから。
ホラン千秋:そうですよ。やっぱり偉大な番組を、新しい番組が2~3週間で超えられるかって言えば、超えられないですし。それを超えられるように、頑張っていく闘志に変えていくってところが大事なんですよ。
松本人志:そうなんやけど、それは視聴率じゃなくても、内容というか、独自のことを見つけて欲しいねん。
鳥越俊太郎:視聴者からすると、中身だよね。
松本人志:…この番組は、独自のものにできてると思うんですよ。まだまだ色々あると思うけど。
泉谷しげる:そうだよ。バラエティっていうのは、時間食うと思うよ、定着するまでね。やっぱり、一年、二年頑張っていかないとね。
東野幸治:でも、スタッフも局も待ってくれないってことはありますよね。
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オダギリジョーは15日の『リバースエッジ 大川端探偵社』の完成披露会見で、深夜帯のドラマ主演について「いろんな仕事をしてきて、自分の好みの作品に合うのは深夜枠だった。民放のドラマで低視聴率を取って、もうゴールデンは嫌、テレビやるなら深夜枠かWOWOWだなと思った(笑)」と本音を明かして、会場を笑わせていたという。
このコメントを受けて松本は、「番組の視聴率ばかりがクローズアップされている」という現状について語り、「番組の内容や独自性を見て評価して欲しい」と切に訴えていた。
HITOSI MATUMOTO VISUALBUM “完成"

低視聴率を報じるようになった現在
東野幸治:最近、インターネットのニュースで、「視聴率が悪い」とかっていうのが、本当に毎日のように更新されて。
松本人志:これはね、本当に僕もイヤだなぁって思うんですよ。昔は、高視聴率はニュースになってたんですけど、最近は低視聴率もニュースにするようになって、なんかそうなると、もうニュースというか…意地が悪いなぁって思うんですよね。
鳥越俊太郎:足引っ張ってるよね。
松本人志:あまり良くないなぁって思うんですよね。もちろん、視聴率良いに越したことはないんですけどど、みんながみんな、高視聴率を狙って番組を作ってるわけじゃないじゃないですか。それぞれ、みんな思いがあってやってんのに、なんか視聴率が悪いだけで、どうこう言われるっていうのは、本当にまた、悪い方向にテレビ業界が行ってる気がして。
鳥越俊太郎:最近は、録画っていうのがよく出来てるから、若い人たちは、もうドラマなんかは録画で観るんじゃないかな?そうすると、視聴率には反映されない。結局、視聴率として反映されるのは高齢の方々じゃないかなって。
松本人志:録画の仕方が分からないって人たちですかね。
『いいとも』も低視聴率であった
東野幸治:オダギリジョーさんは、川口春奈さん主演の2013年ドラマ(TBS系『夫のカノジョ』)が平均視聴率3.87%を記録。当初の予定より1話少ない全8話で終了したんですが、当時の川口春奈さんのブログでは、「視聴率、視聴率。今は全てが数字で判断される時代なのかな。悲しいな」という心境を綴っています。
こちらもニュースになって、ツライですよね。
松本人志:良くないよ。本当に良くなくて。今、この局の『バイキング』も、毎日、視聴率のことを書かれてて。
東野幸治:『笑っていいとも!』が終わってね。新しく始まった『バイキング』。
松本人志:『笑っていいとも!』だって、視聴率悪い時だってあったんですよ。現に、悪いときもあって、結局、終わることにもなったわけじゃないですか。その時は、『いいとも』叩いてたクセに、終わったら終わったで、過去の物は叩かないんですね。今を叩くために、過去の『いいとも』は持ち上げだすんです。この気持ち悪さは、本当にイヤなんですよね。
タレントだけでは視聴率は稼げなくなった
泉谷しげる:でも、ゴールデンタイムは、そんな意識するか?意識しすぎなんじゃない?俺はゴールデンタイムだろうがなんだろうが…俺は、こういう視聴率は、もはや企画だと思うんだよ。
東野幸治:はい。
泉谷しげる:今や、「このタレントで稼げる」って時代じゃないと思う。やっぱり、元の企画がどうだったんだ、ってことをテレビ局も考えろよ、バカって感じがしない?
東野幸治:その通りです。
泉谷しげる:スターだったり、アイドルでさえ出しても、企画が悪ければ視聴率良くないですよ。
東野幸治:オダギリさんの「ゴールデンはイヤだ」発言に対して、泉谷さんのアンケートは「それは本音か?ギャラが良いじゃん、ゴールデンは」って。だから、今の発言、ビックリしたんですけど(笑)
泉谷しげる:ふふ(笑)ギャラ良いじゃん。
松本人志:それは間違いない(笑)
視聴率だけでなく番組内容・独自性での評価を
東野幸治:この番組も、数字がナンボだったとかで、裏が『サンジャポ』で「勝った負けた」とか。
松本人志:「爆笑 まる、松本 バツ」って書かれてて。そんなアホなって(笑)
泉谷しげる:だから、ネットは井戸端会議みたいなもんで、あんなもん信用しちゃいかんのよ。
東野幸治:そういうニュースが頻繁に更新されるってことは、興味持たれてて、そのニュースを見るってことなんですよ。
泉谷しげる:うん。
松本人志:出さなきゃ見ないし、視聴率は一般の人が知らなくて良いことだと思うけどね。
泉谷しげる:俺もそう思うよ。…でも、ゴールデンはギャラ良いよ。
東野幸治:はっはっはっ(笑)オダギリさんの事務所も潤うし。
鳥越俊太郎:今、タレントで視聴率稼ぐってないんじゃないですか?『半沢直樹』も、あれは俳優さんっていうより、中身が面白かったからで。
松本人志:そうそう。
東野幸治:その意味で言えば『半沢直樹』しかり、面白かったら、視聴率とるってことでございますから。
泉谷しげる:ホラン千秋さんも、『バイキング』出てるよね?
ホラン千秋:はい。前の番組が偉大で…
東野幸治:ホランさん、ダンマリ決め込んで、スルーするのやめてもらえますか?(笑)
松本人志:『いいとも』もいろいろ、あったんですよ。それで、良い時悪い時あって、ってことですから。
ホラン千秋:そうですよ。やっぱり偉大な番組を、新しい番組が2~3週間で超えられるかって言えば、超えられないですし。それを超えられるように、頑張っていく闘志に変えていくってところが大事なんですよ。
松本人志:そうなんやけど、それは視聴率じゃなくても、内容というか、独自のことを見つけて欲しいねん。
鳥越俊太郎:視聴者からすると、中身だよね。
松本人志:…この番組は、独自のものにできてると思うんですよ。まだまだ色々あると思うけど。
泉谷しげる:そうだよ。バラエティっていうのは、時間食うと思うよ、定着するまでね。やっぱり、一年、二年頑張っていかないとね。
東野幸治:でも、スタッフも局も待ってくれないってことはありますよね。
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