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マキタスポーツが語る、J-pop楽曲が似た歌詞ばかりになるワケ「コンペ制度の存在」
2014.04.16 (Wed)
2014年04月15日放送のテレビ朝日系の番組『言いにくいことをハッキリ言うTV』(毎週月 24:15 - 24:45)にて、お笑い芸人のマキタスポーツが、J-popの楽曲における歌詞が、似たような歌詞ばかりになる理由について語っていた。
推定無罪

マキタスポーツ:Jポップの歌詞は、パターン化されすぎてるんですよ。25年くらい前から、曲を調べてみたんですけど。
田中裕二:はい。
マキタスポーツ:非常に使われがちな言葉が出てきて。さらに絞って、4つくらいの言葉が多いな、と。
田中裕二:J-popの歌詞ね。
マキタスポーツ:この4つを並べただけで、J-pop聴いた気分になりますよ。
田中裕二:えぇ?!なんだろ(笑)
マキタスポーツ:「翼」「扉」「奇跡」「桜」
田中裕二:はっはっはっ(笑)コブクロのアルバムじゃねぇか(笑)
太田光:たしかに(笑)
田中裕二:「桜」はなんでこんなに多くなっちゃったかね。
マキタスポーツ:「桜」はね、もう2月頃になると、「そろそろ舞い散る季節だろうな」って思いますね。
田中裕二:あぁ(笑)
マキタスポーツ:空気が物凄く満ち溢れて、案の定、舞い散るわけですね(笑)
麻生香太郎:昔だったら、ディレクターが「変えろ」と、チェックされてたんですよ。
田中裕二:うん。
麻生香太郎:それが80年頃から無くなっていきましたね。普通、桜のタイトルをこれだけ使ってたら、制作会議でね、トップが「ちょっとでも変えろ」と言ってましたよ。
マキタスポーツ:ドクダミとかね。
麻生香太郎:ドクダミじゃなくて、「白い桜」とかでも良いから変えろ、と。まったく「桜」にするな、と。昔は言ってたんですよ。
マキタスポーツ:桜問題はとりあえず置いておいて…これは麻生(作詞家・音楽評論家)さん、これはよくご存知だと思うんでですけど、コンペって形式を用いてですね…
麻生香太郎:うん。
マキタスポーツ:1つの企画に対して、いっぱい曲を募集して集めるんですよ。
田中裕二:うん。
マキタスポーツ:100~300曲とかを集めた中で、「これだ」って選ぶんです。
田中裕二:AKBとかも、この形式ですよね?
マキタスポーツ:はい、そうです。コンペっていう、受験のシステムみたいなものがある。そうなると、若手の作家、これからこの業界で頑張っていきたいって人たちは、その受験をパスしたいって時に、とりあえずある程度の合格ラインを目指さなきゃいけないんですよ。
田中裕二:はい。
マキタスポーツ:ちょっと引っかかりがありそうなもの、それこそ、さっき「ドクダミ」って言いましたけど、そんなものが歌詞に登場するものは、最初から絶対に通さないってなってしまうので。それだったら、「桜にしておこうよ」ってなってるんです。
太田光:うん。
マキタスポーツ:桜にしておいて、「桜をどう舞い散らせるか」みたいな話になってくるんです。
田中裕二:なるほどね。そういうことか。
マキタスポーツ:翼を置いておこうよ。「翼を広げ」ておこうよ、と。
田中裕二:まぁ広げるよね(笑)
マキタスポーツ:扉は「ノック」しようよ。「開けよう」よ。「外に出よう」よ。そこにあるのは「奇跡」じゃん、みたいな。
田中裕二:なるほどね(笑)
マキタスポーツ:そんな仕組みがあるんですよ。
田中裕二:これ、イヤだね。
太田光:田中くんは、今の歌詞について怒ってるでしょ?この人、相当あるんですよ。
田中裕二:なんとなく、今、若者が支持してるヒット曲であったり、「これ良いね」って言ってる曲の歌詞を見ると、まぁ幼稚だと思っちゃうの(爆笑問題・田中、直接的な表現しかない最近の曲に苦言「幼稚な歌詞ばかり」)。それは、俺がオジさんになったっていうのはもちろんあるんだけどね。
太田光:たとえば、どういうの?
田中裕二:……ふふ(笑)たとえば、「メールがこない」的な。「どうしてんだ?」とか。
太田光:「会いたい」とか。
マキタスポーツ:それ、一人のことじゃねぇか(笑)
田中裕二:そんなことないです(笑)…俺らが子供の頃は、大人が聴いてた音楽を聴かされてたじゃないですか。
太田光:そうなんだよねぇ。「いつものように幕があき…黒い縁取りがありました」
マキタスポーツ:『喝采』ですね。
田中裕二:それを小学校何年生かに気づくんだよね。「黒い縁取りって…死んじゃったんだ」って、凄いショックを受けて。その解き明かされる感じ。今は、その謎解きが無く…
太田光:「死んじゃったぁ」みたいな(笑)
田中裕二:「君に会えたことが奇跡だよ、忘れたい」みたいな(笑)
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推定無罪

マキタスポーツ:Jポップの歌詞は、パターン化されすぎてるんですよ。25年くらい前から、曲を調べてみたんですけど。
田中裕二:はい。
マキタスポーツ:非常に使われがちな言葉が出てきて。さらに絞って、4つくらいの言葉が多いな、と。
田中裕二:J-popの歌詞ね。
マキタスポーツ:この4つを並べただけで、J-pop聴いた気分になりますよ。
田中裕二:えぇ?!なんだろ(笑)
マキタスポーツ:「翼」「扉」「奇跡」「桜」
田中裕二:はっはっはっ(笑)コブクロのアルバムじゃねぇか(笑)
太田光:たしかに(笑)
田中裕二:「桜」はなんでこんなに多くなっちゃったかね。
マキタスポーツ:「桜」はね、もう2月頃になると、「そろそろ舞い散る季節だろうな」って思いますね。
田中裕二:あぁ(笑)
マキタスポーツ:空気が物凄く満ち溢れて、案の定、舞い散るわけですね(笑)
麻生香太郎:昔だったら、ディレクターが「変えろ」と、チェックされてたんですよ。
田中裕二:うん。
麻生香太郎:それが80年頃から無くなっていきましたね。普通、桜のタイトルをこれだけ使ってたら、制作会議でね、トップが「ちょっとでも変えろ」と言ってましたよ。
マキタスポーツ:ドクダミとかね。
麻生香太郎:ドクダミじゃなくて、「白い桜」とかでも良いから変えろ、と。まったく「桜」にするな、と。昔は言ってたんですよ。
マキタスポーツ:桜問題はとりあえず置いておいて…これは麻生(作詞家・音楽評論家)さん、これはよくご存知だと思うんでですけど、コンペって形式を用いてですね…
麻生香太郎:うん。
マキタスポーツ:1つの企画に対して、いっぱい曲を募集して集めるんですよ。
田中裕二:うん。
マキタスポーツ:100~300曲とかを集めた中で、「これだ」って選ぶんです。
田中裕二:AKBとかも、この形式ですよね?
マキタスポーツ:はい、そうです。コンペっていう、受験のシステムみたいなものがある。そうなると、若手の作家、これからこの業界で頑張っていきたいって人たちは、その受験をパスしたいって時に、とりあえずある程度の合格ラインを目指さなきゃいけないんですよ。
田中裕二:はい。
マキタスポーツ:ちょっと引っかかりがありそうなもの、それこそ、さっき「ドクダミ」って言いましたけど、そんなものが歌詞に登場するものは、最初から絶対に通さないってなってしまうので。それだったら、「桜にしておこうよ」ってなってるんです。
太田光:うん。
マキタスポーツ:桜にしておいて、「桜をどう舞い散らせるか」みたいな話になってくるんです。
田中裕二:なるほどね。そういうことか。
マキタスポーツ:翼を置いておこうよ。「翼を広げ」ておこうよ、と。
田中裕二:まぁ広げるよね(笑)
マキタスポーツ:扉は「ノック」しようよ。「開けよう」よ。「外に出よう」よ。そこにあるのは「奇跡」じゃん、みたいな。
田中裕二:なるほどね(笑)
マキタスポーツ:そんな仕組みがあるんですよ。
田中裕二:これ、イヤだね。
太田光:田中くんは、今の歌詞について怒ってるでしょ?この人、相当あるんですよ。
田中裕二:なんとなく、今、若者が支持してるヒット曲であったり、「これ良いね」って言ってる曲の歌詞を見ると、まぁ幼稚だと思っちゃうの(爆笑問題・田中、直接的な表現しかない最近の曲に苦言「幼稚な歌詞ばかり」)。それは、俺がオジさんになったっていうのはもちろんあるんだけどね。
太田光:たとえば、どういうの?
田中裕二:……ふふ(笑)たとえば、「メールがこない」的な。「どうしてんだ?」とか。
太田光:「会いたい」とか。
マキタスポーツ:それ、一人のことじゃねぇか(笑)
田中裕二:そんなことないです(笑)…俺らが子供の頃は、大人が聴いてた音楽を聴かされてたじゃないですか。
太田光:そうなんだよねぇ。「いつものように幕があき…黒い縁取りがありました」
マキタスポーツ:『喝采』ですね。
田中裕二:それを小学校何年生かに気づくんだよね。「黒い縁取りって…死んじゃったんだ」って、凄いショックを受けて。その解き明かされる感じ。今は、その謎解きが無く…
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