爆笑問題・田中、ネットニュースでの表現に疑問「苦言じゃないから」
2014.03.26 (Wed)
2014年03月25日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週水 25:00 - 27:00)にて、爆笑問題の田中裕二が、ネットニュースでの表現や言葉の使い方について疑問を呈していた。
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田中:毎週、ネットニュースになるだろ、こういうの(爆笑問題・田中、特撮ヒーローのCM使用に批判「誰が喜ぶんだ」)って。
太田:そうなんですか?
田中:こういうの、今、ラジオやテレビで、なんかちょっと言うじゃん。それがさ、言ってみれば「苦言」とかになるわけよ。
太田:「苦言」(笑)
田中:「苦言」じゃねぇよ、書くなよ!苦言って(笑)冗談だから。
太田:意味合いとして違うからね。上の人が、下の人に言う言葉なんだよね。
田中:うん、そう。必ずこういうこと言うとね、「爆笑・田中が苦言」みたいになる書かれるんだよ。
太田:そこまでの人じゃないけどね。
田中:そう、苦言を呈するような人でもないし。苦言じゃなくて、単なる冗談(笑)
太田:「言及」とかも言うよね。なんで言及って。間違ってるんだよね。
田中:大げさに言って、「本気で怒ったのかな?」って思わせて、読ませたいんでしょ。
太田:「言及』っていうのは、ちょっと違うんだよね。そぐわない。
田中:分かっててやってる気がするんだけどね。
太田:そうかな、俺は勘違いしてると思うんだけどね。書く人が、言葉の意味を勘違いしてるんじゃないかって思うんだよね。
田中:うん。
太田:俺はそう思う。今の若いヤツだろ?書いてるのは。
田中:分かんないですよ。
太田:あんまり、言葉を知らないんじゃないかなって。
田中:「苦言」って言ったら、何かに違反したみたいな。批判みたいなことを、全部、「苦言」って書いてるけどね。本当に(苦言などと)書かないで欲しい(笑)
爆笑問題のお二人が、繰り返しお話しになっておられたので(前回:爆笑問題・田中「発言のニュアンスをわざと変えるネットニュースに苦言」)、このネットニュースでのニュアンス・言葉の問題について、当方としての考えについて一度、記しておきたいと思います。ご興味のない方は、申し訳ございません。
当サイトでも、タイトル付けで「苦言」と書くこともあります。他にも、「批判」「言及」「指摘」「発言」といった言葉を使用することもあります。まずは、こうした言葉を、主にタイトルやリード文で使用する意味について記したいと思います。
他社サイト様・ネットニュース配信会社様は、どのようにされてらっしゃるかは存じ上げませんが、当方は、記事内容を総合し、最後に決めることが多いです。その際、上記のご指摘の通り、見出しとしてのインパクトも考えますが、できうる限り、発言内容の最大公約数的なタイトルとしています。
また、タイトルはできうる限り短くしたいので、どうしても上記のような2文字言葉に頼ることが多いです。ネットニュースの特性として、「誤解を与えやすいタイトル」というのがあると思いますが、それもタイトルの文字数制限が問題となっていたりすることが大きいと思います。
さらに、記事化するときにどうしても部分を切り取る必要があるため、恣意的な部分も問題視されることがあると思われます。ただ、全てをあますことなく記事化することは困難です。また、ライターの裁量で、不要と考えたところが、大事なところだと考える方もいらっしゃるかもしれません。そこでの"編集作業"や記事化する作業で、大多数のライターは、意図的に恣意的に、悪意を込めてその記事を書いてるわけではないと思います(少なくとも私はそうであり、そう信じたいです)。技量の問題もあり、今後、私も研鑽して参りたいと存じますが、表現の仕方が多種多様であるように、受け取り方も多種多様で、誤解されてしまっている部分もある、ということをご承知いただければと存じます。
…揚げ足をとるようですが、そもそも、「苦言」とは、上から下に向けて諌めるような言葉なんでしょうか?
小言(こごと)/苦言(くげん)(goo辞書)によると、
ということから、相手のことを思って、あえて指摘する、といった意味合いが強いようにも思われます。
もちろん、目上の方に対し、誤りなどを指摘すること自体が失礼にあたるかもしれませんが、相手を真に利するため、覚悟を持って申し上げる、ということも意味合いとしてあるのではないか、と思われます。こうした意味合いと考え、当方では「苦言」を今後も使用することはあると思います。
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田中:毎週、ネットニュースになるだろ、こういうの(爆笑問題・田中、特撮ヒーローのCM使用に批判「誰が喜ぶんだ」)って。
太田:そうなんですか?
田中:こういうの、今、ラジオやテレビで、なんかちょっと言うじゃん。それがさ、言ってみれば「苦言」とかになるわけよ。
太田:「苦言」(笑)
田中:「苦言」じゃねぇよ、書くなよ!苦言って(笑)冗談だから。
太田:意味合いとして違うからね。上の人が、下の人に言う言葉なんだよね。
田中:うん、そう。必ずこういうこと言うとね、「爆笑・田中が苦言」みたいになる書かれるんだよ。
太田:そこまでの人じゃないけどね。
田中:そう、苦言を呈するような人でもないし。苦言じゃなくて、単なる冗談(笑)
太田:「言及」とかも言うよね。なんで言及って。間違ってるんだよね。
田中:大げさに言って、「本気で怒ったのかな?」って思わせて、読ませたいんでしょ。
太田:「言及』っていうのは、ちょっと違うんだよね。そぐわない。
田中:分かっててやってる気がするんだけどね。
太田:そうかな、俺は勘違いしてると思うんだけどね。書く人が、言葉の意味を勘違いしてるんじゃないかって思うんだよね。
田中:うん。
太田:俺はそう思う。今の若いヤツだろ?書いてるのは。
田中:分かんないですよ。
太田:あんまり、言葉を知らないんじゃないかなって。
田中:「苦言」って言ったら、何かに違反したみたいな。批判みたいなことを、全部、「苦言」って書いてるけどね。本当に(苦言などと)書かないで欲しい(笑)
爆笑問題のお二人が、繰り返しお話しになっておられたので(前回:爆笑問題・田中「発言のニュアンスをわざと変えるネットニュースに苦言」)、このネットニュースでのニュアンス・言葉の問題について、当方としての考えについて一度、記しておきたいと思います。ご興味のない方は、申し訳ございません。
当サイトでも、タイトル付けで「苦言」と書くこともあります。他にも、「批判」「言及」「指摘」「発言」といった言葉を使用することもあります。まずは、こうした言葉を、主にタイトルやリード文で使用する意味について記したいと思います。
他社サイト様・ネットニュース配信会社様は、どのようにされてらっしゃるかは存じ上げませんが、当方は、記事内容を総合し、最後に決めることが多いです。その際、上記のご指摘の通り、見出しとしてのインパクトも考えますが、できうる限り、発言内容の最大公約数的なタイトルとしています。
また、タイトルはできうる限り短くしたいので、どうしても上記のような2文字言葉に頼ることが多いです。ネットニュースの特性として、「誤解を与えやすいタイトル」というのがあると思いますが、それもタイトルの文字数制限が問題となっていたりすることが大きいと思います。
さらに、記事化するときにどうしても部分を切り取る必要があるため、恣意的な部分も問題視されることがあると思われます。ただ、全てをあますことなく記事化することは困難です。また、ライターの裁量で、不要と考えたところが、大事なところだと考える方もいらっしゃるかもしれません。そこでの"編集作業"や記事化する作業で、大多数のライターは、意図的に恣意的に、悪意を込めてその記事を書いてるわけではないと思います(少なくとも私はそうであり、そう信じたいです)。技量の問題もあり、今後、私も研鑽して参りたいと存じますが、表現の仕方が多種多様であるように、受け取り方も多種多様で、誤解されてしまっている部分もある、ということをご承知いただければと存じます。
…揚げ足をとるようですが、そもそも、「苦言」とは、上から下に向けて諌めるような言葉なんでしょうか?
小言(こごと)/苦言(くげん)(goo辞書)によると、
「小言」は、苦情とか非難を含んでいうことも多いが、「苦言」は、最終的には、言われる側の利益になるであろうと思って、あえて批判して言うもの。したがって「…を頂戴する」という表現は、「小言」ならば、本当は迷惑に思うという皮肉を含んだ意となり、「苦言」ならば、本当にありがたく、その指摘を聞き入れるという意になる。
ということから、相手のことを思って、あえて指摘する、といった意味合いが強いようにも思われます。
もちろん、目上の方に対し、誤りなどを指摘すること自体が失礼にあたるかもしれませんが、相手を真に利するため、覚悟を持って申し上げる、ということも意味合いとしてあるのではないか、と思われます。こうした意味合いと考え、当方では「苦言」を今後も使用することはあると思います。
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