山本太郎議員、テレビ番組出演のなくなった現在を語る「もはや放送禁止物体扱い」
2014.03.24 (Mon)
2014年03月23日放送のMTV JAPANの番組『竹山ロックンロール』(毎週水 26:00 - 27:00)にて、参議院議員である山本太郎がゲスト出演していた。そこで、議員活動を行うに至った理由や、現状について語っていた。
母ちゃんごめん普通に生きられなくて

山本太郎(以下、山本):ロックンロール!
カンニング・竹山隆範(以下、竹山):あぁ、凄い(笑)
山本:こういうことやるから、嫌われるんですね(笑)よろしくお願いします。
竹山:お願いします。こういうバラエティに出ること、議員になられて、ないんじゃないですか?
山本:というかね、僕、こういう市民活動・政治活動に繋がって、もう放送禁止物体扱いなんですよね。
竹山:ふふ(笑)
山本:もう、撮影禁止物体ですね(笑)放送以前の問題で、撮しちゃだめ、と。
竹山:あぁ、そんな感じになってますか?
山本:なってますね、もう。
竹山:できれば、ここでは何でも言ってもらいたい、と。
山本:ホントですか?後々、これでイジメられるってことないでしょうね?
竹山:収録した後、どうしてもマズかったら、ディレクターに言って切ってもらえば良いですから。
山本:ははっ(笑)大丈夫です、NG無いんで、僕には。
竹山:忙しい日々を送ってますが、その中で色々聞いていきたいんですが…なんで政界に入ったんですか?
山本:はい。
竹山:初めに、市民運動されてたじゃないですか。反原発の。
山本:そうですね。あそこから。
竹山:そこから政治に行くのはどうしてですか?
山本:あの…できれば、こういう表現の世界にいる者として、政治ってやりたくないですよね。やりたいですか?行く行くは。
竹山:そんなには、ないですね。
山本:できれば近寄りたくない?芸能界にいた人が、市民運動に入ってって人が、若い人であまりいなかったから、色んな政党から声が掛かるんですよね。
竹山:はい。
山本:「次の選挙、どう?」みたいな。
竹山:あぁ。声が掛かってたんですね?
山本:そうですね。
竹山:俳優時代から、行く行くは政治家になりたいっていうのは無かったんですか?
山本:無いですよ。だって、自分の仕事上手くいってるのに。わざわざ、別の仕事物色する必要ないですよね。
竹山:あぁ。
山本:だからたとえば、デモとか行ったりして、「原発いらない!」みたいな声を上げてるときに、マスコミがいたら、反対を向いたりしてましたよ。
竹山:あぁ、始めはそうだったんですね。
山本:生まれて初めて参加したデモは、神経質になってましたね。
竹山:あまり目立たないように。
藤岡みなみ:どこで変わったんですかね?自分が出馬するっていうのもありうるって考えた瞬間はどこだったんですか?
山本:どこまでも市民運動というか、一市民として声を上げるっていう意識はあったんですね。でも、このままでは終わってしまうなって思ったのが、2012年の冬だったんですね。衆議院議員選挙があったとき。その時に、解散ムードが漂っていたんですね。
竹山:はい。
山本:その前から、新しい枠組み、「○○党にいるけど、不満があるよ」って人を集めて、1つの方向性を示せるような器を作りたかったんです。
竹山:きっかけは、震災ですか?
山本:きっかけは震災、原発事故の何物でもない。
竹山:それを変えられる、戦えるんですかね?
山本:僕は67万人の人々に背中を押されて、国会に入った。その中で、一人で出来ることは限られてるってことを痛感する毎日ですね。
竹山:うん。
山本:1人1人が目を覚ます、1人1人が踏み出さなければどうしようもないんです。
藤岡みなみ:踏み出して、どうすれば良いですか?
山本:どれぐらい自分が政治参加しているか。そのとっかかりとして分かりやすいのは選挙ですね。結果がすぐに出るし。でも、まず興味を持ってみる、というところですね。
藤岡みなみ:とにかく関心をもってみる、ということが、山本さんが求めることですか?
山本:1人1人が政治を監視して。好きな議員、嫌いな議員も監視するってことが必要だと思うんですね。何をやってるのか、どんなことをやっていくのか。自分自身が、どのような未来をつくるのか、どういう風にこの国をしたいのかってイメージをそれぞれに必要なんですね。
竹山:そういうことを、昔から言うじゃないですか。実際に、そうならなきゃいけないと思うんですよ。みんなが国政というか、興味を持つ。ただ、この間の選挙で、俺が1つ「これは良いかもしれない」って思ったのは、選挙フェスです。山本さん、選挙フェスやったでしょ?
山本:はい。
竹山:あれがね、意外と、この表現の仕方が良いんじゃないかって。主張は別ですけどね。若者を渋谷の駅前に集め、フェスをやって、そこに足をとめて、音楽を聴いて、フェスを聴いた人たちが、「選挙がある。我々も投票できる」と。そういうきっかけを作ることができる。そういう意味では、選挙フェスって、物凄い良いものだなって思って。
山本:うん。
竹山:それで1回、「いいな」って言ったら、エライ人に怒られたんですよ(笑)オジさんたちの評論家も、中には「そういうことではない」って言う人もいて。
山本:そういう人たちが、政治に対するハードルを上げちゃってるんですよね。自分たちが生きてる日本を、世界をって話し合うとするでしょ?喫茶店や居酒屋でこうして喋ることって、自然だと思うんです。それも政治だって言うこともできるんじゃないかって。
竹山:うん。
山本:もっとハードルを下げて良いと思うんですよ。「よく分かってないのに、モノを言うな」って人にも、「いや、良いんだよ」と。自由に言って良いんだよ、と。だって、恋人同士でも、親や兄弟でも、100%一緒だってことはないんだから、それぞれの表現でそれぞれの主張があって良いと思うんです。
竹山:言ったらやっぱり、組織・数の力って、国会は必要じゃないですか。
山本:必要です。
竹山:となると、なかなか苦戦してるんじゃないかって思うんです。
山本:もちろん。一人で世の中を変えるなんてムリです。国会の中をどうにかするって。でも、無所属、一議席であるってことは、自分で理解してこの世界に入ったわけだから、いつまでやらせてもらえるか分かりませんけど、やらせてもらえる限りは、一議席でやれることをやります。
竹山:うん。
山本:僕自身の表現力が乏しいって部分もあったり、僕自身のそんなに頭が良くないっていうのもあるんで、難しくは語れないと思うんです。その合間に、飽きさせないというか、そういうところは、竹山さんもそういうお仕事だし、そういう才能お持ちだし。政治とかやらないんですか?
竹山:ふふ(笑)ぶっちゃけ言うと、今、政治をやると、単純に収入が減るんですよ。
山本:そうですよね(笑)明快なお答え、ありがとうございました(笑)
竹山:政治家が政治をやっていただき、我々にも伝わるように。だから、色んな人に喋ってもらいたいですね。
山本:そうですね。
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母ちゃんごめん普通に生きられなくて

「放送禁止物体」となった山本太郎
山本太郎(以下、山本):ロックンロール!
カンニング・竹山隆範(以下、竹山):あぁ、凄い(笑)
山本:こういうことやるから、嫌われるんですね(笑)よろしくお願いします。
竹山:お願いします。こういうバラエティに出ること、議員になられて、ないんじゃないですか?
山本:というかね、僕、こういう市民活動・政治活動に繋がって、もう放送禁止物体扱いなんですよね。
竹山:ふふ(笑)
山本:もう、撮影禁止物体ですね(笑)放送以前の問題で、撮しちゃだめ、と。
竹山:あぁ、そんな感じになってますか?
山本:なってますね、もう。
竹山:できれば、ここでは何でも言ってもらいたい、と。
山本:ホントですか?後々、これでイジメられるってことないでしょうね?
竹山:収録した後、どうしてもマズかったら、ディレクターに言って切ってもらえば良いですから。
山本:ははっ(笑)大丈夫です、NG無いんで、僕には。
山本太郎が政治家になるきっかけ
竹山:忙しい日々を送ってますが、その中で色々聞いていきたいんですが…なんで政界に入ったんですか?
山本:はい。
竹山:初めに、市民運動されてたじゃないですか。反原発の。
山本:そうですね。あそこから。
竹山:そこから政治に行くのはどうしてですか?
山本:あの…できれば、こういう表現の世界にいる者として、政治ってやりたくないですよね。やりたいですか?行く行くは。
竹山:そんなには、ないですね。
山本:できれば近寄りたくない?芸能界にいた人が、市民運動に入ってって人が、若い人であまりいなかったから、色んな政党から声が掛かるんですよね。
竹山:はい。
山本:「次の選挙、どう?」みたいな。
竹山:あぁ。声が掛かってたんですね?
山本:そうですね。
竹山:俳優時代から、行く行くは政治家になりたいっていうのは無かったんですか?
山本:無いですよ。だって、自分の仕事上手くいってるのに。わざわざ、別の仕事物色する必要ないですよね。
竹山:あぁ。
初めてのデモ参加
山本:だからたとえば、デモとか行ったりして、「原発いらない!」みたいな声を上げてるときに、マスコミがいたら、反対を向いたりしてましたよ。
竹山:あぁ、始めはそうだったんですね。
山本:生まれて初めて参加したデモは、神経質になってましたね。
竹山:あまり目立たないように。
藤岡みなみ:どこで変わったんですかね?自分が出馬するっていうのもありうるって考えた瞬間はどこだったんですか?
山本:どこまでも市民運動というか、一市民として声を上げるっていう意識はあったんですね。でも、このままでは終わってしまうなって思ったのが、2012年の冬だったんですね。衆議院議員選挙があったとき。その時に、解散ムードが漂っていたんですね。
竹山:はい。
山本:その前から、新しい枠組み、「○○党にいるけど、不満があるよ」って人を集めて、1つの方向性を示せるような器を作りたかったんです。
竹山:きっかけは、震災ですか?
山本:きっかけは震災、原発事故の何物でもない。
竹山:それを変えられる、戦えるんですかね?
山本:僕は67万人の人々に背中を押されて、国会に入った。その中で、一人で出来ることは限られてるってことを痛感する毎日ですね。
竹山:うん。
山本:1人1人が目を覚ます、1人1人が踏み出さなければどうしようもないんです。
藤岡みなみ:踏み出して、どうすれば良いですか?
山本:どれぐらい自分が政治参加しているか。そのとっかかりとして分かりやすいのは選挙ですね。結果がすぐに出るし。でも、まず興味を持ってみる、というところですね。
藤岡みなみ:とにかく関心をもってみる、ということが、山本さんが求めることですか?
山本:1人1人が政治を監視して。好きな議員、嫌いな議員も監視するってことが必要だと思うんですね。何をやってるのか、どんなことをやっていくのか。自分自身が、どのような未来をつくるのか、どういう風にこの国をしたいのかってイメージをそれぞれに必要なんですね。
山本太郎の選挙フェス
竹山:そういうことを、昔から言うじゃないですか。実際に、そうならなきゃいけないと思うんですよ。みんなが国政というか、興味を持つ。ただ、この間の選挙で、俺が1つ「これは良いかもしれない」って思ったのは、選挙フェスです。山本さん、選挙フェスやったでしょ?
山本:はい。
竹山:あれがね、意外と、この表現の仕方が良いんじゃないかって。主張は別ですけどね。若者を渋谷の駅前に集め、フェスをやって、そこに足をとめて、音楽を聴いて、フェスを聴いた人たちが、「選挙がある。我々も投票できる」と。そういうきっかけを作ることができる。そういう意味では、選挙フェスって、物凄い良いものだなって思って。
山本:うん。
竹山:それで1回、「いいな」って言ったら、エライ人に怒られたんですよ(笑)オジさんたちの評論家も、中には「そういうことではない」って言う人もいて。
山本:そういう人たちが、政治に対するハードルを上げちゃってるんですよね。自分たちが生きてる日本を、世界をって話し合うとするでしょ?喫茶店や居酒屋でこうして喋ることって、自然だと思うんです。それも政治だって言うこともできるんじゃないかって。
竹山:うん。
山本:もっとハードルを下げて良いと思うんですよ。「よく分かってないのに、モノを言うな」って人にも、「いや、良いんだよ」と。自由に言って良いんだよ、と。だって、恋人同士でも、親や兄弟でも、100%一緒だってことはないんだから、それぞれの表現でそれぞれの主張があって良いと思うんです。
竹山:言ったらやっぱり、組織・数の力って、国会は必要じゃないですか。
山本:必要です。
竹山:となると、なかなか苦戦してるんじゃないかって思うんです。
山本:もちろん。一人で世の中を変えるなんてムリです。国会の中をどうにかするって。でも、無所属、一議席であるってことは、自分で理解してこの世界に入ったわけだから、いつまでやらせてもらえるか分かりませんけど、やらせてもらえる限りは、一議席でやれることをやります。
竹山:うん。
竹山隆範、政治家になる可能性は?
山本:僕自身の表現力が乏しいって部分もあったり、僕自身のそんなに頭が良くないっていうのもあるんで、難しくは語れないと思うんです。その合間に、飽きさせないというか、そういうところは、竹山さんもそういうお仕事だし、そういう才能お持ちだし。政治とかやらないんですか?
竹山:ふふ(笑)ぶっちゃけ言うと、今、政治をやると、単純に収入が減るんですよ。
山本:そうですよね(笑)明快なお答え、ありがとうございました(笑)
竹山:政治家が政治をやっていただき、我々にも伝わるように。だから、色んな人に喋ってもらいたいですね。
山本:そうですね。
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