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久保ミツロウ「私の漫画は勝俣州和メソッドでできている」
2014.03.19 (Wed)
2014年03月18日放送のニッポン放送系のラジオ番組『久保ミツロウ・能町みね子のオールナイトニッポン』(毎週火 25:00 - 27:00)にて、『モテキ』の作者で知られる漫画家・久保ミツロウが、漫画を描く上で、勝俣州和のある行動を参考にした、と語っていた。
笑いの神様の子供たち

久保:この間、タモリさんファンとして『いいとも』に出たじゃないですか。
能町:はい、そうですね。
久保:でも、私は心の中でめちゃめちゃ影響を受けた人と初めて会えたんですよ。そう、勝俣州和。
能町:ふふ(笑)いやぁ(笑)
久保:勝俣さん、好きだなって明確に思い出して。
能町:知らなかったよ、それは(笑)
久保:私もさ、自分の漫画って勝俣イズムで出来上がってるようなもんなのよ。
能町:えぇ?そうなの?(笑)
久保:勝俣さん、今回『いいとも』のゲストで勝俣さんだったんですけど、舞台袖で勝俣さん、現れたじゃないですか。
能町:現れましたね。
久保:それで、登場早々に凄い私達に話しかけてきてくれたじゃないですか。普通に。
能町:ホント普通にだったよね。変なテンションでもなく、ごく自然のね。
久保:モニター見ながら、話しかけてくれて。
能町:そうね。
久保:本当にテレビのままの。
能町:良い方ですよね。こっちの気持ちを推し量ってくれてありがたいと思いましたけど。
久保:そう。それで、その時に「勝俣さんに伝えたいことがある」って思って。
能町:伝えたいことがあるんだ(笑)
久保:その時に勝俣さんに話したんですけど。『愛のエプロン』(テレビ朝日系)ってあったじゃないですか。
能町:あぁ、はい。
久保:マズイ料理を女性芸能人さんが作って食べさせる、みたいな。そこで勝俣さんがいかにもマズそうな感じで、「食べたら美味しいんですよ」って言われて、「またまたぁ、美味しいわけがない」って言って、食べて「美味しい!」っていう。
能町:あぁ、その芸ね。「こんな美味しいわけがないじゃん」ってフリの後のってやつね。
久保:そう。「落として上げる」っていう。私、そのメソッドで全部漫画描いてるんですよ。
能町:ふふ(笑)本当に?(笑)
久保:たとえば、何か楽しそうなことがありそうになっても、「そんな上手くいくはずがない」ってまず思うわけ。心の中では、本当はそれが上手くいって欲しいと願ってるって気持ちを読者も高ぶらせて、そしてそのご褒美がきたときに、読者も主人公も満たされるっていう。
能町:あぁ。
久保:1回、落としてから持ち上げるっていうのを、必ずどこかに1回入れないと気が済まないんだよね。
能町:あぁ。
久保:たとえば、主人公の男子高校生がさぁ、「コイツがまさかモテるわけが…」って1回落とさないと、モテても面白くないわけよ。普通にモテても。そういう色んなところにエッセンスとして、それを入れてて。
能町:あぁ。
久保:「勝俣さんのお陰で漫画やってるんですよ」って言ったら、「ホントに?これ、世界どこでやってもスッゲェウケるんだよね」って言ってましたね。
能町:言ってたね。
久保:1回、落として上げるって方法。これを本人に伝えられて良かった。
能町:うん。
久保:勝俣さんが『いいとも』に一番出てた頃って、勝俣さんって、ナカノヒロミチの服ばっかり着てるんですよ。今は分からないけどね。
能町:詳しいな(笑)
久保:当時、ナカノヒロミチ好きだったから、勝俣さんが着てる同じハーフパンツを買ったこともあるくらい。
能町:あぁ、そんなに好きなんですね(笑)
久保:手堅くヒット打ってね。あぁいう選手いるなぁって感じの。タモさんに花を持たせて。それで、声も張ってくれてね。私、改めて尊敬しちゃった。
能町:勝俣さんって、あのキャラだからちょっとウザがられることもあるじゃないですか。だから、裏で会って、そんなに久保さんが尊敬してるのが凄い新鮮で。
久保:ふふ(笑)
能町:私は嫌いじゃないけど、そこまで特別な印象を持ってなかったけど。これが長く仕事を続ける秘訣なんだってことを思いましたね。
久保:そうだね、一緒に仕事したいって思うもん。
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笑いの神様の子供たち

久保:この間、タモリさんファンとして『いいとも』に出たじゃないですか。
能町:はい、そうですね。
久保:でも、私は心の中でめちゃめちゃ影響を受けた人と初めて会えたんですよ。そう、勝俣州和。
能町:ふふ(笑)いやぁ(笑)
久保:勝俣さん、好きだなって明確に思い出して。
能町:知らなかったよ、それは(笑)
久保:私もさ、自分の漫画って勝俣イズムで出来上がってるようなもんなのよ。
能町:えぇ?そうなの?(笑)
久保:勝俣さん、今回『いいとも』のゲストで勝俣さんだったんですけど、舞台袖で勝俣さん、現れたじゃないですか。
能町:現れましたね。
久保:それで、登場早々に凄い私達に話しかけてきてくれたじゃないですか。普通に。
能町:ホント普通にだったよね。変なテンションでもなく、ごく自然のね。
久保:モニター見ながら、話しかけてくれて。
能町:そうね。
久保:本当にテレビのままの。
能町:良い方ですよね。こっちの気持ちを推し量ってくれてありがたいと思いましたけど。
久保:そう。それで、その時に「勝俣さんに伝えたいことがある」って思って。
能町:伝えたいことがあるんだ(笑)
久保:その時に勝俣さんに話したんですけど。『愛のエプロン』(テレビ朝日系)ってあったじゃないですか。
能町:あぁ、はい。
久保:マズイ料理を女性芸能人さんが作って食べさせる、みたいな。そこで勝俣さんがいかにもマズそうな感じで、「食べたら美味しいんですよ」って言われて、「またまたぁ、美味しいわけがない」って言って、食べて「美味しい!」っていう。
能町:あぁ、その芸ね。「こんな美味しいわけがないじゃん」ってフリの後のってやつね。
久保:そう。「落として上げる」っていう。私、そのメソッドで全部漫画描いてるんですよ。
能町:ふふ(笑)本当に?(笑)
久保:たとえば、何か楽しそうなことがありそうになっても、「そんな上手くいくはずがない」ってまず思うわけ。心の中では、本当はそれが上手くいって欲しいと願ってるって気持ちを読者も高ぶらせて、そしてそのご褒美がきたときに、読者も主人公も満たされるっていう。
能町:あぁ。
久保:1回、落としてから持ち上げるっていうのを、必ずどこかに1回入れないと気が済まないんだよね。
能町:あぁ。
久保:たとえば、主人公の男子高校生がさぁ、「コイツがまさかモテるわけが…」って1回落とさないと、モテても面白くないわけよ。普通にモテても。そういう色んなところにエッセンスとして、それを入れてて。
能町:あぁ。
久保:「勝俣さんのお陰で漫画やってるんですよ」って言ったら、「ホントに?これ、世界どこでやってもスッゲェウケるんだよね」って言ってましたね。
能町:言ってたね。
久保:1回、落として上げるって方法。これを本人に伝えられて良かった。
能町:うん。
久保:勝俣さんが『いいとも』に一番出てた頃って、勝俣さんって、ナカノヒロミチの服ばっかり着てるんですよ。今は分からないけどね。
能町:詳しいな(笑)
久保:当時、ナカノヒロミチ好きだったから、勝俣さんが着てる同じハーフパンツを買ったこともあるくらい。
能町:あぁ、そんなに好きなんですね(笑)
久保:手堅くヒット打ってね。あぁいう選手いるなぁって感じの。タモさんに花を持たせて。それで、声も張ってくれてね。私、改めて尊敬しちゃった。
能町:勝俣さんって、あのキャラだからちょっとウザがられることもあるじゃないですか。だから、裏で会って、そんなに久保さんが尊敬してるのが凄い新鮮で。
久保:ふふ(笑)
能町:私は嫌いじゃないけど、そこまで特別な印象を持ってなかったけど。これが長く仕事を続ける秘訣なんだってことを思いましたね。
久保:そうだね、一緒に仕事したいって思うもん。
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