明石家さんま、中川家・剛のパニック障害も笑いで救う「おぉ、パニックマン」
2014.03.11 (Tue)
2014年03月10日放送の毎日放送系の番組『痛快!明石家電視台』にて、お笑いコンビ・中川家の剛と礼二が出演していた。そこで、礼二が剛に向けて即興で"贈る言葉"を披露し、そこからパニック症候群で苦しんでいた剛を、笑いで救う明石家さんま(以下、さんま)について語っていた。
本人vol.11

礼二:兄貴とは、ずっと兄弟で何年も一緒にいますが、まさか一緒に漫才をするとは思いませんでした。僕が高校を卒業してサラリーマンをやってる時に、君は僕を誘いましたね。
「一緒に漫才やろう」と。でも、僕は安定した職業が良かったので、「ちょっと僕は漫才やめておくわ」って言うた時に、「そんなの気にせんでエェ。心配せんでエェから、俺に黙ってついてこい」と言いましたね。蓋を開けたら、今はこんなんです。どこについていけば良いんでしょうか?
とりあえず、漫才やって色んな新人賞もいただきました。これから順調にいくかな、と思った矢先に、あなたはパニック症候群という病気になりまして。そして、仕事が無くなり、KBS京都のラジオ1本になりましたね。
その時も、あなたは密室がダメだということで、京都まで特急・急行に乗らず、各駅停車で1駅ずつ降りては、呼吸を整え、京都まで2時間かけてラジオに行ってましたね。
その間、僕は一人で漫談をやったり、色々仕事をさせていただきまして、あなたのお陰でちょっと成長できたかもしれません。これからも、漫才中に僕が笑いをとろうと必死になってる顔を見て、舞台中に笑うのはやめてください。お客さんが、「なんやコイツ」というような顔であなたをいつも見ています。
そして、これからも2人仲良く一緒にやっていきましょう。
以上、中川家・礼二より。
さんま:礼二が腕上げたっていうのは、お兄ちゃんのおかげなん?
礼二:そうですね。それは感謝したいと思います。1人でやってるので、色んなレパートリーが増えたっていうのはね。一人で繋がなアカンかったのも多かったので。
さんま:パニック症候群っていうね、病気やから、しょうがないよね。こればっかりはなぁ。
礼二:たしかに。
さんま:可哀想に。アレは突然なる病気なんやろ?
剛:はい、突然やってきます。
さんま:原因はあるの?
剛:とにかく病院の先生が言ってたのは、君はお笑いに向いてないってことを言われました。だから、こういう風になる、と。
さんま:あぁ、そうか。
剛:お笑い向いてる人は、元々、頭がオカシイので。
さんま:誰が頭オカシイねん。
剛:皆さん、頭オカシイですよ。
さんま:オカシくない(笑)
剛:その中でもトップクラスが、さんまさんですよ(笑)
さんま:違う、正常や(笑)
剛:いや、『ブルースカイ・ブルー』とか、そんな誰もいない空港でやらないですもん(笑)
さんま:はっはっはっ(笑)
剛:普通の人は。
さんま:それは、お前らを楽しまそうって思ってやってるから。頭オカシイわけやないねん(笑)
剛:新幹線でずっと喋らないですもん。
さんま:プレッシャーとかストレスってことなのか。
メッセンジャー・黒田(以下、黒田):コイツね、一緒に住んでたことあったんですけどね。…女に振られたからってことやないのか?
剛:違います。
黒田:コイツね、付き合う女、付き合う女、みんな気強いんですよ。おしぼりを水絞ってカッチカチにして、そのおしぼりで頭をパチーンッ!って殴るような女で。
剛:えぇ(笑)気強い人が好きなんですよ(笑)色々あって。
黒田:大変でしたよ。仕事場一緒やのに、パッと見たらおれへんのですよ。大国町に住んでたんですけど、難波に行くんなら、駅で言うたら、四ツ橋過ぎて難波でしょ?
さんま:うん。
黒田:こいつ、逆の駅乗りよるんですわ。「おい、剛!」って言うても。
さんま:それ、わざとなん?
剛:はい。イヤになって。究極は、舞台で「さぁ、どうぞ」って言われて、バツだして帰ったんです。
礼二:出てけぇへんのですわ。呼び込まれても、おれへんで。袖見ても。「出てこいよ」って言うても、走って逃げたこともあって。
剛:家に帰ったんです。
さんま:そういうとき、どうしてんの?
剛:帰って、ずっと縮こまってますよ。
黒田:1回、風呂場から1時間くらい出てけぇへんから、「死んでんのちゃうかな」って思ったら、ずっと腰にシャワーでお湯当てて(笑)それでは治らんぞって(笑)
さんま:…医者が「お笑い芸人が、頭オカシイ」って言ったのホンマか?
剛:普通の人は、舞台に5~10分出て、人を笑わそうとは思わないそうなんですよ。
さんま:脳の仕組みとして?
礼二:精神的にも。
剛:ボケてツッコまれて、「ありがとう」なんて言わないっていう。
礼二:「おいしい」とかね。
さんま:普通の常識の脳を持ってたら、そうはならへんのか。
剛:見て笑いたいとは思うらしいんですけど、それをやって笑わそうっていうのはいない、と。さんまさんは、そこのトップやと思うんですよ。
礼二:間違いないですよ。ある大きい病院の先生が言うてましたから。
剛:あの方には、薬は効かないと。
さんま:はっはっはっ(笑)薬飲む症状ちゃうわ(笑)
剛:医者が見捨てた体ですよ。
礼二:そうですね(笑)
さんま:お前もお笑い続けてるってことは、オカシイってことやろ?
剛:それ聞いて安心して。
礼二:みんなお笑い芸人ってオカシイんですよ。こいつがパニック症候群になったときも、みんな先輩方も笑ってましたやん。それもオカシイんですよ。普通の会社員やったら、「大丈夫か?」とか、「長期休暇とらんでエェか?」って言うんですけど。
剛:それをさんまさんは、(パニック症候群になって)初めて会った時に「おぉ、パニックマン」って言うたんです(笑)「えぇなぁ」って(笑)
礼二:覚えてる覚えてる(笑)10数年前。
剛:「パニックマンのPを付けて、コントしたらどやねん?」って言われて。
さんま:ふふ(笑)
礼二:実際に違う番組でやらせてもらったら、かなり好評でした(笑)
さんま:「なんでも笑おうや」「笑って済まそうや」っていうのが、名言みたいに見えるけども、オカシイってことか。
礼二:そのトップに君臨してはるから。
剛:これも1つの仕事なんですけど、お仕事終わったら、休憩っていうのがありますよね。さんまさんと松尾伴内さんは、休憩の新幹線でも寝ずに。
礼二:僕らは3つくらい後ろくらいから聞いてますから。お2人の会話を。まだ横並びにはいけないですよ。勇気がなくて。
剛:250 Kmくらいスピード出てるのに、そこに背ももたれんと、2時間半おるっていうのは(笑)
礼二:リクライニング要らんですよ。昔の90度の硬い椅子でもエェですよ(笑)
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礼二:兄貴とは、ずっと兄弟で何年も一緒にいますが、まさか一緒に漫才をするとは思いませんでした。僕が高校を卒業してサラリーマンをやってる時に、君は僕を誘いましたね。
「一緒に漫才やろう」と。でも、僕は安定した職業が良かったので、「ちょっと僕は漫才やめておくわ」って言うた時に、「そんなの気にせんでエェ。心配せんでエェから、俺に黙ってついてこい」と言いましたね。蓋を開けたら、今はこんなんです。どこについていけば良いんでしょうか?
とりあえず、漫才やって色んな新人賞もいただきました。これから順調にいくかな、と思った矢先に、あなたはパニック症候群という病気になりまして。そして、仕事が無くなり、KBS京都のラジオ1本になりましたね。
その時も、あなたは密室がダメだということで、京都まで特急・急行に乗らず、各駅停車で1駅ずつ降りては、呼吸を整え、京都まで2時間かけてラジオに行ってましたね。
その間、僕は一人で漫談をやったり、色々仕事をさせていただきまして、あなたのお陰でちょっと成長できたかもしれません。これからも、漫才中に僕が笑いをとろうと必死になってる顔を見て、舞台中に笑うのはやめてください。お客さんが、「なんやコイツ」というような顔であなたをいつも見ています。
そして、これからも2人仲良く一緒にやっていきましょう。
以上、中川家・礼二より。
さんま:礼二が腕上げたっていうのは、お兄ちゃんのおかげなん?
礼二:そうですね。それは感謝したいと思います。1人でやってるので、色んなレパートリーが増えたっていうのはね。一人で繋がなアカンかったのも多かったので。
さんま:パニック症候群っていうね、病気やから、しょうがないよね。こればっかりはなぁ。
礼二:たしかに。
さんま:可哀想に。アレは突然なる病気なんやろ?
剛:はい、突然やってきます。
さんま:原因はあるの?
剛:とにかく病院の先生が言ってたのは、君はお笑いに向いてないってことを言われました。だから、こういう風になる、と。
さんま:あぁ、そうか。
剛:お笑い向いてる人は、元々、頭がオカシイので。
さんま:誰が頭オカシイねん。
剛:皆さん、頭オカシイですよ。
さんま:オカシくない(笑)
剛:その中でもトップクラスが、さんまさんですよ(笑)
さんま:違う、正常や(笑)
剛:いや、『ブルースカイ・ブルー』とか、そんな誰もいない空港でやらないですもん(笑)
さんま:はっはっはっ(笑)
剛:普通の人は。
さんま:それは、お前らを楽しまそうって思ってやってるから。頭オカシイわけやないねん(笑)
剛:新幹線でずっと喋らないですもん。
さんま:プレッシャーとかストレスってことなのか。
メッセンジャー・黒田(以下、黒田):コイツね、一緒に住んでたことあったんですけどね。…女に振られたからってことやないのか?
剛:違います。
黒田:コイツね、付き合う女、付き合う女、みんな気強いんですよ。おしぼりを水絞ってカッチカチにして、そのおしぼりで頭をパチーンッ!って殴るような女で。
剛:えぇ(笑)気強い人が好きなんですよ(笑)色々あって。
黒田:大変でしたよ。仕事場一緒やのに、パッと見たらおれへんのですよ。大国町に住んでたんですけど、難波に行くんなら、駅で言うたら、四ツ橋過ぎて難波でしょ?
さんま:うん。
黒田:こいつ、逆の駅乗りよるんですわ。「おい、剛!」って言うても。
さんま:それ、わざとなん?
剛:はい。イヤになって。究極は、舞台で「さぁ、どうぞ」って言われて、バツだして帰ったんです。
礼二:出てけぇへんのですわ。呼び込まれても、おれへんで。袖見ても。「出てこいよ」って言うても、走って逃げたこともあって。
剛:家に帰ったんです。
さんま:そういうとき、どうしてんの?
剛:帰って、ずっと縮こまってますよ。
黒田:1回、風呂場から1時間くらい出てけぇへんから、「死んでんのちゃうかな」って思ったら、ずっと腰にシャワーでお湯当てて(笑)それでは治らんぞって(笑)
さんま:…医者が「お笑い芸人が、頭オカシイ」って言ったのホンマか?
剛:普通の人は、舞台に5~10分出て、人を笑わそうとは思わないそうなんですよ。
さんま:脳の仕組みとして?
礼二:精神的にも。
剛:ボケてツッコまれて、「ありがとう」なんて言わないっていう。
礼二:「おいしい」とかね。
さんま:普通の常識の脳を持ってたら、そうはならへんのか。
剛:見て笑いたいとは思うらしいんですけど、それをやって笑わそうっていうのはいない、と。さんまさんは、そこのトップやと思うんですよ。
礼二:間違いないですよ。ある大きい病院の先生が言うてましたから。
剛:あの方には、薬は効かないと。
さんま:はっはっはっ(笑)薬飲む症状ちゃうわ(笑)
剛:医者が見捨てた体ですよ。
礼二:そうですね(笑)
さんま:お前もお笑い続けてるってことは、オカシイってことやろ?
剛:それ聞いて安心して。
礼二:みんなお笑い芸人ってオカシイんですよ。こいつがパニック症候群になったときも、みんな先輩方も笑ってましたやん。それもオカシイんですよ。普通の会社員やったら、「大丈夫か?」とか、「長期休暇とらんでエェか?」って言うんですけど。
剛:それをさんまさんは、(パニック症候群になって)初めて会った時に「おぉ、パニックマン」って言うたんです(笑)「えぇなぁ」って(笑)
礼二:覚えてる覚えてる(笑)10数年前。
剛:「パニックマンのPを付けて、コントしたらどやねん?」って言われて。
さんま:ふふ(笑)
礼二:実際に違う番組でやらせてもらったら、かなり好評でした(笑)
さんま:「なんでも笑おうや」「笑って済まそうや」っていうのが、名言みたいに見えるけども、オカシイってことか。
礼二:そのトップに君臨してはるから。
剛:これも1つの仕事なんですけど、お仕事終わったら、休憩っていうのがありますよね。さんまさんと松尾伴内さんは、休憩の新幹線でも寝ずに。
礼二:僕らは3つくらい後ろくらいから聞いてますから。お2人の会話を。まだ横並びにはいけないですよ。勇気がなくて。
剛:250 Kmくらいスピード出てるのに、そこに背ももたれんと、2時間半おるっていうのは(笑)
礼二:リクライニング要らんですよ。昔の90度の硬い椅子でもエェですよ(笑)
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