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爆笑問題・太田×中村尚登が解説「Mt.Goxの消えた85万ビットコイン問題」
2014.03.03 (Mon)
2014年03月02日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題の日曜サンデー』(毎週日 13:00 - 17:00 )にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光と、TBSラジオ編成業務局ニュース情報部担当部長である中村尚登が、Mt.Goxの消えた85万ビットコイン問題について語っていた。
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田中裕二(以下、田中):ビットコイン、いわゆる仮想通貨ですけども。
中村尚登(以下、中村):そうですね。ネット上でやりとりするんですけども。普通、通貨は(ネットバンクなど)デジタルであっても、振込をしても銀行を経由するわけですよね。
田中:はい。
中村:一方、ビットコインは、そういうところを全く経由しないで、個人同士でやりとりできるんです。
田中:はい。
中村:ただ、そういう取引はネット上で公開されていて、記録として残る。だから、それを見ている人が多くいるんで、不正は出来ないだろうと言われていたんです。
田中:はい。
中村:ところが、ハッカーによる攻撃で『Mt.Gox』というところは、それを無くしてしまった。85万ビットコインって、およそ114億円と言われてますが、これはこの問題が明らかになって、価値が値下がりしたからなんですよね。
田中:あぁ、そうか。
中村:海外には、他に6つ取引場があるんですけど、そこの平均で見ると、400億円以上になるんです。4倍くらいになるんですね。
太田:大変ですよ。
中村デスク:それと同時に、Mt.Goxがあずかっていた顧客の現金、国内・海外を含めた銀行現金も、28億円くらい最大で紛失してるんです。
田中:現金までって、どういうことなんですかね?
中村:これが分からないんですよね。ハッカーからの攻撃だと言うんですけども。
田中:ハッカーはネット上で奪ったっていうのなら分かるんですけど、現金は、もうルパンの世界じゃないですか(笑)
中村:当然の如く、そういうところの口座名、パスワードだけでなく、1 dayパスとか色々あるわけですよ。そういうことが分からないと、不正に引き出したりはできないわけですからね。
田中:えぇ。
中村:たとえば、去年1年間に警察庁が把握している不正送金。銀行などのですけど、これは金額にすると年間14億円くらいで、その倍の金額が無くなっているんですね。
太田光(以下、太田):このビットコインは、マネー・ロンダリングにも利用されているんじゃないかって話もあって。
中村:ありますね。それはビットコインそのものについてですね。
田中:はい。
中村:これはモノが存在せず、ネット上だけで存在し、流通しているものなんですね。消えた85万ビットコインについても、どこに消えたのか分からないんですよ。
田中:はい。
中村:本来ならば、誰が持っていたヤツが、誰に移りましたよっていうことが、全て記録されていくわけなんですね。世界中で流通している量も限られているんで、分かるはずなのに、分かっていないんですね。
太田:規制も整備されていない、そして通貨として国に認められていないから、失ってしまった人の救済もできないんだよね。
田中:うん。Mt.Goxが、依頼してるんでしょ?
中村:現在、刑事告訴を検討しているってことなんです。ただ、今までも危険性も指摘されてはいたんですよね。こういうハッカーに狙われるんじゃないか、と。
田中:はい。
中村:85万ビットコイン、今までの価値だったら400億円以上あるものが、ゼロになるまで気がつかないでいたのもおかしいんじゃないかって話もあって。
田中:本当に分からないですね。今後、どういう展開になるかって。
太田:ただ、この会社は日本にあるから。利用者はほとんど外国人らしいんだけど。
田中:うん。
太田:これは、日本の政府や日銀なんかは、無視はできない。
田中:そうだよね。
中村:どういう法律を使って、どのように解決するのかっていうのが、今のところないんですよね。
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田中裕二(以下、田中):ビットコイン、いわゆる仮想通貨ですけども。
中村尚登(以下、中村):そうですね。ネット上でやりとりするんですけども。普通、通貨は(ネットバンクなど)デジタルであっても、振込をしても銀行を経由するわけですよね。
田中:はい。
中村:一方、ビットコインは、そういうところを全く経由しないで、個人同士でやりとりできるんです。
田中:はい。
中村:ただ、そういう取引はネット上で公開されていて、記録として残る。だから、それを見ている人が多くいるんで、不正は出来ないだろうと言われていたんです。
田中:はい。
中村:ところが、ハッカーによる攻撃で『Mt.Gox』というところは、それを無くしてしまった。85万ビットコインって、およそ114億円と言われてますが、これはこの問題が明らかになって、価値が値下がりしたからなんですよね。
田中:あぁ、そうか。
中村:海外には、他に6つ取引場があるんですけど、そこの平均で見ると、400億円以上になるんです。4倍くらいになるんですね。
太田:大変ですよ。
中村デスク:それと同時に、Mt.Goxがあずかっていた顧客の現金、国内・海外を含めた銀行現金も、28億円くらい最大で紛失してるんです。
田中:現金までって、どういうことなんですかね?
中村:これが分からないんですよね。ハッカーからの攻撃だと言うんですけども。
田中:ハッカーはネット上で奪ったっていうのなら分かるんですけど、現金は、もうルパンの世界じゃないですか(笑)
中村:当然の如く、そういうところの口座名、パスワードだけでなく、1 dayパスとか色々あるわけですよ。そういうことが分からないと、不正に引き出したりはできないわけですからね。
田中:えぇ。
中村:たとえば、去年1年間に警察庁が把握している不正送金。銀行などのですけど、これは金額にすると年間14億円くらいで、その倍の金額が無くなっているんですね。
太田光(以下、太田):このビットコインは、マネー・ロンダリングにも利用されているんじゃないかって話もあって。
中村:ありますね。それはビットコインそのものについてですね。
田中:はい。
中村:これはモノが存在せず、ネット上だけで存在し、流通しているものなんですね。消えた85万ビットコインについても、どこに消えたのか分からないんですよ。
田中:はい。
中村:本来ならば、誰が持っていたヤツが、誰に移りましたよっていうことが、全て記録されていくわけなんですね。世界中で流通している量も限られているんで、分かるはずなのに、分かっていないんですね。
太田:規制も整備されていない、そして通貨として国に認められていないから、失ってしまった人の救済もできないんだよね。
田中:うん。Mt.Goxが、依頼してるんでしょ?
中村:現在、刑事告訴を検討しているってことなんです。ただ、今までも危険性も指摘されてはいたんですよね。こういうハッカーに狙われるんじゃないか、と。
田中:はい。
中村:85万ビットコイン、今までの価値だったら400億円以上あるものが、ゼロになるまで気がつかないでいたのもおかしいんじゃないかって話もあって。
田中:本当に分からないですね。今後、どういう展開になるかって。
太田:ただ、この会社は日本にあるから。利用者はほとんど外国人らしいんだけど。
田中:うん。
太田:これは、日本の政府や日銀なんかは、無視はできない。
田中:そうだよね。
中村:どういう法律を使って、どのように解決するのかっていうのが、今のところないんですよね。
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