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三池崇史監督が語る、表現の自由の広げ方「小さな自由を少しずつ試していく」

2014.02.21 (Fri)
2014年02月20日放送のニッポン放送系のラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』(毎週木 25:00 - 27:00)にて、映画監督の三池崇史(以下、三池)がゲスト出演していた。そこで、『ウルトラマンマックス』の撮影秘話について語り、そこから。表現の自由の広げ方について語っていた。

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三池:ドラマでも、子供の頃ウルトラマン大好きだったんですけど、監督になって一番嬉しかったのは、「ウルトラマンのTVシリーズ(『ウルトラマンマックス』)を1本、撮りませんか?」って言われて。

ナインティナイン岡村隆史(以下、岡村):あぁ。

三池:「マジでか?」って思って。

ナインティナイン矢部浩之(以下、矢部):はい。

三池:ウルトラマン、光線出すじゃないですか。

矢部:はい。

三池:それにNG出せるんです。「もうちょっと手は、素早くクロスしてください」って。ウルトラマンにNG出せるんですよ。俺も凄くなったもんだなぁって思って(笑)

岡村:そうですね(笑)

矢部:監督やからな。

三池:その番組でも、守らなければいけないことがあって。

岡村:はい。

三池:俺が作った回は、ウルトラマンが健忘症になって、物忘れがヒドくなるっていう回だったんですけど。

岡村:ウルトラマンが?

三池:変身の仕方だったり、どうやったら光線出せるか忘れてしまって、色々試すんです。

岡村:ほぉ。

三池:変身するときに、まず仮面ライダーの変身をやって。円谷さんの方から、「それだけは、やめてくれますか?」って言われて。

ウーマンラッシュアワー・村本大輔:それはそうですよね(笑)

三池:光線を打つときに、当時流行ってた「命!」をやって。ウルトラマン、結構上手く言えるんですよ(笑)シュワッチと似てて。

岡村:ふふ(笑)上手いこと、よう聞こえますね(笑)

三池:変身の時に、「これはマズイんで、切ってくれ」って言われたんだけど、切ってくれって言ったプロデューサーの人が、でも面白かったんでしょうね。オンエア直前で「やっぱり戻してくれ」って。

岡村:ほぉ。

三池:周りの状況で、「不自由だ、不自由だ」って言ってても仕方ないんで、自分たちで出来る自由をちょっとずつ増やしていく必要があるのかなって。自分らがやってることで、何か小さいところから始めていって。

岡村:はい。

三池:我々は、政治家ではないんで。「これは正しい/悪い」って言うことは自由じゃないですか。

岡村:はい。

三池:小さい自由を何となく試していきながら、ちょっとずつ自分のしたいことを広げていくっていうね。

矢部:さじ加減ですね。

三池:ファイターじゃないんで、ぶつかってやるっていうよりは、その範囲内で時間をかけてやっていってるんですね。

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タグ : 三池崇史,ナインティナイン,ウルトラマンマックス,

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