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マツコ・デラックスが語る、テレビタレントを続ける上での覚悟「ダメな時は『さようなら』」

2014.02.20 (Thu)
2014年02月19日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『山里亮太の不毛な議論』(毎週水 25:00 - 27:00)にて、マツコ・デラックス(以下、マツコ)がゲスト出演していた。そこで、マツコがテレビタレントを続ける上での覚悟・スタンスについて語っていた。

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マツコ:山ちゃん、勉強しすぎじゃない?

山里:え?そんなことないですよ。

マツコ:頭、いっぱいいっぱいになっちゃうでしょ。

山里:たしかに、色々と毎日やっちゃってますね。

マツコ:でしょ?

山里:収録終わりに、反省をめちゃくちゃしちゃったりしますね。「あそこの時に、あれを言っておけば良かったな」とか、「カブったときに、アレ違ったなぁ」とか。

マツコ:そういう話を聞くと、私がいけないのかなって思っちゃうんだよね。そういうことを一切しない私は、成長していかないんじゃないか、と。

山里:反省とかしないんですか?

マツコ:間違った、っていう反省はしない。「アレを言ってしまったことで、誰かが傷ついてしまったんじゃないだろうか」とか、「誰かに迷惑かけたんじゃないか」ってことで、反省することはあるのよ。

山里:はい。

マツコ:でも、自分が言ってしまったことが、面白かったかどうかは、しょうがないって思ってる。生放送でない限りは、テレビにせよラジオにせよ、番組っていうのはディレクターの作品だと思ってるから、面白かったら使えば良いし、ダメだったら使わなければ良いし。

山里:はい。

マツコ:誰かにその場にいる人に迷惑かけても、しょうがなくない?

山里:昔からですか?そういうスタンスは。

マツコ:あとやっぱり、芸人さんじゃないってところが大きいよね。芸人さんたちを見てて、「この中には入りたくない」って思うもん。

山里:そうですか?

マツコ:流儀というか、ルールというか。阿吽の呼吸というか。

山里:そうですね。自分が引かなければいけない時とか、トスに徹したりとか。

マツコ:そうでしょ?その呼吸みたいなのは、なんとなく分かってきたけど、そこで何をぶっこんだら良いのかとか、何をフォローしたら良いのかとか、それを知らずにやってるから。それを瞬時に判断して、適切な言葉を出さなきゃいけないっていうのは大変だし、私はできない。

山里:マツコさんは、最初に頭に浮かんだのが、正解っていう率が高いんですね。僕らは、いくつか出てきた選択肢をなんとか選んでる感じですね。

マツコ:正解じゃないんだよ、私が言ってることは。芸人さんグループにも属してないし、かといって俳優さんでも女優さんでもないし。グループがあるとすれば、オネエ。だから、色んな人にとって、私って部外者なんだよね。

山里:あぁ。

マツコ:視聴者だったり、リスナーの方だったりしても、私って仲間じゃないじゃん。

山里:あぁ、はい。

マツコ:私は男チームにも入ってないし、女チームにも入ってないし。サラリーマンチーム、OLチームにも入ってないし、お父さんチーム、お母さんチームにも入ってないわけじゃん。

山里:はい。

マツコ:そうなってくると、関係ない話をしている人なわけじゃん、私って。

山里:はい。

マツコ:だからきっと、許してくれてるんだよ、みんな…って、都合よく考えてるの。

山里:ふふ(笑)

マツコ:だから「私は、何を言っても良いんだ」って思わなきゃ、やってらんないわよ、もう。

山里:ふふ(笑)

マツコ:何を言ったら正解かなんか、誰も判断できないじゃない、今。

山里:笑い声で判断したり、編集でどれくらい残ってるか、とかですかね。

マツコ:そのスタジオで正解かもしれないけど、視聴者にとって正解かどうかって、今は分からないじゃん。

山里:はい。

マツコ:それでスポンサーに告げ口とかされてしまう世の中でしょ。

山里:怒り方が、今はそっちですからね。

マツコ:それを気にしてたら、やっていけないわ。だから、ダメなときには「さよなら」って言って、去れば良いって思ってるから。

山里:へぇ。

マツコ:どうせ、棚ボタで貰ったポジションだもん。

山里:勝ち取った感じするけどなぁ。だって、全部「このときに、このコメント言ってくれる」っていうのが良いから、オファーがあるんじゃないですか。

マツコ:いや、週刊誌読んで。コストパフォーマンスが高いから使われてるだけだから(マツコが語る、南キャン・山里のブレイクと今後の課題「問題はビジュアル面」)。

山里:収録時間守るって?(笑)

マツコ:台本通りにやるから(笑)

山里:その記事書いたヤツに、『アウト×デラックス』の現場こさせてやりたいですよね。どんだけ長い時間収録してるか、見せてやりたいですよね(笑)

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