志村けん、バラエティでの安全配慮のない罰ゲームに苦言「人は現象ではなくリアクションで笑う」
2014.02.15 (Sat)
2014年02月14日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『志村けんの夜の虫』(毎週金 24:00 - 25:00)にて、お笑い芸人・志村けんが、金ダライを落とすコントで、どのような安全配慮を行っていたかについて語り、さらにそこから、バラエティで安易に金ダライを使うなど、安易で危険な罰ゲームについて語っていた。
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志村けん(以下、志村):金ダライを落とすときは、ちゃんとセットの高さも考えてるし、カツラかぶって、中に薄い金属が入ってんだよ。
上島竜兵(以下、上島):そういうカツラがあって。
枡田絵理奈(以下、枡田):へぇ。
志村:そういうのないとやらないし、地頭ではやったことないな。
上島:そうですね。
枡田:すっごい痛そうに見えるんですけどね。
志村:それはリアクションで。それで笑うわけだから。演技でね。
枡田:実際には、どれくらいの痛さなんですか?
志村:そんなに…突然くるわけじゃないし、自分でも知ってるからね。「このタイミングで落ちる」って、稽古もやってるし。高さもそんな高くないから。ただ、たまに落とし方ヘタだと、前にガンってくるんだよな。
上島:はい。
志村:ちゃんと真ん中に落ちないと、前に弾んで顔に当たって痛いね。
上島:そうですよね。
枡田:予期せぬ当たり方ですね。
志村:俺達は『全員集合』とかでやってた時、柔らかいタライをキープしてあったんだよね。
枡田:へぇ。
志村:今のヤツは、固いから。そういうの知らない人は、ガンガン当ててるじゃない?危ないよ。
上島:普通の金ダライでやってますから。
志村:高いスタジオでやってるじゃん。危ないよ。
上島:知らないですからね、そういうの。
枡田:今のは、痛いんですか?
上島:今はコントじゃなくて、罰ゲームでやるじゃない?
枡田:ありますね。
上島:ああいうときは、高さを調節してもらわないと。金ダライも特別なヤツじゃないと痛いんですよ。
枡田:タンコブ出来るんですか?
上島:出来たりしますよ。当たりどころによっては。
枡田:へぇ。
上島:段々、エスカレートしてくると、仰向けで寝てて上に落ちるとか、そんなことしてたから。
枡田:イヤだ(笑)
上島:段々、エスカレートしてたら、そんなことし始めるから。ダメだよ。
志村:ダメだよなぁ。アレを最初にやったのは、『全員集合』で「商店街」ってコントがあって、俺は金物屋で。
枡田:はい。
志村:何か言って、リアクションの時に、最初は小さいボールが落ちてきて。それが段々、2つ、3つになって。最後に、ガーンって金ダライが落ちてくるって。そういう振りがあったのよ。
枡田:はい。
志村:実は、金ダライ落ちてくるって、大変なことなんだよ。それを簡単にやっちゃダメよ。ダメよ~ダメダメ。
上島:本当にそうですよね。
志村:順番があって、20分のコントの中で、段々とエスカレートしていくのに、今はいきなり金ダライでしょ?
上島:そうです。
志村:マネすんのもいい加減にしろっていうんだよ。
枡田:…首に力入れると良い、とかあるんですか?
上島:コントの時はね、あらかじめ分かるから。カツラかぶせてもらったりするし。
志村:「このセリフがあって落ちる」とか分かってるからな。その時は、グっと力入れないと。
上島:師匠のコントの場合は、安心なんですよ。
志村:そんなに高くやらないもんな。以前、『全員集合』でガンって落ちてきたら、芯食ったんだよ。そしたら、しばらくタライがそのまま頭に乗ったあからな(笑)その時はスゲェウケたもんな(笑)
上島:狙ってもできないですけどね。
志村:俺のところに落とすヤツは決まってるんだけど、「エライ!」って言ったもんな。褒めた(笑)
上島:そのまま垂直に(笑)
志村:人って、現象で笑うんじゃないんだよね。その後のリアクションで笑うんだよ。だから、本当に痛いのはイヤなんだよ。
枡田:はい。
上島:あと、小さいところの振りから始まって、最後にドーンってやって笑うんだけど、みんな最後のドーンっていうのが面白いって、勘違いしちゃうんだよね。
枡田:なるほど。
志村:その前段階があるんだよな。
上島:リアクションもあるし。
志村:前に、舞台でやってて、自分の家に上がるときに、階段でつまづいてスネをぶつけて「イッテー!」ってやったら、ウケたんだよね。でも、舞台袖に帰ったら、救急箱持ってんのよ。「俺、わざとやってんだよ」って。
上島:ふふ(笑)
志村:痛くもないんだよ。それを知らずに、周りが焦ってたよ(笑)
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徹底した安全に配慮を行っている志村のコント
志村けん(以下、志村):金ダライを落とすときは、ちゃんとセットの高さも考えてるし、カツラかぶって、中に薄い金属が入ってんだよ。
上島竜兵(以下、上島):そういうカツラがあって。
枡田絵理奈(以下、枡田):へぇ。
志村:そういうのないとやらないし、地頭ではやったことないな。
上島:そうですね。
枡田:すっごい痛そうに見えるんですけどね。
志村:それはリアクションで。それで笑うわけだから。演技でね。
枡田:実際には、どれくらいの痛さなんですか?
志村:そんなに…突然くるわけじゃないし、自分でも知ってるからね。「このタイミングで落ちる」って、稽古もやってるし。高さもそんな高くないから。ただ、たまに落とし方ヘタだと、前にガンってくるんだよな。
上島:はい。
志村:ちゃんと真ん中に落ちないと、前に弾んで顔に当たって痛いね。
上島:そうですよね。
枡田:予期せぬ当たり方ですね。
志村:俺達は『全員集合』とかでやってた時、柔らかいタライをキープしてあったんだよね。
枡田:へぇ。
志村:今のヤツは、固いから。そういうの知らない人は、ガンガン当ててるじゃない?危ないよ。
上島:普通の金ダライでやってますから。
志村:高いスタジオでやってるじゃん。危ないよ。
上島:知らないですからね、そういうの。
コントと罰ゲームの違い
枡田:今のは、痛いんですか?
上島:今はコントじゃなくて、罰ゲームでやるじゃない?
枡田:ありますね。
上島:ああいうときは、高さを調節してもらわないと。金ダライも特別なヤツじゃないと痛いんですよ。
枡田:タンコブ出来るんですか?
上島:出来たりしますよ。当たりどころによっては。
枡田:へぇ。
上島:段々、エスカレートしてくると、仰向けで寝てて上に落ちるとか、そんなことしてたから。
枡田:イヤだ(笑)
上島:段々、エスカレートしてたら、そんなことし始めるから。ダメだよ。
志村:ダメだよなぁ。アレを最初にやったのは、『全員集合』で「商店街」ってコントがあって、俺は金物屋で。
枡田:はい。
志村:何か言って、リアクションの時に、最初は小さいボールが落ちてきて。それが段々、2つ、3つになって。最後に、ガーンって金ダライが落ちてくるって。そういう振りがあったのよ。
枡田:はい。
志村:実は、金ダライ落ちてくるって、大変なことなんだよ。それを簡単にやっちゃダメよ。ダメよ~ダメダメ。
上島:本当にそうですよね。
志村:順番があって、20分のコントの中で、段々とエスカレートしていくのに、今はいきなり金ダライでしょ?
上島:そうです。
志村:マネすんのもいい加減にしろっていうんだよ。
枡田:…首に力入れると良い、とかあるんですか?
上島:コントの時はね、あらかじめ分かるから。カツラかぶせてもらったりするし。
志村:「このセリフがあって落ちる」とか分かってるからな。その時は、グっと力入れないと。
上島:師匠のコントの場合は、安心なんですよ。
志村:そんなに高くやらないもんな。以前、『全員集合』でガンって落ちてきたら、芯食ったんだよ。そしたら、しばらくタライがそのまま頭に乗ったあからな(笑)その時はスゲェウケたもんな(笑)
上島:狙ってもできないですけどね。
志村:俺のところに落とすヤツは決まってるんだけど、「エライ!」って言ったもんな。褒めた(笑)
上島:そのまま垂直に(笑)
前振り、リアクションの不在
志村:人って、現象で笑うんじゃないんだよね。その後のリアクションで笑うんだよ。だから、本当に痛いのはイヤなんだよ。
枡田:はい。
上島:あと、小さいところの振りから始まって、最後にドーンってやって笑うんだけど、みんな最後のドーンっていうのが面白いって、勘違いしちゃうんだよね。
枡田:なるほど。
志村:その前段階があるんだよな。
上島:リアクションもあるし。
志村:前に、舞台でやってて、自分の家に上がるときに、階段でつまづいてスネをぶつけて「イッテー!」ってやったら、ウケたんだよね。でも、舞台袖に帰ったら、救急箱持ってんのよ。「俺、わざとやってんだよ」って。
上島:ふふ(笑)
志村:痛くもないんだよ。それを知らずに、周りが焦ってたよ(笑)
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