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爆笑問題・太田「山本太郎議員の問題は、感受性の欠如」

2013.11.06 (Wed)
2013年11月03日の「爆笑問題の日曜サンデー」にて、秋の園遊会で山本太郎議員が起こした問題について語っていた。

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田中「山本太郎議員の行動が、国会でも波紋を呼んでますけども」

武田一顯記者「これはですね、園遊会の席で、陛下を呼び止めて、手紙を渡したということで、下村文部科学大臣は、『議員辞職ものだ』と言っていますし、大阪の橋下市長は、『そのような振る舞いはあってはならない』と言ってるわけですね」

太田「うん」

武田一顯記者「逆に共産党も『政治的な権能を有さないのが憲法上の規定である。それを知らない者の行動である』と。つまりは、両方からダメであると言われている」

田中「どっちからも」

武田一顯記者「今回の行為は、『喝!』ってことですよね」

中村尚登アナ「ハッキリ言って、何をやりたかったのか、という。『原発の作業をしている人の過酷な状況や、子供たちの将来が危ないんだということを知って欲しかった』って言ってますけど」

田中「はい」

中村尚登アナ「でも、陛下はお誕生日の際に『被災地の復興には、放射能汚染や人体への影響がある石綿含まれるものの撤去など、危険と向き合った作業が行われている。作業に携わっている方々の健康が心配です』って仰ってるわけなんですね。そういう御認識を持たれている」

田中「はい」

中村尚登アナ「そういったことをお分かりであるということを知った上で、山本さんがあのような手紙を渡そうと思ったのか。何をやって欲しかったのかということが、見えてこないんですよね」

太田「これは本当に難しい問題だし、言うのもなかなか気を遣うところはあるんだけども」

中村尚登アナ「えぇ」

太田「陛下に関して言えば、僕は不敬だとか、戦前のそういうようなことを言うつもりはないんだけども、思想や国粋主義、左・右といったことに関わらずですよ。歴史なんですよ。陛下というのは、この国の歴史なんですよね」

田中「うん」

太田「歴史が物凄く重なってきたものに対しての畏れに対して、感受性がない人っていうのは、原発の問題にしろ何にしろ、そういう感受性を持たない人間に、何ができるか、という気がするのね

田中「うん」

太田「たとえば、いくら自分がそうした体制に反対の立場であっても、人が凄く大切にしているものを、傷つける可能性がある。傷つけたわけではないかもしれないけれど、直接手紙を手渡しするって行為は、たとえば神社で伝統的なものの中で、バカッターのようにパンツを脱ぐ、みたいな行為なんじゃないか、と。そういう行為はしないでしょ?」

田中「うん」

太田「何千年も育ってきたご神木を、勝手に切りつけたりしないじゃないですか。それは感受性だと思うんですよ。陛下は、この国の言うなれば父としての存在ですよ」

田中「うん」

太田「3.11の後も、いち早く国民に向けてメッセージ出されました。僕はあれを観て、カメラを通じて目が合って、感動したんですよ」

田中「うん」

太田「僕はインチキ臭い国民ですけど、何か畏れのようなものを感じた。尊敬の念のようなものがある」

田中「はい」

太田「陛下は何度も足を運ばれ、避難所でひざまずいて握手されていて。被災地のお年寄りたちが、何が一番勇気づけられるかといえば、ああいう行為だと思うのね

田中「うん」

太田「放射能が危ないってところに、いらっしゃるってことで、どれほどの人が勇気づけられるのか。だって、国が許すワケないじゃないですか」

田中「うん」

太田「でも、そこに自らが足を運ばれるということを、かなりの使命感を持ってやられてるってことだと思うんだ。これは僕の邪推だけど、決死の覚悟でなさってると思うんだ」

田中「うん」

太田「今の陛下は、昭和天皇の背負ってきた重荷を全て背負い、決死の覚悟で御公務をなさっていると思うんだよね。山本太郎は、そのことを感じずにいるんじゃないか、と。園遊会の一件は、感じない人の行為のような気がするのね

田中「うん」

太田「政治利用などとは違って、感受性の問題だと思うんだよね」

田中「口頭でお話されるってことは問題ないんですか?」

武田一顯記者「決められてるところで話をするっていうのは良いんだけどね。でも、呼び止めたわけで、慣例上はそのようなことは無かったわけですね」

田中「はい」

武田一顯記者「自民党の中から、辞職勧告決議案が出そうって動きもあるけど、他方で、山本太郎さんがこれだけ批判を浴びた行動だとしても、彼が国会議員になっているっていう民意は重いんです。主権者は彼を国会議員にしたわけだから」

田中「うん」

武田一顯記者「だから、あまり『辞めろ』って言うことは、逆の怖さがあるんです。そのさじ加減が難しいですね。厳重注意とか、謝罪は当然のことなんだけど、あまり激しくし過ぎると、それはそれでね」

太田「ヒステリックな行動をするのは、誰も望んでないと思うからね」

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