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小島慶子×マキタスポーツ「子育てで揺れ動く親の気持ち」

2013.10.03 (Thu)
2013年10月02日放送の「小島慶子のオールナイトニッポンGOLD」にて、マキタスポーツがゲスト出演していた。そこで、子育てについてトークが行われていた。

推定無罪
推定無罪

小島慶子「マキタスポーツさんが書かれた、エッセイ『アナーキー・イン・ザ・子供かわいい“父親に成る"ということ』、めちゃくちゃ面白かったですよ」

アナーキー・イン・ザ・子供かわいい“父親に成る"ということ
アナーキー・イン・ザ・子供かわいい:“父親に成る


マキタスポーツ「えぇ」

小島慶子「お嬢さんとのやりとりとか、親になるって心境。親になるってことは、どうかしちゃってることだっていう」

マキタスポーツ「うん」

小島慶子「でも、その親も愛おしいねって思いが伝わってくるんですが」

マキタスポーツ「はい」

小島慶子「なかなか赤裸々に娘さんに対する思いとか、やりとり書いちゃってますけど」

マキタスポーツ「はい」

小島慶子「男の人が自分の子育てをここまで『いいことばかりでなく、割り切れない思い、"黒っぽい"思い』みたいなことを含めて書いちゃうっていうのは、珍しいと思うんですけどね」

マキタスポーツ「うん」

小島慶子「なんで(書籍を)出そうと思ったんですか?」

マキタスポーツ「子供を持つ=悲劇の側面もある」

マキタスポーツ「僕は、子供を持ったことを、ある種の『悲劇』みたいに捉えている部分もあって」」

小島慶子「へぇ~」

マキタスポーツ「もちろん、子供に恵まれたこと、子供からもたらされたことで成長できたりしたと思うんですが」

小島慶子「はい」

マキタスポーツ「かつての自分とは全然違って、得たものは多くあるなって実感することはあるんです」

小島慶子「はい」

マキタスポーツ「だけど、もう一方でやたらに可愛かったりすることも、精神的な負荷が掛かるじゃないですか。ストレスが一個増えて、こうしている時も、子供のことをどこか心配に思ってたり」

小島慶子「何しろ気がかりな存在ですよね。可愛いであったり、心配であったり、時には腹立たしいことも含めて、気がかりですよね。大分、持ってかれちゃいますよね、脳みそを」

マキタスポーツ「そうなんです。僕はそういうのを、子供を持つまで得たことがない感覚だったんですね。『楽になりたい』とか独身時代に過ごしていた、時間がありあまって全部自分のために使えた時代を、なんとなく思い浮かべるんですよ」

小島慶子「はい」

マキタスポーツ「あそこに戻りたいなぁといった思いもあって。そう考えると、『悲劇に巻き込まれちゃった』ということも考えるんです」

小島慶子「はい」

マキタスポーツ「適切なたとえ話じゃないかもしれないですけど、間抜けなドロボーが家に入ったら、赤ちゃんがいて。その赤ちゃんを育てなきゃいけなくなった、みたいな映画やドラマがあったとしますよね」

小島慶子「えぇ」

マキタスポーツ「アレに似た感覚があって。自分でお腹を痛めて産んだわけでなく、現れたわけですね」

小島慶子「はい」

マキタスポーツ「『あなたの子供ですよ』って言われて。なんかよく分からない肉の塊がどんどん成長して、やがて『パパ』なんて言ってきて、懐いてきて。どうやら可愛いって気持ちも芽生え、キュンってなっちゃって、気持ちを持って行かれてしまう」

小島慶子「えぇ(笑)」

マキタスポーツ「父親になる=巻き込まれた、という側面」

マキタスポーツ「『こんなんじゃなかったんだよ、俺の人生』って思うようになっちゃって」

小島慶子「巻き込まれた感じなんですね」

マキタスポーツ「そう。そういう感じもあって」

小島慶子「はい」

マキタスポーツ「巻き込まれた悲劇な感じって、お笑い芸人としては面白いなって思うんですけどね」

小島慶子「あぁ~」

マキタスポーツ「芸人だから、悲劇と喜劇って、本当に裏表というか紙一重で」

小島慶子「お父さんって、映画の『スリーメン & ベビー』状態なんですね?」

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ニューヨークで優雅に独身生活を謳歌していたピーター、ジャック、漫画家のマイケルは仕事も順調で独身貴族として過ごしていたが、ある日マンションの前で赤ん坊が捨てられて3人の生活は優雅な独身生活から一転、子育てにてんやわんやと悪戦苦闘する羽目になる


マキタスポーツ「そうそう!」

小島慶子「古い映画ですけどね」

マキタスポーツ「巻き込まれて、ドタバタしてるじゃないですか」

小島慶子「保育園にお迎えに来ているドタバタっぷりったら大変ですよね」

マキタスポーツ「ネクタイもズレちゃって」

小島慶子「下僕みたいになってますよね」

マキタスポーツ「下僕ね(笑)5時まではピシャっとしてたんですけどね」

小島慶子「えぇ」

マキタスポーツ「それ自体は悲劇かもしれないけど、ちょっと引いた目で見て、斜めから見ると、めちゃくちゃ面白いっていうか」

小島慶子「その面白がってる感じが、リアルに書かれてますね」

小島慶子「子供の成長への願いと、『今のままで』という思い」

小島慶子「『天使たちの文章力』ってコラムが好きで(笑)」

マキタスポーツ「はいはい(笑)」

小島慶子「子供って、感性がみずみずしいって話じゃないの。中にはこまっしゃくれた文章を書いて、大人受け狙ってる子供とかいるのよね」

マキタスポーツ「そうそう」

小島慶子「それを優等生っぽくやってる子を見ていると、『この子、どんだけ処世術身につけてんだよ、どんな家の子なんだよ』って思ったり。でも、そういうのって言えないじゃない?」

マキタスポーツ「うん、そう(笑)」

小島慶子「自分の子供が書いた文章でも、なんてバカなんだろうかって思って。そのままの面白い文章で居て欲しいって思いと、学力向上のために注意しなきゃいけないって思いで、引き裂かれるのね」

マキタスポーツ「そうそう」

小島慶子「直さなきゃいけないけど、もったいない、という。その思いに引き裂かれるのね」

マキタスポーツ「本当に、それに引き裂かれるよ」

小島慶子「デタラメな文章力は、神様からの贈り物ですからね」

マキタスポーツ「そう。それで一瞬だけじゃないですか。前の対談でも話しましたけど、それ一瞬のことなんです。ちょっと経つと、アイツらも覚えるから、テクニックを」

小島慶子「そうなのよ。迂闊さが無くなってくるのよ」

マキタスポーツ「そうそう(笑)『覚えるんじゃねぇよ』って思う反面、ベーシックなものも身につけさせなきゃいけなくて」

小島慶子「運動会についての作文で、『"みんながね、みんな違って、みんないい"…運動会は関係なくなった。金子みすゞの詩をうっとりと引用。うっかりと、ではなくうっとりと、であると思う。小3ともなると、そういうのが出てくる』とかね(笑)」

マキタスポーツ「はい(笑)」

小島慶子「このドライな分析ね(笑)」

マキタスポーツ「これ、本当にあったことですから(笑)」

小島慶子「『みんな違って、みんないい』は引用 金子みすゞですからね(笑)」

マキタスポーツ「そうなんですよ。引っ張ってきちゃったんですよね」

小島慶子「こういうの、三年生頃から出てくるんですよね。内面化した大人の視線に応えるように書く、というね」

マキタスポーツ「なるほど」

小島慶子「こういうのも、子供についてのエッセイで書きにくいことよ。周りの反応、どうでした?」

マキタスポーツ「よくぞ書いてくれた、ってことを言ってくれる人が結構、いるのかと思ったけど、『大丈夫?』みたいな。『ここまで書いちゃっていいの?』みたいな」

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