世界は数字で出来ている

2019年5月22日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『山里亮太の不毛な議論』(毎週水 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太が、映画『貞子』のPRで貞子をあまりに雑に扱っていることに疑問を呈していた。



山里亮太：ちょびっとだけ、気になるのがあるんだけど。映画『リング』のさ、貞子って、また最新作出てるでしょ。

それのさ、『スッキリ』やってて。そのプロモーションのね、貞子が…今回、テーマが貞子をね、動画かなんかで撮ると、撮った人が呪われるかなんかになってて。

でさぁ、その映画のプロモーションで稼働しているのが、貞子なのね。貞子がめっちゃ稼働してんの。一個だけ、凄い違和感が…貞子、いろんなことをやるって、始球式やったりとかもしてるんだけど。

これはダメなんじゃないかなぁと思うのが、映画が始まる前に、入り口で貞子が皆にポップコーンを配ってたのね。これってさ、ダメじゃない？

だってさ、凄いのよ、気さくに。顔こそ隠れてるけど、むっちゃポップコーンを一人ずつ配って、みんな嬉しそうなの。「おはようございま～す」なんて言って。で、写真撮ったりする人いるんだよ。

撮ったら呪われるって映画で、今から出てくんだよ。でさ、映画の中で貞子がブワッと出てきて、みんな怖くなんなきゃいけないけど、思うもん。「ポップコーンくれた人だ」って。
それがね、みんなどうなんだろうと。貞子さんのサービス精神に甘えて、「本末転倒じゃないかな」って。で、しまいには貞子が実際、自分の出てる映画見てめちゃくちゃ怖がるってシーンがあんだけど。

「お前、どこ出てくるか知ってんだろ、自分が」っつって。凄い、ふと思ったんで。これだけはちょっとね。何でもするとは言っても、そこはちょっと、もうちょっとさ。せめて終わりに出てくる、見終わった後にガチャっと開けたらいるとかで、やっぱ怖いものなんだからさ、怖いものとしていなきゃダメなんじゃないかなと思って。

プリクラとか一緒に撮ったりとかしてててさ。撮ったら呪われるって言ってんのに。「あんまりそんなことしてると、貞子の怖さってなくなっちゃうんじゃないの？」ってふと思ったんです。

映画は、こんだけ言ってんですけど、見ないんですけどね(笑)俺、ダメなの。ホラー怖いの。昔っからダメなの、小さい頃から。怖いの見れない。

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