爆笑問題・太田、百田尚樹が『日本国紀』で平和主義を称賛する一方で好戦的なツイートを行うことに疑問「ツイッターになると人格変わっちゃう」
2019.05.22 (Wed)
2019年5月21日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週火 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、百田尚樹が『日本国紀』で平和主義を称賛する一方で、好戦的なツイートを行うことに疑問を呈していた。
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太田光:相変わらずやってんだろ?百田のハゲ。
田中裕二:もうしらない、いいです。
太田光:ただね、俺、百田さんってね…真面目な話をするわけじゃないけど。
田中裕二:うん。
太田光:あの人ね、やっぱね…俺、会ったことないのよ、百田尚樹さんって。
田中裕二:はい、はい。
太田光:ただ、本は読んでるわけ。俺、好きでね。
田中裕二:うん。
太田光:『永遠のハゲ』だっけ?
田中裕二:ゼロ!
太田光:ゼ~ロ~、髪の毛、ゼ~ロ~。
田中裕二:うるさい、やめろ!
太田光:『永遠の0』、俺は感動したのね。
田中裕二:うん。
太田光:で、あれが結構、波紋を呼んで色々ね。国粋主義、軍国主義だなんだみたいなことでさ。そういうふうに捉えているいう意見もあるのもわかるけど。
田中裕二:うん。
太田光:それこそ、宮崎駿と揉めたりしてたでしょ?
田中裕二:うん。
太田光:宮崎駿が批判したかなんか知らないけど。アイツも大したことねぇくせに。
田中裕二:もういいから(笑)
太田光:俺は何がしたいんだ(笑)
田中裕二:ネットニュースに載りたい人みたいになってる(笑)
太田光:はっはっはっ(笑)…ただ、あの人の書くものって、『日本国紀』ってね、今、話題になってる。


田中裕二:うん。
太田光:それこそ、幻冬舎の。あれなんかもそうだけど、百田さんの結局ね、たとえば『日本国紀』っていうのも、日本の国の成立からね、ずーっと神代の時代から、神武天皇の時代から、ずっと書いてあるわけ。
田中裕二:はい、はい。
太田光:それは、それなりに読み応えあって。
田中裕二:うん。
太田光:当然、百田さんの思想・信条みたいなものも入ってくるんだけど。でも、凄く心を打つのは、たとえば聖徳太子ね。十七条憲法の話で。あれの素晴らしさっていうのを百田さん書いてるわけ。
田中裕二:うん。
太田光:聖徳太子は、チャゲの…
田中裕二:チャゲとは関係ねぇよ。そのASKAも最近だよ。
太田光:色々、クスリやっちゃったり。
田中裕二:いいよ、もう。面倒くせぇな(笑)話が進まねぇ(笑)
太田光:はっはっはっ(笑)
田中裕二:いいから。飛鳥時代のなによ?
太田光:まぁまぁ、言ってみればさ、厩戸皇子。十七条憲法の一条。「和をもって尊しとなす」、これが一条で来てると。
田中裕二:はい、はい。
太田光:で、二条以降っていうのは、仏教を大切にしろとか、朝廷・天皇を敬えっていうのがあるんだけど。それより何より先に、「和をもって尊しとなす」っていうのをまず第一条に据えた聖徳太子の素晴らしさっていうのを、百田さん書いてるわけ。
田中裕二:うん。
太田光:で、これは民主主義だ。要するに「何事も話し合いで解決しましょう、争い、武力じゃなく、話し合いで解決しましょう」と。これをまず、「天皇制よりも仏教よりも、それより優先させた聖徳太子っていうのは素晴らしい」って書いてるわけ。
田中裕二:ほう、ほう。
太田光:こういう人なんですよ、百田さんって。だから、言ってみれば、俺はそれ、凄く共感するのね。
田中裕二:うん。
太田光:『日本国紀』に関しても、色んなこと言われてるけど、俺はいい本だと思ってるのね。
田中裕二:うん。
太田光:その他にも、戦前の色々なことやなんかも、軍国主義的なことなんかにしても、戦争はやっぱり良くないと。戦争に突き進んでしまったのは、これは当時の政治家の愚かさであるとか。
田中裕二:うん、うん。
太田光:あるいは、マスコミね。それもそこに毎日新聞や、朝日新聞も当然それを煽ったと。あとは、大衆も煽ったんだ、と。でも、実はそうじゃない道があったはずなのに、それを選んでしまった愚かさっていうのを書いてあって。それ、凄く分かるんだ、俺もね。
田中裕二:うん。
太田光:本を読んでる限り、あの好戦的な人じゃないというか、凄く理路整然としていて、分かるんだけど。
田中裕二:うん。
太田光:『永遠の0』なんかにしても、ハゲは別としてね。
田中裕二:「別として」って、何も言ってないから(笑)
太田光:あの人、ツイッターになると人格変わっちゃうような気がするんだよね。
田中裕二:うん。
太田光:この前の、佐藤浩市さんのことにしても、「三流役者が生意気な」っていうのも。だって、それはさ、「和をもって尊しとなす」を「素晴らしい」って言ってる人のやることではないじゃん。
田中裕二:たしかにね。
太田光:そうするとだよ、俺は思うけど。あの当時の政府がちゃんとやろうとしてたね、たとえばなんだろうな、一例を挙げるとするなら、日英同盟を解消してしまったことに、第二次世界大戦の、日米の戦争の言ってみれば原因があって。
田中裕二:うん。
太田光:実はアメリカは、イギリスと日本を離れさせて、日本単独にしてそこでやりたかったっていう思惑があったのを、読み取れなかった日本人の政治的センスのなさみたいなこともあって。
田中裕二:うん。
太田光:だけど、それを煽ったのは国民であり、あるいはその近衛文麿、いわゆるあの大政翼賛会の全てを意見を取り入れない、軍国主義化していくことの愚かさみたいなのも書いてあるわけだよ。
田中裕二:うん。
太田光:だから、指導者も間違ってたし、大衆も。指導者がある意味賢くやったことに関して言うと、大衆の側が煽った、あるいは新聞が煽ったっていうことで言ってて。
田中裕二:うん。
太田光:で、やっぱ韓国・北朝鮮に対しては凄く否定的なことを言うんだけど、百田さんはね、ツイッターやなんかでも。
田中裕二:うん。
太田光:だけど、韓国併合に関しても、本来ね、日本は韓国を独立させようとしてたんだけども、それを併合したところによって、それを統治できる財力も当時、日本はなかったしってこともあるんだけど。
田中裕二:うん。
太田光:ただ、末端でね、起きてたことっていうのは分かんないわけだよね。そうするとさ、賢い時もあったと。…これからは俺の解釈よ。たとえば明治維新とか、明治の指導者たちっていうのは、鎖国が明けて、ものの何十年かで西洋と肩を並べるようになって、これはもう素晴らしいって書いてあるわけ。それはその通りだと思うの。
田中裕二:はい、はい。
太田光:だけど、それが間違った部分もあってって、凄く分かるんだけど。
田中裕二:バランスが取れてるとか、両面あるんだね。
太田光:両面やってるわけ。
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太田光:相変わらずやってんだろ?百田のハゲ。
田中裕二:もうしらない、いいです。
太田光:ただね、俺、百田さんってね…真面目な話をするわけじゃないけど。
田中裕二:うん。
太田光:あの人ね、やっぱね…俺、会ったことないのよ、百田尚樹さんって。
田中裕二:はい、はい。
太田光:ただ、本は読んでるわけ。俺、好きでね。
田中裕二:うん。
太田光:『永遠のハゲ』だっけ?
田中裕二:ゼロ!
太田光:ゼ~ロ~、髪の毛、ゼ~ロ~。
田中裕二:うるさい、やめろ!
太田光:『永遠の0』、俺は感動したのね。
田中裕二:うん。
太田光:で、あれが結構、波紋を呼んで色々ね。国粋主義、軍国主義だなんだみたいなことでさ。そういうふうに捉えているいう意見もあるのもわかるけど。
田中裕二:うん。
太田光:それこそ、宮崎駿と揉めたりしてたでしょ?
田中裕二:うん。
太田光:宮崎駿が批判したかなんか知らないけど。アイツも大したことねぇくせに。
田中裕二:もういいから(笑)
太田光:俺は何がしたいんだ(笑)
田中裕二:ネットニュースに載りたい人みたいになってる(笑)
太田光:はっはっはっ(笑)…ただ、あの人の書くものって、『日本国紀』ってね、今、話題になってる。
田中裕二:うん。
太田光:それこそ、幻冬舎の。あれなんかもそうだけど、百田さんの結局ね、たとえば『日本国紀』っていうのも、日本の国の成立からね、ずーっと神代の時代から、神武天皇の時代から、ずっと書いてあるわけ。
田中裕二:はい、はい。
太田光:それは、それなりに読み応えあって。
田中裕二:うん。
太田光:当然、百田さんの思想・信条みたいなものも入ってくるんだけど。でも、凄く心を打つのは、たとえば聖徳太子ね。十七条憲法の話で。あれの素晴らしさっていうのを百田さん書いてるわけ。
田中裕二:うん。
太田光:聖徳太子は、チャゲの…
田中裕二:チャゲとは関係ねぇよ。そのASKAも最近だよ。
太田光:色々、クスリやっちゃったり。
田中裕二:いいよ、もう。面倒くせぇな(笑)話が進まねぇ(笑)
太田光:はっはっはっ(笑)
田中裕二:いいから。飛鳥時代のなによ?
太田光:まぁまぁ、言ってみればさ、厩戸皇子。十七条憲法の一条。「和をもって尊しとなす」、これが一条で来てると。
田中裕二:はい、はい。
太田光:で、二条以降っていうのは、仏教を大切にしろとか、朝廷・天皇を敬えっていうのがあるんだけど。それより何より先に、「和をもって尊しとなす」っていうのをまず第一条に据えた聖徳太子の素晴らしさっていうのを、百田さん書いてるわけ。
田中裕二:うん。
太田光:で、これは民主主義だ。要するに「何事も話し合いで解決しましょう、争い、武力じゃなく、話し合いで解決しましょう」と。これをまず、「天皇制よりも仏教よりも、それより優先させた聖徳太子っていうのは素晴らしい」って書いてるわけ。
田中裕二:ほう、ほう。
太田光:こういう人なんですよ、百田さんって。だから、言ってみれば、俺はそれ、凄く共感するのね。
田中裕二:うん。
太田光:『日本国紀』に関しても、色んなこと言われてるけど、俺はいい本だと思ってるのね。
田中裕二:うん。
太田光:その他にも、戦前の色々なことやなんかも、軍国主義的なことなんかにしても、戦争はやっぱり良くないと。戦争に突き進んでしまったのは、これは当時の政治家の愚かさであるとか。
田中裕二:うん、うん。
太田光:あるいは、マスコミね。それもそこに毎日新聞や、朝日新聞も当然それを煽ったと。あとは、大衆も煽ったんだ、と。でも、実はそうじゃない道があったはずなのに、それを選んでしまった愚かさっていうのを書いてあって。それ、凄く分かるんだ、俺もね。
田中裕二:うん。
太田光:本を読んでる限り、あの好戦的な人じゃないというか、凄く理路整然としていて、分かるんだけど。
田中裕二:うん。
太田光:『永遠の0』なんかにしても、ハゲは別としてね。
田中裕二:「別として」って、何も言ってないから(笑)
太田光:あの人、ツイッターになると人格変わっちゃうような気がするんだよね。
田中裕二:うん。
太田光:この前の、佐藤浩市さんのことにしても、「三流役者が生意気な」っていうのも。だって、それはさ、「和をもって尊しとなす」を「素晴らしい」って言ってる人のやることではないじゃん。
田中裕二:たしかにね。
太田光:そうするとだよ、俺は思うけど。あの当時の政府がちゃんとやろうとしてたね、たとえばなんだろうな、一例を挙げるとするなら、日英同盟を解消してしまったことに、第二次世界大戦の、日米の戦争の言ってみれば原因があって。
田中裕二:うん。
太田光:実はアメリカは、イギリスと日本を離れさせて、日本単独にしてそこでやりたかったっていう思惑があったのを、読み取れなかった日本人の政治的センスのなさみたいなこともあって。
田中裕二:うん。
太田光:だけど、それを煽ったのは国民であり、あるいはその近衛文麿、いわゆるあの大政翼賛会の全てを意見を取り入れない、軍国主義化していくことの愚かさみたいなのも書いてあるわけだよ。
田中裕二:うん。
太田光:だから、指導者も間違ってたし、大衆も。指導者がある意味賢くやったことに関して言うと、大衆の側が煽った、あるいは新聞が煽ったっていうことで言ってて。
田中裕二:うん。
太田光:で、やっぱ韓国・北朝鮮に対しては凄く否定的なことを言うんだけど、百田さんはね、ツイッターやなんかでも。
田中裕二:うん。
太田光:だけど、韓国併合に関しても、本来ね、日本は韓国を独立させようとしてたんだけども、それを併合したところによって、それを統治できる財力も当時、日本はなかったしってこともあるんだけど。
田中裕二:うん。
太田光:ただ、末端でね、起きてたことっていうのは分かんないわけだよね。そうするとさ、賢い時もあったと。…これからは俺の解釈よ。たとえば明治維新とか、明治の指導者たちっていうのは、鎖国が明けて、ものの何十年かで西洋と肩を並べるようになって、これはもう素晴らしいって書いてあるわけ。それはその通りだと思うの。
田中裕二:はい、はい。
太田光:だけど、それが間違った部分もあってって、凄く分かるんだけど。
田中裕二:バランスが取れてるとか、両面あるんだね。
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