伊集院光×佐久間宣行、視聴者の過剰な抗議で地上波のエッジの利いた番組が「有料配信」に追いやられた現状を語る「結果、みんな不幸に」
2019.05.15 (Wed)
2019年5月14日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(毎週月-木 8:30-11:00)にて、お笑い芸人・伊集院光とテレビ東京のプロデューサー・佐久間宣行が、視聴者の過剰な抗議で地上波のエッジの利いた番組が「有料配信」に追いやられた現状について語っていた。


伊集院光:虚々実々みたいなものとか、ある意味、真面目な悪ふざけみたいなものも炎上しちゃうし。
佐久間宣行:はい。
伊集院光:抗議もいっぱい来るじゃないですか。
佐久間宣行:来ます、来ます。
伊集院光:で、俺なんかは謙虚なフリをしておくと、それはちゃんと受け止めなきゃいけないんだけど、即終わっちゃうっていう。
佐久間宣行:うん。
伊集院光:もしくは、「その企画はもう通らない…は幸せなことなのか?」みたいな。
佐久間宣行:これ、難しいですよね。僕は深夜で、結構過激と言われている『ゴッドタン』って番組やってて。
伊集院光:はい、はい。
佐久間宣行:その番組は、もう地上波でやんないだろうってことも、あえてやるんですけど。
伊集院光:うん。
佐久間宣行:それの見せ方として、できる限り「これをヤラセって言う人はダサイよね」って空気をちゃんと出さないといけないなって思ってます。
伊集院光:「大人気ない」とかね。
佐久間宣行:そう(笑)そういう、なんかこう「視聴者の共犯関係」って言うんですけど。そこがないと、もう今はすぐ一発で打たれちゃうなっていう時代になったなぁって思いますね。
伊集院光:出る側がもう言うことじゃないのかもしれないんだけどね。出る側がそれを言うと、開き直りみたいになっちゃうから、よくないのは承知でラジオで言うと、抗議をされます。
佐久間宣行:うん。
伊集院光:だからビビってなくなりますってやった結果ね、じゃあ有料でお金を払って配信するプログラムにみんなどんどん、尖ったものが行くじゃないですか。
佐久間宣行:そうですね。
伊集院光:それをやった結果、皆さんお金を払って。僕らもお金を払ってしか、そういう尖った企画、見られない世の中になりましたが、どうですかってちょっと思って。
佐久間宣行:そうですね。それはそうなんですよね。結果、みんな不幸になってるなっていうふうに思いますね。
伊集院光:思うんですよね。で、まぁまぁちょいちょい、生放送でいい子の振りを入れていきますけど、じゃあ全部やっていいのかっていうのは違うのもよくわかるし。
佐久間宣行:はい、はい。
伊集院光:同業者なのに、「あれはダメなんじゃねぇか」って思うこともいっぱいあるじゃないですか。
佐久間宣行:うん。
伊集院光:むしろ、これが俺が見てる側だったら抗議するなって思うようなことだって世の中にはあるから。
佐久間宣行:それは怒ってしかるべきですしね。傷ついた人がいるなら。
伊集院光:そう。怒られて謝って、で、まだ続くってものは凄い少なくなって。
佐久間宣行:そうなんですよね。怒る人がいるのは当然なんですけど、怒るに便乗する人たちにより、潰されていくのがちょっと多くなっちゃってるのに対抗できないっていうのが、一番問題なんじゃないかなと思うんですよね。
伊集院光:あと、面白いっていう人って意外に声を上げてくれないっていう。
佐久間宣行:そう、そう。
伊集院光:上げる必要ないもんね。面白ぇんだもん。もう変えなくていいんだもん。
佐久間宣行:うん。
伊集院光:変えなくていい人が、変えなくていいぞって声は、なかなか上げてもらえないから難しいなと思うんですけどね。
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佐久間宣行:はい。
伊集院光:抗議もいっぱい来るじゃないですか。
佐久間宣行:来ます、来ます。
伊集院光:で、俺なんかは謙虚なフリをしておくと、それはちゃんと受け止めなきゃいけないんだけど、即終わっちゃうっていう。
佐久間宣行:うん。
伊集院光:もしくは、「その企画はもう通らない…は幸せなことなのか?」みたいな。
佐久間宣行:これ、難しいですよね。僕は深夜で、結構過激と言われている『ゴッドタン』って番組やってて。
伊集院光:はい、はい。
佐久間宣行:その番組は、もう地上波でやんないだろうってことも、あえてやるんですけど。
伊集院光:うん。
佐久間宣行:それの見せ方として、できる限り「これをヤラセって言う人はダサイよね」って空気をちゃんと出さないといけないなって思ってます。
伊集院光:「大人気ない」とかね。
佐久間宣行:そう(笑)そういう、なんかこう「視聴者の共犯関係」って言うんですけど。そこがないと、もう今はすぐ一発で打たれちゃうなっていう時代になったなぁって思いますね。
伊集院光:出る側がもう言うことじゃないのかもしれないんだけどね。出る側がそれを言うと、開き直りみたいになっちゃうから、よくないのは承知でラジオで言うと、抗議をされます。
佐久間宣行:うん。
伊集院光:だからビビってなくなりますってやった結果ね、じゃあ有料でお金を払って配信するプログラムにみんなどんどん、尖ったものが行くじゃないですか。
佐久間宣行:そうですね。
伊集院光:それをやった結果、皆さんお金を払って。僕らもお金を払ってしか、そういう尖った企画、見られない世の中になりましたが、どうですかってちょっと思って。
佐久間宣行:そうですね。それはそうなんですよね。結果、みんな不幸になってるなっていうふうに思いますね。
伊集院光:思うんですよね。で、まぁまぁちょいちょい、生放送でいい子の振りを入れていきますけど、じゃあ全部やっていいのかっていうのは違うのもよくわかるし。
佐久間宣行:はい、はい。
伊集院光:同業者なのに、「あれはダメなんじゃねぇか」って思うこともいっぱいあるじゃないですか。
佐久間宣行:うん。
伊集院光:むしろ、これが俺が見てる側だったら抗議するなって思うようなことだって世の中にはあるから。
佐久間宣行:それは怒ってしかるべきですしね。傷ついた人がいるなら。
伊集院光:そう。怒られて謝って、で、まだ続くってものは凄い少なくなって。
佐久間宣行:そうなんですよね。怒る人がいるのは当然なんですけど、怒るに便乗する人たちにより、潰されていくのがちょっと多くなっちゃってるのに対抗できないっていうのが、一番問題なんじゃないかなと思うんですよね。
伊集院光:あと、面白いっていう人って意外に声を上げてくれないっていう。
佐久間宣行:そう、そう。
伊集院光:上げる必要ないもんね。面白ぇんだもん。もう変えなくていいんだもん。
佐久間宣行:うん。
伊集院光:変えなくていい人が、変えなくていいぞって声は、なかなか上げてもらえないから難しいなと思うんですけどね。
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