爆笑問題・太田、ピエール瀧逮捕で出演作の公開中止や楽曲の販売中止がなされたことに持論「大衆が拒否したら終わり」
2019.04.17 (Wed)
2019年4月16日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週火 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、ピエール瀧逮捕で出演作の公開中止や楽曲の販売中止がなされたことに持論を語っていた。
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太田光:日本の芸能界、気に入らないのかもしれないけど、お前(ぜんじろう)はね。
田中裕二:うん。
太田光:ただ、俺、日本の芸能界大好きだし。日本のテレビもね、ちっとも悪いと思ってないし。
田中裕二:うん。
太田光:それは、全部大衆が判断することなんです。
田中裕二:うん。
太田光:だから、ピエール出す/出さない、電気グルーヴの音楽を配信する、しないみたいなのを宮台さんかなんかが署名を集めてやってたけど。
田中裕二:うん。
太田光:これは個人の考え方ですよ。だけど、日本の芸能界で…だから、ぜんじろうは世界の芸能界にいるんだから、「そんなの関係ねぇよ」って言えば、それはそれでいいんですよ。
田中裕二:うん。
太田光:ただ、俺は日本のテレビが好きだし、未だにね。
田中裕二:うん。
太田光:そんなに悪いもんだとも思ってないし、外国かぶれが批判するようなね。
田中裕二:うん。
太田光:日本の大衆の基準。「ここまでがOK」っていう基準に、常に合わせてきたんですよ。
田中裕二:うん。
太田光:だって、俺たちは大衆芸能なんだから。
田中裕二:うん、うん。
太田光:だから、大衆の基準に、特にテレビっつーのは、それがもちろんね、倫理観っていうのは増してますよ。
田中裕二:うん。
太田光:「ここまでOK」っていうのはどんどん、厳しくなってますよ。
田中裕二:うん。
太田光:それでもやっぱり、その大衆にウケるっていうのが、俺のやっぱり…ポリシーって言ったら大げさだけど。
田中裕二:うん。
太田光:テレビ芸人、テレビタレントとしてのね、やるべきことだと思うし。
田中裕二:まぁまぁね。
太田光:そこでハネられたら終わりだよ、それは。
田中裕二:うん。
太田光:だから、電気グルーヴにしても、大衆が拒否したら終わり。
田中裕二:うん。
太田光:もう、それを判断するのは大衆でしかないし、今後、電気グルーヴの音楽がね、大衆にはウケていくんでしょ?当然。
田中裕二:うん。
太田光:だったら、それはそのように、レコード会社も判断するはずだしね。
田中裕二:うん。
太田光:そういう日本の芸能界っていうのは、僕は未だに大好きだから。だから…なんて言うのかな。外国から、日本の…よくいるけどね。いるけど、ちょっと俺は、その中にいる人間としては、まぁ反論もさせてもらうこともありますかなぁ…って感じですね。
田中裕二:まぁね。
太田光:ショーケンがね、「破天荒だった」って、今、散々、崇められてるけどね。
田中裕二:うん。
太田光:あの時だって、ショーケン、散々叩かれたんですから。
田中裕二:うん、うん。当時はね。
太田光:うん、当時は叩かれた。で、「おかしいな」って思ってましたよ、俺なんか、ショーケンなんか格好いいのに。
田中裕二:うん。
太田光:ましてや、勝新太郎だってそうですよ。あんな破天荒なやつは…
田中裕二:うん。
太田光:談志師匠なんか、最期、テレビなんか出れなかったじゃないですか。
田中裕二:うん。
太田光:俺はだから、談志師匠に言ったんですよ。「テレビに出れるようにしてください」って。「古典やれば出れるじゃないですか」って。
田中裕二:うん。
太田光:だけど、師匠は師匠で舞台ってものがあって、古典ってものと格闘してたから。
田中裕二:うん。
太田光:あのレベルの人の考えてることは分からないけれども。
田中裕二:うん。
太田光:ただ、俺はもったいないなって思った。
田中裕二:うん。
太田光:それは、日本の大衆が、あるいは日本のマスコミが立川談志ってものの凄さと、普通に放送できない倫理的な部分っていうものの…実は、立川談志師匠が普段枕で言うようなことはね、それは放送に乗せられないこといっぱい言うんです。
田中裕二:うん。
太田光:でも、実はそれ以上に、倫理的に罪深いネタっていうのは、古典の中でいくらでもあるんです。
田中裕二:いっぱいあるわけね。
太田光:それは芸術として、大衆は受け入れちゃうんですよ。
田中裕二:うん。
太田光:それは分からないから。そこが古典の凄さなんです。
田中裕二:うん。
太田光:よく、坂本龍一教授がね、「音楽に罪はない」って言うけど、私に言わせりゃ冗談じゃないですよ。
田中裕二:うん。
太田光:音楽に罪があるからこそ面白いんだよ。
田中裕二:うん。
太田光:不道徳に導く音楽なんか、いっぱいありますから。
田中裕二:うん。
太田光:で、太宰治が「あんなの作品に罪はない」って言えますか?罪だらけですよ、あんなものは。『人間失格』なんて。だから、そんな単純な話ではないんですよ、実は。
田中裕二:うん。
太田光:それはぜんじろうは色々言いたいこともあるんだろうけど、だとしたらそれはツイッターではないな。
田中裕二:そうね。
太田光:プロとしては、やっぱり自分の発言する場所で、そこを確保する競争をかつて俺たちはしてたよな。それでやっぱり、確保してカネもらって発言するべきだよ。
田中裕二:なるほど。
太田光:それが俺個人の考え方です。
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大衆の基準に合わせるべきか否か
太田光:日本の芸能界、気に入らないのかもしれないけど、お前(ぜんじろう)はね。
田中裕二:うん。
太田光:ただ、俺、日本の芸能界大好きだし。日本のテレビもね、ちっとも悪いと思ってないし。
田中裕二:うん。
太田光:それは、全部大衆が判断することなんです。
田中裕二:うん。
太田光:だから、ピエール出す/出さない、電気グルーヴの音楽を配信する、しないみたいなのを宮台さんかなんかが署名を集めてやってたけど。
田中裕二:うん。
太田光:これは個人の考え方ですよ。だけど、日本の芸能界で…だから、ぜんじろうは世界の芸能界にいるんだから、「そんなの関係ねぇよ」って言えば、それはそれでいいんですよ。
田中裕二:うん。
太田光:ただ、俺は日本のテレビが好きだし、未だにね。
田中裕二:うん。
太田光:そんなに悪いもんだとも思ってないし、外国かぶれが批判するようなね。
田中裕二:うん。
太田光:日本の大衆の基準。「ここまでがOK」っていう基準に、常に合わせてきたんですよ。
田中裕二:うん。
太田光:だって、俺たちは大衆芸能なんだから。
田中裕二:うん、うん。
太田光:だから、大衆の基準に、特にテレビっつーのは、それがもちろんね、倫理観っていうのは増してますよ。
田中裕二:うん。
太田光:「ここまでOK」っていうのはどんどん、厳しくなってますよ。
田中裕二:うん。
太田光:それでもやっぱり、その大衆にウケるっていうのが、俺のやっぱり…ポリシーって言ったら大げさだけど。
田中裕二:うん。
太田光:テレビ芸人、テレビタレントとしてのね、やるべきことだと思うし。
田中裕二:まぁまぁね。
太田光:そこでハネられたら終わりだよ、それは。
田中裕二:うん。
太田光:だから、電気グルーヴにしても、大衆が拒否したら終わり。
田中裕二:うん。
太田光:もう、それを判断するのは大衆でしかないし、今後、電気グルーヴの音楽がね、大衆にはウケていくんでしょ?当然。
田中裕二:うん。
太田光:だったら、それはそのように、レコード会社も判断するはずだしね。
田中裕二:うん。
太田光:そういう日本の芸能界っていうのは、僕は未だに大好きだから。だから…なんて言うのかな。外国から、日本の…よくいるけどね。いるけど、ちょっと俺は、その中にいる人間としては、まぁ反論もさせてもらうこともありますかなぁ…って感じですね。
田中裕二:まぁね。
「破天荒ぶり」を崇められるショーケンも批判された過去
太田光:ショーケンがね、「破天荒だった」って、今、散々、崇められてるけどね。
田中裕二:うん。
太田光:あの時だって、ショーケン、散々叩かれたんですから。
田中裕二:うん、うん。当時はね。
太田光:うん、当時は叩かれた。で、「おかしいな」って思ってましたよ、俺なんか、ショーケンなんか格好いいのに。
田中裕二:うん。
太田光:ましてや、勝新太郎だってそうですよ。あんな破天荒なやつは…
田中裕二:うん。
「作品に罪はない」は本当か?
太田光:談志師匠なんか、最期、テレビなんか出れなかったじゃないですか。
田中裕二:うん。
太田光:俺はだから、談志師匠に言ったんですよ。「テレビに出れるようにしてください」って。「古典やれば出れるじゃないですか」って。
田中裕二:うん。
太田光:だけど、師匠は師匠で舞台ってものがあって、古典ってものと格闘してたから。
田中裕二:うん。
太田光:あのレベルの人の考えてることは分からないけれども。
田中裕二:うん。
太田光:ただ、俺はもったいないなって思った。
田中裕二:うん。
太田光:それは、日本の大衆が、あるいは日本のマスコミが立川談志ってものの凄さと、普通に放送できない倫理的な部分っていうものの…実は、立川談志師匠が普段枕で言うようなことはね、それは放送に乗せられないこといっぱい言うんです。
田中裕二:うん。
太田光:でも、実はそれ以上に、倫理的に罪深いネタっていうのは、古典の中でいくらでもあるんです。
田中裕二:いっぱいあるわけね。
太田光:それは芸術として、大衆は受け入れちゃうんですよ。
田中裕二:うん。
太田光:それは分からないから。そこが古典の凄さなんです。
田中裕二:うん。
太田光:よく、坂本龍一教授がね、「音楽に罪はない」って言うけど、私に言わせりゃ冗談じゃないですよ。
田中裕二:うん。
太田光:音楽に罪があるからこそ面白いんだよ。
田中裕二:うん。
太田光:不道徳に導く音楽なんか、いっぱいありますから。
田中裕二:うん。
太田光:で、太宰治が「あんなの作品に罪はない」って言えますか?罪だらけですよ、あんなものは。『人間失格』なんて。だから、そんな単純な話ではないんですよ、実は。
田中裕二:うん。
太田光:それはぜんじろうは色々言いたいこともあるんだろうけど、だとしたらそれはツイッターではないな。
田中裕二:そうね。
太田光:プロとしては、やっぱり自分の発言する場所で、そこを確保する競争をかつて俺たちはしてたよな。それでやっぱり、確保してカネもらって発言するべきだよ。
田中裕二:なるほど。
太田光:それが俺個人の考え方です。
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