爆笑問題・太田、L'Arc~en~Ciel『ポップジャム』途中退席事件の真相をついに明かす「NHKに対しての抗議の意味だった」
2019.02.06 (Wed)
2019年2月5日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週火 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、NHKの番組『ポップジャム』で、L'Arc~en~Cielが演奏を途中でやめた事件の真相について語っていた。
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太田光:あれ(L'Arc~en~Cielの『ポップジャム』途中退席事件)がもう、20年前だっていうわけ、『ポップジャム』なんだけどね。
田中裕二:うん。
太田光:それ、俺、思ったんだけど。あれから別にあのこと話してることもないけど。
田中裕二:うん。
太田光:誤解されてるところがいっぱいあって、あの話には。
田中裕二:うん。
太田光:実は、ラルクがキレたのは、俺にキレたんじゃないんだよ。
田中裕二:うん。
太田光:俺には何もキレてないし、俺たちにはむしろ「すみません」って。彼らの名誉のために言っておくけど、本当に真摯な態度で、「申し訳ありません」って帰って行って。
田中裕二:うん。
太田光:帰ってったのは帰ってったよね。
田中裕二:うん。
太田光:でも、事の顛末を全部言うと、実は…誤解がないように言うけど、あの頃『ポップジャム』っていうのは、それこそラルクとGLAYとLUNA SEAでもってたんですよ。
田中裕二:うん。
太田光:他に、モー娘。とかがデビューしたて。SPEEDがいて。あとはKiroroとか、当時の人気の人がいて。NHKホールで一日で撮るんですけど、三本撮りなんですね。
田中裕二:そうですね。
太田光:三本撮りなんで、それをバラバラに撮っていくっていうか。お客さんが…たとえばGLAYが出る時は、ほとんどがGLAYのファンなんです。で、埋め尽くされるわけです。
田中裕二:うん。
太田光:で、ラルクの日だったら、ほとんどがラルクのファン。
田中裕二:うん。
太田光:三本撮りなんで、ラルクは三曲歌ってもらうんですよ。だけど、それが続けて歌っちゃうと、あの頃の彼らのファンは、終わったと思うと帰っちゃうんです。
田中裕二:そういう人が結構いたんですよ。
太田光:NHKホールから出てっちゃうんです。そうすると、その後のKiroroは悲惨なことになっちゃう。
田中裕二:まぁ、他のね。
太田光:そういうことになるから、三本撮りなんで、ラルクの日は…GLAYの日もそうですけど、ラルクの日は、ラルクに最初歌ってもらって、中間に歌ってもらって、最後に歌ってもらう。そうすることで、お客さんがずっといてくれるって状態を保ってたわけですよね。
田中裕二:うん。
太田光:その中で、当時はビジュアル系が流行ってた。でも、L'Arc~en~Cielはそれを言われたくなかったんだね、当時。
田中裕二:うん。
太田光:だけど、俺らはまったく知らなかったの。
田中裕二:うん。
太田光:で、NHKサイドに、ラルクはそれを再三言ってたらしいんだけど、司会の俺らにそれが伝わってなかったんだよね。
田中裕二:うん。
太田光:で、ラルクが一曲終わって、その後のトークのコーナーがあって。そのトークのコーナーがどういう企画をやったかって言うと、ラルクのメンバーの顔写真をモーフィングみたいなのが当時流行ってて(笑)
田中裕二:うん。
太田光:髪型をモヒカンにしたり、かつらを用意してかぶらせて。坊さんにしてみたり(笑)
田中裕二:うん。
太田光:写真をいちいち見せて笑うってコーナーで(笑)
田中裕二:まず、なんだこの企画って(笑)
太田光:まずその企画をよくラルクが受けたなって(笑)「ビジュアル系って言わないで」って言ってるバンドにしては、よくその企画を受けたなっていうのはあるんだけど、あとから考えればね(笑)
田中裕二:うん。
太田光:その中で、坊さんの…あれはhydeだったかな。坊さんみたいな顔があってウケたんだよね。そのときに俺が、「新しいビジュアル系だね」って言って。その後、演奏やって。それに俺、全然気がついてないけど。
田中裕二:うん。
太田光:その時に誰かメンバーの一人が、ドラムセット蹴っ飛ばして出てったんだよね。
田中裕二:tetsuyaさんがね。
太田光:tetsuyaさんか。
田中裕二:蹴っ飛ばしたんじゃなくて、ベースをガーンッて感じで出てったから。俺はそれを見て「あれ?なんか怒ってるかな」って思ったの。でも、全く意味分からない、俺らからしてみればね。
太田光:うん。で、三本撮りだから大変なんです、てんてこ舞いで。衣装も三ポーズで、次の衣装着替えながらやるんだけど。
田中裕二:うん。
太田光:そしたら、プロデューサーが血相変えて俺らの楽屋来て。「すみません、ラルクさん怒っちゃってて」って。
田中裕二:うん。
太田光:「実はこちらのミスなんですけど、こちら側のミスなんですけど、ビジュアル系という言葉に非常に敏感になってます。もう演奏しないとおっしゃってるんです」って。
田中裕二:うん。
太田光:「本当にこちらのミスで、伝えてなかったことが申し訳なかったんですけど」「ええ?!」ってなって。
田中裕二:うん。
太田光:ただ、俺としては、ラルクに帰られちゃうと、Kiroroやモー娘。や他の人たちがこれから演奏するのに。最後、ラルクで引っ張ってるわけですよ。一曲歌って帰られちゃうと、他のアーティストに申し訳ないんだよ。
田中裕二:うん。
太田光:「なんとか引き止められないの?」って言ったら、「無理なんですよ」って。「それを舞台で説明してもらえませんか?」「ちょっと待ってくれ。それは周りにも失礼だから。俺が行くわ」って。
田中裕二:うん。
太田光:俺もその時は、ちょっと妙な自信があったんだよね。「俺が行けばなんとかなるだろ」って感じでラルクの楽屋行って。「ちょっとごめんね、俺、聞いてなかったんで、ビジュアル系って言葉出しちゃったんだけど、ほとんどお客は君たちのファンなんで、君たちにここで帰られると困るんだ」と。
田中裕二:うん。
太田光:「それはなんとか、俺に免じて…」って。俺はMCだからさ。
田中裕二:うん。
太田光:で、頭下げたわけですよ。他のメンバーはみんな「すみません」ってニコニコしてんだけど、リーダーのtetusyaっていうのが、「太田さんには何も責任もありません。ただ、僕はNHKとそういう約束なんで、ここは譲れないんです、すみません」って言うわけ。
田中裕二:うん。
太田光:俺は「それは分かる。でも、これは俺の番組なんだ。俺が顔なんだ、この番組の。俺が頭下げるから、それでなんとかしてくれ」って頼んだんだけど、彼の意思は強くて。
田中裕二:うん。
太田光:「爆笑問題さんには何のアレもありませんけど、今日のところは演奏できる状態ではないので」って、帰って行ったっていうのが本当の真相で。
田中裕二:うん。
太田光:要するに、彼らが俺らにキレて帰ったみたいなことになってるけど、実は全然そんなことはなくて。
田中裕二:そんなことはないですね。
太田光:NHKに対しての抗議の意味だったんだけど。その後、僕らは悲惨でしたっていうね(笑)
田中裕二:はっはっはっ(笑)
太田光:はっはっはっ(笑)その後、俺はブチギレて、その楽屋出て、「なんだ、アイツら!ふざけんなバカ野郎!お前らのファンじゃねぇか、全部!」みたいな。あの時、僕も若かったです(笑)NHKのスタッフに、「あんな奴ら二度と呼ぶなバカ野郎!俺が行って帰んのかよ」って、そういう感じになって(笑)
田中裕二:はっはっはっ(笑)まぁね(笑)
太田光:あの頃、お互いに若かったってことなんでしょう。
田中裕二:もう20年も前の話だからね。
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爆笑問題にキレたわけではなかった
太田光:あれ(L'Arc~en~Cielの『ポップジャム』途中退席事件)がもう、20年前だっていうわけ、『ポップジャム』なんだけどね。
田中裕二:うん。
太田光:それ、俺、思ったんだけど。あれから別にあのこと話してることもないけど。
田中裕二:うん。
太田光:誤解されてるところがいっぱいあって、あの話には。
田中裕二:うん。
太田光:実は、ラルクがキレたのは、俺にキレたんじゃないんだよ。
田中裕二:うん。
太田光:俺には何もキレてないし、俺たちにはむしろ「すみません」って。彼らの名誉のために言っておくけど、本当に真摯な態度で、「申し訳ありません」って帰って行って。
田中裕二:うん。
太田光:帰ってったのは帰ってったよね。
田中裕二:うん。
『ポップジャム』の収録方法について
太田光:でも、事の顛末を全部言うと、実は…誤解がないように言うけど、あの頃『ポップジャム』っていうのは、それこそラルクとGLAYとLUNA SEAでもってたんですよ。
田中裕二:うん。
太田光:他に、モー娘。とかがデビューしたて。SPEEDがいて。あとはKiroroとか、当時の人気の人がいて。NHKホールで一日で撮るんですけど、三本撮りなんですね。
田中裕二:そうですね。
太田光:三本撮りなんで、それをバラバラに撮っていくっていうか。お客さんが…たとえばGLAYが出る時は、ほとんどがGLAYのファンなんです。で、埋め尽くされるわけです。
田中裕二:うん。
太田光:で、ラルクの日だったら、ほとんどがラルクのファン。
田中裕二:うん。
太田光:三本撮りなんで、ラルクは三曲歌ってもらうんですよ。だけど、それが続けて歌っちゃうと、あの頃の彼らのファンは、終わったと思うと帰っちゃうんです。
田中裕二:そういう人が結構いたんですよ。
太田光:NHKホールから出てっちゃうんです。そうすると、その後のKiroroは悲惨なことになっちゃう。
田中裕二:まぁ、他のね。
太田光:そういうことになるから、三本撮りなんで、ラルクの日は…GLAYの日もそうですけど、ラルクの日は、ラルクに最初歌ってもらって、中間に歌ってもらって、最後に歌ってもらう。そうすることで、お客さんがずっといてくれるって状態を保ってたわけですよね。
田中裕二:うん。
太田光:その中で、当時はビジュアル系が流行ってた。でも、L'Arc~en~Cielはそれを言われたくなかったんだね、当時。
田中裕二:うん。
太田光:だけど、俺らはまったく知らなかったの。
田中裕二:うん。
太田光:で、NHKサイドに、ラルクはそれを再三言ってたらしいんだけど、司会の俺らにそれが伝わってなかったんだよね。
田中裕二:うん。
太田の「ビジュアル系」発言について
太田光:で、ラルクが一曲終わって、その後のトークのコーナーがあって。そのトークのコーナーがどういう企画をやったかって言うと、ラルクのメンバーの顔写真をモーフィングみたいなのが当時流行ってて(笑)
田中裕二:うん。
太田光:髪型をモヒカンにしたり、かつらを用意してかぶらせて。坊さんにしてみたり(笑)
田中裕二:うん。
太田光:写真をいちいち見せて笑うってコーナーで(笑)
田中裕二:まず、なんだこの企画って(笑)
太田光:まずその企画をよくラルクが受けたなって(笑)「ビジュアル系って言わないで」って言ってるバンドにしては、よくその企画を受けたなっていうのはあるんだけど、あとから考えればね(笑)
田中裕二:うん。
太田光:その中で、坊さんの…あれはhydeだったかな。坊さんみたいな顔があってウケたんだよね。そのときに俺が、「新しいビジュアル系だね」って言って。その後、演奏やって。それに俺、全然気がついてないけど。
田中裕二:うん。
太田光:その時に誰かメンバーの一人が、ドラムセット蹴っ飛ばして出てったんだよね。
田中裕二:tetsuyaさんがね。
太田光:tetsuyaさんか。
田中裕二:蹴っ飛ばしたんじゃなくて、ベースをガーンッて感じで出てったから。俺はそれを見て「あれ?なんか怒ってるかな」って思ったの。でも、全く意味分からない、俺らからしてみればね。
太田光:うん。で、三本撮りだから大変なんです、てんてこ舞いで。衣装も三ポーズで、次の衣装着替えながらやるんだけど。
田中裕二:うん。
太田の謝罪、聞き入れられず
太田光:そしたら、プロデューサーが血相変えて俺らの楽屋来て。「すみません、ラルクさん怒っちゃってて」って。
田中裕二:うん。
太田光:「実はこちらのミスなんですけど、こちら側のミスなんですけど、ビジュアル系という言葉に非常に敏感になってます。もう演奏しないとおっしゃってるんです」って。
田中裕二:うん。
太田光:「本当にこちらのミスで、伝えてなかったことが申し訳なかったんですけど」「ええ?!」ってなって。
田中裕二:うん。
太田光:ただ、俺としては、ラルクに帰られちゃうと、Kiroroやモー娘。や他の人たちがこれから演奏するのに。最後、ラルクで引っ張ってるわけですよ。一曲歌って帰られちゃうと、他のアーティストに申し訳ないんだよ。
田中裕二:うん。
太田光:「なんとか引き止められないの?」って言ったら、「無理なんですよ」って。「それを舞台で説明してもらえませんか?」「ちょっと待ってくれ。それは周りにも失礼だから。俺が行くわ」って。
田中裕二:うん。
太田光:俺もその時は、ちょっと妙な自信があったんだよね。「俺が行けばなんとかなるだろ」って感じでラルクの楽屋行って。「ちょっとごめんね、俺、聞いてなかったんで、ビジュアル系って言葉出しちゃったんだけど、ほとんどお客は君たちのファンなんで、君たちにここで帰られると困るんだ」と。
田中裕二:うん。
太田光:「それはなんとか、俺に免じて…」って。俺はMCだからさ。
田中裕二:うん。
太田光:で、頭下げたわけですよ。他のメンバーはみんな「すみません」ってニコニコしてんだけど、リーダーのtetusyaっていうのが、「太田さんには何も責任もありません。ただ、僕はNHKとそういう約束なんで、ここは譲れないんです、すみません」って言うわけ。
田中裕二:うん。
太田光:俺は「それは分かる。でも、これは俺の番組なんだ。俺が顔なんだ、この番組の。俺が頭下げるから、それでなんとかしてくれ」って頼んだんだけど、彼の意思は強くて。
田中裕二:うん。
太田光:「爆笑問題さんには何のアレもありませんけど、今日のところは演奏できる状態ではないので」って、帰って行ったっていうのが本当の真相で。
田中裕二:うん。
太田光:要するに、彼らが俺らにキレて帰ったみたいなことになってるけど、実は全然そんなことはなくて。
田中裕二:そんなことはないですね。
太田ブチギレ
太田光:NHKに対しての抗議の意味だったんだけど。その後、僕らは悲惨でしたっていうね(笑)
田中裕二:はっはっはっ(笑)
太田光:はっはっはっ(笑)その後、俺はブチギレて、その楽屋出て、「なんだ、アイツら!ふざけんなバカ野郎!お前らのファンじゃねぇか、全部!」みたいな。あの時、僕も若かったです(笑)NHKのスタッフに、「あんな奴ら二度と呼ぶなバカ野郎!俺が行って帰んのかよ」って、そういう感じになって(笑)
田中裕二:はっはっはっ(笑)まぁね(笑)
太田光:あの頃、お互いに若かったってことなんでしょう。
田中裕二:もう20年も前の話だからね。
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