TOP ≫ 伊集院光 深夜の馬鹿力 ≫ 伊集院光、黒澤明が『椿三十郎』で撮り直しを繰り返したことについて語った中野昭慶のエピソードに驚く「一番下っ端の助監督が…」
伊集院光、黒澤明が『椿三十郎』で撮り直しを繰り返したことについて語った中野昭慶のエピソードに驚く「一番下っ端の助監督が…」
2019.01.29 (Tue)
2019年1月28日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、黒澤明監督が『椿三十郎』で撮り直しを繰り返したことについて語った中野昭慶のエピソードに驚いたと語っていた。
椿三十郎


伊集院光:昼間の番組に来たさ、特撮監督の中野昭慶さんの話が面白くてさ。元々は、普通に映画会社入って。黒澤明監督の『椿三十郎』とかの助監かなんか入ってて。その時の話がおかしくて。
黒澤明ですよ。あの黒澤明が…『椿三十郎』見た人は分かるんだけど、わりと印象的なシーンで。小さな川っていうか、溝を椿の花がいっぱい流れてくるっていうシーンがあんだけど。
椿の花びらがいっぱい流れて来るっていうそのシーン、すげぇNGが出るんだって。何回流しても、NGがずっと出てて。でも、「分かりました」って、次から次やってんだけど。
その新人の頃の中野さんが、「何がダメなんですか?」っつって(笑)「何がダメなんですか?」って言って、周りは「うわぁ、コイツ、バカじゃねぇか?」って思ったら、その世界の黒澤が…黒澤がダメって言ったらダメじゃん、普通。理由なんかないじゃん。ましてや、一番下っ端の助監督が訊くっていう。
「なんか、軽いっていうか、重みが足んないかっていう感じなんだよね」って普通に言われて(笑)それをこう解決するみたいな。
それ、最初は椿の花でやってたのが、「それじゃない」ってなって、今度は作り物の椿の花作ってやってたのが、「やっぱり、じゃあ…」ってなって。
近所の花屋のおばさんに、「椿の花で、こういうシーンを撮ってるんだけど、どうしたらいいかな?」って言ったら、「椿の花そっくりなこういう花があるけど、それだったらいいんじゃない?」みたいな話になり。で、それを花の市場まで行って買ってきて大成功、みたいな話とか。
爆笑問題・太田、小室哲哉の不倫報道・引退と週刊文春への批判で黒澤明の映画『醜聞』を思い出すと語る「あの映画は先見の明があった」
町山智浩×春日太一「東映などの映画会社と闇社会の結びつき」
米林宏昌監督、宮崎駿からスタジオジブリ時代に「真っ赤な顔で激怒された」過去を語る「雨が降ってきて、天窓を閉めたら…」
椿三十郎
伊集院光:昼間の番組に来たさ、特撮監督の中野昭慶さんの話が面白くてさ。元々は、普通に映画会社入って。黒澤明監督の『椿三十郎』とかの助監かなんか入ってて。その時の話がおかしくて。
黒澤明ですよ。あの黒澤明が…『椿三十郎』見た人は分かるんだけど、わりと印象的なシーンで。小さな川っていうか、溝を椿の花がいっぱい流れてくるっていうシーンがあんだけど。
椿の花びらがいっぱい流れて来るっていうそのシーン、すげぇNGが出るんだって。何回流しても、NGがずっと出てて。でも、「分かりました」って、次から次やってんだけど。
その新人の頃の中野さんが、「何がダメなんですか?」っつって(笑)「何がダメなんですか?」って言って、周りは「うわぁ、コイツ、バカじゃねぇか?」って思ったら、その世界の黒澤が…黒澤がダメって言ったらダメじゃん、普通。理由なんかないじゃん。ましてや、一番下っ端の助監督が訊くっていう。
「なんか、軽いっていうか、重みが足んないかっていう感じなんだよね」って普通に言われて(笑)それをこう解決するみたいな。
それ、最初は椿の花でやってたのが、「それじゃない」ってなって、今度は作り物の椿の花作ってやってたのが、「やっぱり、じゃあ…」ってなって。
近所の花屋のおばさんに、「椿の花で、こういうシーンを撮ってるんだけど、どうしたらいいかな?」って言ったら、「椿の花そっくりなこういう花があるけど、それだったらいいんじゃない?」みたいな話になり。で、それを花の市場まで行って買ってきて大成功、みたいな話とか。
関連記事
爆笑問題・太田、小室哲哉の不倫報道・引退と週刊文春への批判で黒澤明の映画『醜聞』を思い出すと語る「あの映画は先見の明があった」
町山智浩×春日太一「東映などの映画会社と闇社会の結びつき」
米林宏昌監督、宮崎駿からスタジオジブリ時代に「真っ赤な顔で激怒された」過去を語る「雨が降ってきて、天窓を閉めたら…」
同番組の過去記事
| トップページへ |