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2018年12月10日放送のニッポン放送系のラジオ番組『ビートたけしのオールナイトニッポンPremium』にて、ビートたけしが、NHK大河ドラマ『いだてん』でディレクターに「お客の笑い顔を撮るため、ネタをやってください」と急に注文されたと明かしていた。



高田文夫：本を書いている間に、大河ドラマやってるって噂は聞いてますよ。大河、『いだてん 東京オリムピック噺』。

ビートたけし：虎が出て来て(笑)

高田文夫：タイガードラマじゃないんだよ(笑)『いだてん』。

ビートたけし：『いだてん』、官九郎だよ。

高田文夫：宮藤官九郎。

ビートたけし：官九郎がやってんだけど、アイツに会ったことないんだよ。

高田文夫：会ってないの？

ビートたけし：俺は、『アンビリバボー』と同じでね、志ん生さんの役で。寄席で「さて、韋駄天はどうなったでしょうか？」ってね。

高田文夫：ああ、そういうのか。

ビートたけし：「この後、意外な結果が待っています、アンビリバボー」って言っちゃって怒られちゃって。

高田文夫：あの役で、筋をちょっと説明するだけなんだ？
ビートたけし：ところがね、散々ね、「韋駄天、金栗四三は、やっと大会に出まして。しかしこれがまた大変で」なんて言うんだよ。そしたら、ディレクターが来て、「お客の笑い顔を撮りたいんで、ネタをやってください」とか。

高田文夫：客の笑い顔が欲しい、と。

ビートたけし：「なんだい？ネタって」「普段やってるネタを…」「普段、俺、漫才師だよ」って言ったら、「落語もできるでしょ」「できるけど…」「笑い顔が欲しいんで」って。

高田文夫：客の笑い顔を。

ビートたけし：しょうがねぇから、下ネタばっかし。客、ゲラゲラ笑ってんだよ。

高田文夫：客の顔だけ撮ってるから。

ビートたけし：「先生、早漏になっちゃいまして」「中国で買ったこの薬を塗りなさい…どうしました？」「塗ってる内に出ちゃいました」って、そういうネタばっかりやってたんだよ。

高田文夫：そういうネタ、羅列して(笑)

ビートたけし：みんな、ドカドカ笑ってたんだよ。「すみません、どうも前からとったネタと動きが合わないんで」「バカ野郎、そのネタで笑うわけねぇだろ」って。

高田文夫：そりゃそうだよね(笑)

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